2026年10月24日時点の、鉄道会社・銀行・施設の公式の案内と法令をもとにしています。2026-27年の分がまだ発表されていないものは「前年は」と書きました。発表されたら、このページを直します。
大晦日の夜、日本のお寺では鐘が鳴ります。京都の知恩院では、2026年12月31日の夜10時20分から、17人のお坊さんが綱を引いて大きな鐘をつきます。年が明けると、神社やお寺へ新年のお参り(初詣)に出かける人のために、鉄道会社は夜の電車や三が日の電車を増やします(前年)。
その数日、日本の人も休みに入ります。国の役所や銀行の窓口、いくつかの美術館やお城は閉まります。けれど、全部が閉まるわけではありません。
先に答え ― 全部は閉まらない。気をつけるのは3つ
閉まるもの: 国の役所(12月29日〜1月3日)、銀行の窓口(12月31日〜1月3日)、美術館・博物館・お城の一部(施設ごとに数日)、百貨店(元日。店によっては2日も。2027年の発表を確かめられたのは、いまのところ髙島屋だけ。阪急阪神・大丸松坂屋・西武そごうも前年は元日が休み)。
動いているもの: 電車(休日の時刻表で)、コンビニにあるセブン銀行のATM、東京ディズニーリゾート(12月31日も元日も朝9時〜夜9時)、東京スカイツリー。
気をつけるのは3つです。
- 大晦日の夜は、終電のあとも走る線と、止まる線に分かれます。 東京のJRの6つの線は、終電のあとも臨時の電車が走ります(2026-27年の発表。山手線は朝4時50分ごろまで)。地下鉄は前年、東京の都営地下鉄も、大阪と京都の地下鉄も、終電で止まりました。
- 12月25日〜1月5日は、新幹線「のぞみ」に自由席がありません。 東京〜博多の全部の「のぞみ」が、指定席だけになります。
- 11月に申し込むものがあります。 USJの年越しの入場券は11月4日の夜から一般販売(先行販売はもう始まっています)、スカイツリーの初日の出は11月5日〜26日の抽選です。→ 年末年始に、11月のうちに押さえるもの
2026-27年の暦 ― 元日は金曜日
2027年の元日(1月1日)は金曜日です。そのため、銀行の窓口は12月31日(木)から1月3日(日)まで、4日続けて休みになります。銀行の休日は法令(銀行法施行令)で、12月31日〜1月3日と決まっています。窓口が開くのは12月28日(月)〜30日(水)と、1月4日(月)からです。
国の役所の休みは、12月29日(火)〜1月3日(日)です(行政機関の休日に関する法律)。旅行者が役所に行くことはあまりありませんが、1月4日(月)から開くことは覚えておくと便利です。
日付ごとに ― 12月25日から1月5日まで
左が「閉まる・止まる」、右が「開く・動く・知っておくこと」です。★の行は、まだ2026-27年の発表がなく、前年の様子です。
| 日付 | 閉まる・止まる | 開く・動く・知っておくこと |
|---|---|---|
| 12月25日(金) | 「のぞみ」の自由席がなくなる(1月5日まで)。名古屋から高山・松本・長野へ行く特急「ひだ」「しなの」も指定席だけ(1月5日まで) | |
| 12月26日(土) | 東京国立博物館(上野)が休館(31日まで)。二条城(京都)の二の丸御殿の中が見られない(28日まで) | ディズニーは両パークとも9時〜21時(1月2日まで同じ)。スカイツリーは9時〜22時 |
| 12月27日(日) | ★前年は、この日が新幹線の下り(東京から西へ)の予約のピーク | |
| 12月28日(月) | 京都国立博物館と国立西洋美術館(上野)が休館(1月1日まで)。京都御所と皇居の参観が休み(1月4日まで) | 銀行の窓口が開く最後の3日(30日まで) |
| 12月29日(火) | 二条城がお休み(31日まで)。国の役所が休み(1月3日まで) | コミケ109(31日まで・東京の有明) |
| 12月30日(水) | JR東日本は1月3日まで休日の時刻表 | |
