出発前に読む
このサイトでは、旅の準備の手がかりとして、公的機関やレンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点。保険や法律の解説ではありません)。補償の条件はカード会社・保険会社・レンタカー会社によって違い、変わることもあります。かならず、それぞれの会社と、記事の終わりにある公式の案内で最新の内容を確かめてください。
自分のクレジットカードに、レンタカーの補償が付いている。
だから、店の補償はいらない。念のため、店のほうにも入っておこうか。
そう考えているなら、出発前にひとつ知っておくと得をすることがあります。
補償の仕組みを、全部わかる必要はありません。このあとの「出発前に聞く5つのこと」を、カード会社(旅行保険に入っているなら保険会社にも)に聞いて、答えをメモしておけばいいのです。
「念のため両方」で、カードの側が消えることがある
海外で発行されたクレジットカードの規約には、店の免責補償(CDW)を断ることを条件にしているものがあります。
店の免責補償を受けると、カードの特典が消える、という決まりです。
つまり「カードもあるし、念のため店の免責補償も」は、こういう規約では両立しません。
日本の大手の店では、免責補償は自分で選べます(トヨタレンタカーは「選べる補償」、オリックスレンタカーは「任意加入」、タイムズカーレンタルは加入を必須にしていない)。
ただし、予約サイトのプランには、免責補償がはじめから料金に入っているものもあります。その場合は、断るという選択肢がありません。カードを使うつもりなら、予約する前にプランの中身を見ておきます。
カードが見るのは、たいてい「借りた車」
同じ規約が払うのは、借りた車の盗難や損傷です。相手の車や、人のけがは払いません。
日本のレンタカーでは、相手の人や車に備える補償は、はじめからレンタル料金に入っています(トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル、ニッポンレンタカーの案内)。
カードと店の補償は、受け持つ場所が違うことがあるわけです。
カードは、日本で使えないこともある
その規約は、法律で禁じられている所や、レンタカーの契約で決められた地域の条項に反する場合、店が断る場合には使えない、とも書いています。
規約自身も、出発前に両方へ確かめるよう求めています。カード会社だけでなく、借りるレンタカー会社にも、使えるかを聞いておきます。
出発前に聞く5つのこと
カード会社に、次の5つを聞いておきます。1つ目は、借りるレンタカー会社にも同じことを聞きます。
1 日本のレンタカーで使えるか
2 店の免責補償を断る必要があるか
3 日本のNOC(車のお休み代)を払うか
4 相手の車や人のけがは、対象の外か
5 請求にどんな書類が要り、いつまでに出すか
3つ目は、規約の文だけでは答えが出ません。日本のNOCは会社ごとに決まった額ですが、例の規約が払うのは「レンタカー会社が課し、裏づけたもの」です。決まった額のNOCがこれに当たるかを、カード会社に確かめます。
この5つの答えがそろえば、受付で補償の欄を前にしても、自分で選べます。
旅行保険・自分の国の保険・予約サイトの補償
旅行保険に入っているなら、保険会社にも同じ5つを聞きます。英国政府の旅行者向けの案内も、レンタカーは「保険は料金に入っている。何が補償されるかは借りる会社に確かめて」としています。
自分の国の自動車保険を使うつもりなら、借りるレンタカー会社に先に聞いておきます。トヨタレンタカーでは、会社の了解なしに、レンタカーに別の保険をかけることはできません。
予約サイトによっては、店とは別の会社の補償があります(ToCooのT.A.S.は店の商品ではなく、ToCooで予約すると必須)。見分け方は、「同じ車に値段がいくつもある理由」の記事で確かめます。
予約サイトごとの表示額と補償の違いは、「レンタカーはどこで予約する? 総額はいくら?」で、4つの予約先を同じ条件で調べた結果を紹介しています。
答えを持って、受付へ
5つの答えをメモにして、スマートフォンに入れておきます。
受付で補償の欄を前にしたら、そのメモを見て、店の補償を足すかどうかを決めます。
店の補償の仕組みは「レンタカーの補償は3段」、全部入りでも払う場面は「全部入りでも0円にならないとき」で確かめられます。
※クレジットカードや旅行保険の補償の条件、対象になる国や費用、請求の手続きなどは、カード会社・保険会社ごとに異なり、変わることがあります。出発前に、それぞれの会社と、借りるレンタカー会社に確認してください。