湾岸(お台場・有明)に泊まる|イベントの朝は会場のそば、夜は海と橋の明かり

東京の宿を、海のそばにとる。

東京ビッグサイトのイベントに行く人なら、朝、会場まで歩いて行ける。お台場で遊びたい人なら、夜の海辺から宿まで、すぐ帰れる。湾岸は、そのどちらにも合う地区です。

ここに書いたことは、鉄道・バス会社や施設、東京都の案内をもとにした、旅の準備の手がかりです(2026年10月時点)。時刻・料金・営業時間は変わることがあるので、出かける前に、記事の終わりにある公式の案内で確かめてください。

海辺の3つの街を、ゆりかもめがつなぐ

この記事の「湾岸」は、東京湾に面したお台場・有明・豊洲のあたりです。ディズニーのある舞浜も東京湾のそばですが、そちらは千葉県。この記事には入れていません。

3つの街をつないでいるのが、新交通「ゆりかもめ」。新橋を出て、海を渡り、お台場、有明を通って、豊洲まで走ります。全部で16駅です。

  • お台場 海浜公園と砂浜、大きな商業施設。ゆりかもめの「台場」駅、りんかい線の「東京テレポート」駅
  • 有明 東京ビッグサイトのある街。ゆりかもめの「東京ビッグサイト」駅、りんかい線の「国際展示場」駅
  • 豊洲 チームラボプラネッツと豊洲市場。ゆりかもめの「新豊洲」駅、東京メトロ有楽町線にも乗り換えられる「豊洲」駅

イベントの朝を身軽にしたいなら有明、夜の海辺を楽しみたいならお台場、豊洲市場やチームラボ、都心への地下鉄を使いたいなら豊洲が向いています。

もう1本の足が、りんかい線です。お台場と有明の下を走り、JR埼京線と直通しているので、新宿から乗り換えなしで東京テレポートまで来られます(約25分)。

お台場の島は、もとは1850年代に、江戸幕府が海からの守りのために造ったもの。いまは、その海辺で、人が遊んでいます。

イベントの朝 ― 会場が、すぐそこ

東京ビッグサイトの最寄りは2つ。ゆりかもめの東京ビッグサイト駅から歩いて約3分、りんかい線の国際展示場駅から歩いて約7分です。

有明なら、宿によっては会場まで歩いて行けます。お台場や豊洲に泊まっても、ゆりかもめに少し乗るだけです。混んだ電車で都心から長く揺られることなく、イベントの朝を始められます。

東西南の3つの棟に16のホールがある、日本でいちばん大きな展示会場です。地上58mに浮かぶような、逆三角形の会議棟が目印。

スーツケースは、宿に置いて行く

会場にもコインロッカーはありますが、いちばん大きいものでも高さ84cm・幅36cm(1日700円)。当日の荷物預かりは3辺の合計120cmまで(1個500円)です。

大きなスーツケースは、宿に置いてから会場へ。湾岸に泊まる、いちばん実用的な理由かもしれません。

会場で買った物が増えたら、会議棟2階のビジター&ビジネスセンターから宅配で送れます(送料は受け取る側の払い=着払いだけ)。

大きなイベントの日は、時間に余裕を

イベントのある日には、ゆりかもめが列車を増やした「臨時ダイヤ」で走ることがあります。それでも、混み具合によっては、乗るまでに時間がかかることもあります。歩いて行ける宿なら、その待ち時間はありません。

夕方から ― 海と橋の明かり

湾岸に泊まる楽しみは、夜にあります。

レインボーブリッジは、日が沈んでから約30分後に明かりがともり、夜12時まで光っています。塔の色は、4〜10月は白、11〜3月はあたたかみのある白。

東京アクアシンフォニーは、2026年3月に始まった、お台場海浜公園の噴水のショーです。海の上に、高さは最大150m、幅250mの噴水が上がります。

  • 午後3時から夜9時半ごろまでに、1日10回。1回は約10分
  • 無料で、予約も要りません
  • ゆりかもめの台場駅から歩いて約3分

風が強い日は中止になり、風向きによっては、噴水の霧が見ている所までかかることもあります。上演の時間は、イベントや天気で変わることが多いので、行く日に公式サイトで確かめてください。

見る場所は、自由の女神像の近くの展望デッキが人気です。デッキからは、レインボーブリッジ、東京タワー、高層ビル、そして江戸時代の台場の島まで見渡せます。

ショーのあとは、ダイバーシティ東京 プラザで夕食を。飲食のお店は、原則として夜10時まで開いています(店によって違います)。

そして、ここからが泊まる人だけの時間です。お台場の宿なら、夜の海辺から宿まですぐ。最後の電車を気にせず、橋の明かりが消える12時まで、海のそばにいられます。有明や豊洲の宿なら、帰りのゆりかもめの時刻だけ確かめておきましょう。