| 12月31日(木) 大晦日 | 銀行の窓口が休み(1月3日まで)。USJはふつうの入場券だと17時まで(17時〜19時は閉園) | ディズニーは21時まで(年越しの営業はありません)。夜は、USJの年越し(19時〜・専用の入場券)、知恩院の除夜の鐘(22時20分〜。★前年は事前の申し込みが必要で、当日の申し込みはできませんでした)。東京のJRの6つの線は、終電のあとも臨時の電車 |
| 1月1日(金) 元日 | 髙島屋はほとんどの店が休み。★阪急阪神・大丸松坂屋・西武そごうも、前年は元日が休み。二条城の二の丸御殿の中が見られない(3日まで) | 東京国立博物館は12時〜20時に開く。スカイツリーは初日の出の特別営業(5時30分〜、抽選で当たった人)のあと、8時からふつうの営業 |
| 1月2日(土) | 髙島屋はほとんどの店が休み。★阪急うめだ本店・阪神梅田本店なども、2025年からの方針で休み | ★前年は、皇居で新年の一般参賀(1月2日) |
| 1月3日(日) | ★前年は、この日が新幹線の上り(西から東京へ)の予約のピーク | |
| 1月4日(月) | 銀行の窓口と国の役所が開く。二条城の二の丸御殿が見られる(12月26日〜1月5日のあいだで、決まりから数えると この日だけ) | |
| 1月5日(火) | 年末年始の「のぞみ」の指定席だけの期間の最後の日(1月9日〜11日の3連休も、また指定席だけになります)。京都御所の参観が再開(決まりから数えた日) |
閉まる場所 ― 美術館とお城は、施設ごとにばらばら
いちばん迷うのが、美術館・博物館とお城です。休みの日が、施設ごとに違います。
- 東京国立博物館(上野): 12月26日〜31日が休館。元日は昼12時〜夜8時に開きます。
- 国立西洋美術館(上野): 12月28日〜1月1日が休み。★2027年1月12日からは、工事のため常設展が長く休みになる予定です(3月19日まで)。
- 京都国立博物館: 12月28日〜1月1日が休館。
- 二条城(京都): 12月29日〜31日はお城ごとお休み。二の丸御殿の中は、12月26日〜28日と1月1日〜3日も見られません。二の丸御殿は1月の火曜日も休みです。
- 京都御所と皇居の参観: 12月28日〜1月4日は休み。
- ★三鷹の森ジブリ美術館: 2024-25年の冬は、12月27日〜1月2日が休館でした。2026-27年の発表はまだです。
上野で美術館を回る予定なら、12月26日〜1月1日は外して、1月2日以降にすると、東京国立博物館も国立西洋美術館も開いています。ただし、どちらもふだんは月曜日が休みなので、1月4日(月)は休みです。西洋美術館の常設展は1月11日まで。
百貨店 ― 元日はほぼ休み。2日も休む店がある
日本の大きな百貨店は、元日を休みにしている店が多く、2日も休む会社が増えています。
- 髙島屋: 2027年1月1日と2日は、ほとんどの店が休みです(日本橋・新宿・大阪・京都など)。横浜店の2日は「検討中」、博多リバレインモールは2日も営業します。
- 阪急阪神百貨店: 2025年の年始から、阪急うめだ本店・阪神梅田本店などの店で、1月1日と2日を休みにすると決めています(会社の方針)。
- ★大丸・松坂屋: 2025年は、大丸東京店・大丸心斎橋店・大丸京都店・松坂屋上野店など15の店で、1月1日・2日を休むと決めていました。
- ★西武・そごう: 2026年は全10店が元日を休み、1月2日から初売りでした。
西武・そごうは、2026年は元日を休み、1月2日から初売り(新年最初の売り出し)を始めました。元日に買い物の予定を入れるなら、百貨店ではなく、ほかの場所を探すほうが確実です。
お金 ― 窓口は4日休み。ATMは動く
銀行の窓口は12月31日〜1月3日が休みです。ただし、現金を下ろすATMは動いています。
