時刻・料金・決まりは、2026年10月時点の、鉄道会社・バス会社・空港・東京都・観光庁の公式の案内をもとにしています。変わることがあるので、乗る日・泊まる日の分は、記事の終わりにある公式の案内で確かめてください。
東京の宿を探しはじめると、新宿、渋谷、浅草、銀座と、地区の名前がいくつも出てきます。どこも楽しそうで、比べるほど決められなくなる。
この記事は、そこで迷った人のための記事です。説明は短く、先に答えを言います。
先に答え ― 私たちのズバリはコレ!
初めての東京なら、東京駅のそば。駅の東の、八重洲・日本橋の側に泊まります。
決め手は、遊ぶ街ではなく、出入りする駅です。東京に着く日、新幹線で次の町へ出る朝、空港へ帰る日。旅のいちばん荷物の重い3日が、どれも東京駅から始まります。
- 着く日 → 成田からは成田エクスプレス(N’EX)が、乗り換えなしで東京駅へ。羽田からは電車・モノレールで約30分
- 次の町へ出る朝 → 京都・大阪へ行く東海道新幹線も、金沢・仙台へ行く新幹線も、東京駅から
- 帰る日 → 成田へのN’EXも、予約のいらない空港バスも、東京駅から
夜は、銀座まで歩いて約15分です。
根拠はこう ― 3日が、1つの駅でつながる
東京に3泊して、京都・大阪へ。最後はまた東京から空港へ。いちばんよくある形で、3つの日を順に見ます。
着く日 ― 成田からは乗り換えなし、羽田からは約30分
成田からは、N’EXが東京駅に止まります(最速53分)。ただし、成田からの夜の便には、走らない日があります。乗る日の時刻表で確かめておきます。
夜遅く成田に着いた日は、空港バス「TYO-NRT」があります。最後の便は、第3ターミナルを23時20分、第2ターミナルを23時25分、第1ターミナルを23時30分に出て、東京駅に0時38分に着きます。ターミナルごとに時刻が違います。予約はなく、席は自由ですが、席の数は決まっていて、満席なら次の便になります(最後の便なら、次はありません)。この時間の便は深夜運賃3,000円で、車内で現金か交通系ICカードで払います(クレジットカードは使えません)。東京駅で降りるのは、日本橋口です。
羽田からは、電車・モノレールで東京駅まで約30分です。京急なら、品川でJRに乗り換えます。
着いた日の夜に、宿の駅で迷わないこと。旅の最初の夜には、それがいちばん効きます。
次の町へ出る朝 ― 新幹線は、東京駅から
京都・大阪へ行く東海道新幹線は、東京駅の14〜19番線。八重洲の側です。八重洲中央北口と八重洲中央南口には、東海道・山陽新幹線専用の改札もあります。
金沢・仙台へ行く東北・北陸新幹線は、20〜23番線です。
宿が東京駅のそばなら、朝いちばんの列車にも乗りやすくなります。たとえば、2026年10月の平日の時刻表では、6時00分の「のぞみ」が京都に8時08分に着きます。朝ごはんは駅弁を選んで、新幹線の中で。
新幹線の切符を区間ごとに買うか、JRパスにするかは、「JRパスは買う?」で。
帰る日 ― 空港へも、同じ駅から
大阪から成田へ帰る日も、新幹線を降りるのは東京駅です。最後の晩をもう一度東京に泊まるなら、同じ東京駅のそばにしておけば、空港へは同じ駅から出られます。
- 成田へ → N’EXは、東京駅から平日は朝6時18分から出ます。空港バス「TYO-NRT」は、八重洲南口の改札を出た先の7番と8番の乗り場から、朝5時から夜7時30分まで。予約はいらず、片道1,500円です。現金かクレジットカードで払うなら、乗る前に「JR高速バスきっぷ売り場」で乗車券を買います。交通系ICカードなら、車内で払えます。朝5時から6時に出る便は、売り場が開く前なので、払い方を前もってバスの公式で確かめておきます
- 羽田へ → 電車・モノレールで約30分。日本橋の側の宿なら、都営浅草線の日本橋駅から、羽田へ向かう京急と直通運転する電車もあります。行き先は、乗る前に確かめておきます