砂浜と、夜の散歩道

お台場海浜公園には、約800mの砂浜があります。伊豆諸島の神津島から運んだ白い砂の、人工の浜です。公園は一年中開いていますが、泳ぐことはできません。

有明側には、台場から青海、有明へと続くシンボルプロムナード公園。夜景のきれいな散歩道です。国際展示場駅を出たすぐ前が、その「石と光の広場」です。

もっと高い所から見たいなら、テレコムセンタービルの21階の展望台(地上99m)へ。テレコムセンター駅とつながっています。

ゆりかもめで、橋を渡る

レインボーブリッジは、高速道路と一般の道路、そしてゆりかもめが一緒に通る橋です。つまり、ゆりかもめに乗れば、橋を渡れます。

ゆりかもめの窓からは、高層ビル、東京タワー、レインボーブリッジ、港が見えます。昼は東京湾が広く開け、夜はきらめく夜景に変わります。

都心へ出かける日の行き帰りが、そのまま湾岸の景色を見る時間になります。

乗り方はかんたんです。 ゆりかもめは全16駅で、主なクレジットカードなどのタッチ決済で改札を通れます。前もっての登録は要りません。同じカードで1日に820円を超えた分は割り引かれるので、何度乗っても、その日は820円まで。

(1枚のカードは1人で使います。タッチ決済には子どもの運賃が無いので、家族ならSuica・PASMOなどの交通系ICカードも使えます。)

りんかい線にも、車窓の見どころが1つ。ほとんど地下を走りますが、国際展示場から先で地上に出ます。新木場行きに乗ると、東雲〜新木場の約3分間、進行方向の左に東京スカイツリー、右に東京ゲートブリッジが見えます。

朝の豊洲

朝が早い人には、豊洲があります。

チームラボプラネッツは朝8時から夜10時まで(最後の入館は閉館の1時間前)。新豊洲駅の北口から歩いて1分です。チケットは現地で売っていないので、先に用意しておきます。

豊洲市場は、朝5時から午後3時まで見学の人が入れます。日曜・祝日のほかにも休みの日があるので、行く日が開いているか、市場のカレンダーで確かめてください。

夕方は、豊洲の海辺から夕日を、夜はレインボーブリッジを。朝から夜まで、湾岸の中だけで1日が埋まります。お台場だけでも、まる1日あけておいていいくらいです。

雨の日は、屋内の遊び場へ。東京ジョイポリス、レゴランド・ディスカバリー・センター東京、日本科学未来館などが、お台場にあります。

空港から着く日、空港へ向かう日

湾岸には、空港からのリムジンバスがあります。ただ、羽田と成田で、便の形がずいぶん違います。

羽田空港

  • 運賃は大人1,000円。東京ビッグサイトまで、30〜50分ほど
  • ビッグサイトに止まる便は、夕方まで
  • 夜遅くは、有明ガーデン・豊洲駅へ行く便が、第3ターミナル22時25分発まで。この便はビッグサイトには行かないので、乗る前に行き先を確かめて
  • 空港へ向かう日、ビッグサイトから乗れるのは午後の便。朝早い飛行機なら、豊洲駅から朝5時台の便があります

成田空港

  • 運賃は大人3,100円。有明・台場のホテル前と豊洲駅に止まります(「東京ビッグサイト」という停留所はありません)
  • 湾岸へ行く便は1日5便で、成田を出る最後は夜7時前
  • 豊洲駅まで約1時間10分、有明まで約1時間半、台場まで約1時間45分
  • 空港へ向かう便も1日5便で、豊洲駅を出る最後は夕方4時ごろ

夜に成田に着くなら、電車です。成田エクスプレスで東京駅へ、JRで新橋へ出て、ゆりかもめに乗り換えます(新橋まで乗り換えの時間を除いて約68分)。

羽田から電車なら、京急で新橋へ出てゆりかもめに乗るか、東京モノレールで天王洲アイルへ出て、りんかい線に乗り換えます。

都心で遊んだ夜の帰り道

都心で遊んで湾岸に帰る夜は、乗る線で最後の電車の形が違います。

新宿・渋谷・池袋から(りんかい線) 乗り換えなしの直通は、平日は新宿を23時すぎに出る電車が最後。そのあとも大崎で乗り換えれば、平日は0時すぎまで湾岸に帰れます。土日・祝日に乗るなら、その日の時刻表で確かめてください。

銀座・東京駅から(ゆりかもめ) 新橋から豊洲まで行く最後は23時50分発。そのあと0時20分発までの3本は有明行きで、台場・東京ビッグサイト・有明までは行きますが、豊洲側(市場前・新豊洲・豊洲)へは行きません。

豊洲に泊まるなら、東京メトロ有楽町線でも帰れます。宿の最寄り駅がどの線か、先に1つ覚えておくと、夜の帰り道を選びやすくなります。

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イベントの朝は、会場まで歩いて。夜は、海のそばで噴水と橋の明かりを見て、そのまま宿へ。

都心の真ん中ではないけれど、そのぶん、海がそばにある。それが湾岸に泊まる東京です。

参考にした公式情報(30件)