- セブン銀行のATM(セブン-イレブンなどにあるATM): セブン銀行は、年末年始も「ATMは通常通り稼働」と案内しています。海外のカードは、Visa と Mastercard なら24時間、銀聯・アメックス・JCB・Discover・ダイナースは深夜0時の前後の10〜20分ほど使えません(たとえば銀聯・JCB・Discover は23時50分〜0時10分)。1回に下ろせるのは10万円までです(カードの磁気ストライプで下ろすときは3万円まで)。
- ゆうちょ銀行のATM(郵便局などにあるATM): 海外のカードで下ろせるのは、12月31日と1月1日〜3日は朝7時〜夜9時です。1回5万円まで。アメックスとダイナースは使えません。★前年は、1月1日〜4日に動いていたのは「ホリデーサービス」をしているATMだけで、置いてある建物が休みなら使えないことがある、と案内されていました。また、12月31日の夜9時から元日の朝7時まで、郵便局などのゆうちょATMが止まりました(ファミリーマートなどにある小型のATMは除く)。
現金は、ATMで下ろすつもりでいれば、銀行の窓口が休みでも困りません。下ろし方は、こちらに書きました。→ コンビニのATMで日本円を下ろす/どれくらい持っていくかは → 日本旅行に、現金はいくら要る?
電車 ― 走っている。ただし休日の時刻表
年末年始も電車は走っています。ただ、この数日は土曜・休日の時刻表で走る会社が多くあります。JR東日本は12月30日〜1月3日が休日の時刻表です(2026-27年の発表)。前年は、都営地下鉄・大阪と京都の地下鉄・京王・近鉄なども、年末年始を土曜・休日の時刻表で走らせました(期間は会社ごとに違います)。乗る前に、その日の時刻で調べてください。
新幹線で大きく変わるのは「のぞみ」です。12月25日〜1月5日は、東京〜博多の全部の「のぞみ」が指定席だけになり、自由席の切符では座れません。「ひかり」「こだま」には自由席がありますが、JR東海自身が「例年大変混雑」と案内しています。座って移動したい日は、指定席をとってください。指定席は、乗る日の1か月前(前の月の同じ日)の朝10時から売り出されます。→ 年末年始に、11月のうちに押さえるもの
大晦日の夜の電車は、別の記事にまとめます。東京のJRの6つの線(山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武線各駅停車、中央線快速電車、横須賀線、総武本線・成田線)は、2026-27年も終電のあと臨時の電車が走ると発表されています。山手線は1時〜4時50分ごろ、およそ10〜30分おき。ほかの線は本数が少なく、2時間ほどあく時間もあります。
泊まる ― 日本の人も旅に出る時期
年末年始は、日本の人が帰省や旅行に出る時期です。前年は、JR東海の新幹線の予約が12月27日(下り)と1月3日(上り)に山をつくりました。
宿は、日にちが決まったら早めに見ておくと、選べる宿が多いうちに決められます。予約の画面では、最後に払う金額と、無料で取り消せる期限を確かめてください。
どの地区に泊まるか迷ったら → 初めての東京、どの地区に泊まるか
困ったとき ― 年末年始もつながる窓口
- 日本政府観光局(JNTO)の旅行者向けの電話: 050-3816-2787(海外の電話から +81-50-3816-2787)。24時間・365日、英語・中国語・韓国語。事故や病気、災害のとき、観光の案内も。
- 東京都の「ひまわり」(外国語で病院を探す電話): 03-5285-8181。毎日9時〜20時(365日)、英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語。
- 救急車・消防は 119、警察は 110。
ふだん飲んでいる薬は、日本に持ってきておくと安心です。
まとめ
全部が閉まるわけではありません。閉まるのは、国の役所と銀行の窓口、施設ごとの数日、そして元日の百貨店。電車もATMも動いています。
気をつけるのは3つだけ。大晦日の夜の帰り道、12月25日〜1月5日の「のぞみ」、そして11月の申し込み。そこさえ押さえれば、美術館が閉まる数日は、町の中で日本のお正月を見て歩ける数日になります。