空港へのバスは、八重洲の側から出ます。東海道新幹線の専用の改札も、八重洲の側です。だから、東京駅の西の丸の内側よりも、東の八重洲・日本橋の側をすすめます。
改札の名前や、荷物を預けられる所は、「東京駅・銀座・日本橋に泊まる」にまとめました。
予約するときは、3つだけ見る
地区が決まったら、宿を選んで予約します。そのとき見るのは、この3つだけです。
- 取り消しの期限 ― キャンセル料が何日前からかかるかは、宿ごとに違います。当日の昼まで無料の宿もあれば、7日前からかかる宿もあります。予約サイトから取るなら、そのサイトの画面の条件も。取り消せない条件の部屋もあるので、申し込みを終える前に一度見ておきます
- 最後に払う金額 ― 予約サイトの一覧に出る値段には、税やサービス料が入っていないことがあります。申し込みの最後の画面で、合計がいくらかを見ます。東京都の宿泊税は、旅行代金とは別に、宿のフロントで払う場合があります
- 人数の条件 ― 部屋ごとに、泊まれる人数が決まっています。大人と子どもの人数と年齢を入れて探し、その部屋とプランの定員に収まるかを見ます。子どもの添い寝ができるか、料金がかかるかも、宿とプランごとに違います
東京都の宿泊施設全体の客室稼働率は75.3%で、全国でいちばん高い数字でした(観光庁、2026年7月の速報値)。泊まる地区が決まったら、取り消しの期限を見たうえで、早めに取っておきます。
宿泊税やキャンセル料のくわしい話は、「宿のお金」で。
次点はこれ ― 東京だけで帰るなら、新宿
新幹線で次の町へ出ず、東京だけで帰るなら、新宿です。
新宿駅にも、成田からのN’EXが止まります。羽田からは電車・モノレールで約50分。空港バスなら、羽田から新宿駅西口まで約35分です。
羽田に夜遅く着く人には、新宿が合います。電車が終わったあとも、羽田の第3ターミナルから新宿駅西口へ、0時20分から2時20分まで深夜バスが4本出ています(2,800円)。
新宿駅は、山手線の駅です。駅の南には、高速バスのターミナル「バスタ新宿」があり、JRの新南改札とつながっています。
ただ、新幹線に乗るのは東京駅です。京都・大阪へ行く日は、中央線快速で東京駅まで14分かけて出ます。改札と出口がたくさんある大きな駅なので、宿に近い改札の名前を、英語のつづりまでメモしておきます。
くわしくは、「新宿に泊まる」で。
ほかの地区にしたほうがいい人
- 成田からスカイライナーで乗り換えなしにしたい → 上野
- アニメ・マンガが目当て → 池袋・秋葉原
- 東京ビッグサイトに行く日がある → 湾岸(お台場・有明)
- ディズニーの日がある → ディズニーのある舞浜は千葉県浦安市。その夜だけ浦安に、という分け方もあります
地区を自分で比べて選びたい人は、「初めての東京、どの地区に泊まるか」で。
出発前に、これだけ
- 東京に泊まったあと、新幹線で次の町へ出るかを見た。出るなら東京駅の八重洲・日本橋の側、東京だけなら新宿
- 着く空港と時刻を見た。成田に夜遅く着くなら、東京駅行きの空港バスの最後の便
- 宿の予約の画面で、取り消しの期限・最後に払う金額・人数の条件の3つを見た
- 帰る日の空港(成田か羽田か)と、宿から乗る駅を決めた
もっとくわしく
- 東京駅の改札と、荷物を預ける所 → 「東京駅・銀座・日本橋に泊まる」
- 空港から市内まで、電車かバスか車か → 「空港から市内まで、何で行く?」
- 空港から東京へ、どの電車に乗るか → 「空港から市内へ、電車で」
- 東京から京都へ、スーツケースを先に送る → 「荷物を宿から宿へ送る」
迷ったら、旅の3日を並べます。着く日、次の町へ出る朝、帰る日。その3日が同じ駅から始まる所に泊まれば、重い荷物を持って迷う日がなくなります。