全部入りでも0円にならないとき|入ったのに払う3つの場面

出発前に読む

このサイトでは、旅の準備の手がかりとして、公的機関やレンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点。保険や法律の解説ではありません)。補償が使えない場合の決まりは会社によって違い、変わることもあります。かならず、予約する会社と、記事の終わりにある公式の案内で最新の内容を確かめてください。

レンタカーの補償をいちばん厚くしたから、何があっても0円。

そう思っていると、思わぬところで払うことがあります。

全部入りのプランがなくすのは、お金の負担です。借りるときの約束までは、なくしません。

払う場面は、大きく3つです。

1 届け出なかった

2 契約の外で使った

3 もともと補償の外のこと

どれも、先に知っていれば避けやすいものです。

1 届け出なかった

小さくても警察に届けるよう、レンタカー会社は案内しています。事故のときは、警察に届け、借りた会社にも連絡します。

届けないと、補償が使えなくなることがあります。日産レンタカーは、「すべての補償が適用外」としています。

相手が分からないときも同じです。当て逃げや車上荒らしでも、警察に届けます(オリックスレンタカーは、補償を使うには届け出が必要としています)。

事故のときの手順は、「レンタカーで止まったら」の記事で紹介しています。

2 契約の外で使った

お酒を飲んでの運転のように言うまでもないものも含めて、契約の外で使ったときは、補償が使えなくなることがあります。旅行者が気づきにくいのは、次の2つです。

ひとつは、運転する人です。

受付で運転者として届けていない人が運転すると、補償が使えなくなることがあります。反対に、届けておけば交代で運転できます。

トヨタレンタカーでは、同行者も運転でき、追加の料金はかかりません。受付で、運転する全員の免許証とパスポートを見せます。届けた運転者は、借りた人と同じように補償されます(オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル)。

長い道のりも、交代しながら走れます。

もうひとつは、事故の相手とのお金の話です。

事故の相手とお金の話になっても、その場では約束せず、まず借りた会社に連絡します。会社の同意がない示談では補償が使えない、と決めている会社があるからです(オリックスレンタカー、ニッポンレンタカー、バジェット・レンタカー、タイムズカーレンタル)。

返す時間を延ばしたくなったときも、連絡してから延ばします。連絡せずに延ばしている間の事故は、補償が使えなくなることがあります(バジェット・レンタカー)。

3 もともと補償の外のこと

全部入りのプランでも、補償の外に置かれているものがあります。どれも、自分で防げるものです。

たばこと汚れ

禁煙車でたばこを吸ったり、車を汚したり、においを付けたりすると、全部入りでもNOCなどを払うことがあります(トヨタレンタカーの安心Wプラン、日産レンタカーのフルサポートプラン、バジェット・レンタカーのSafety Pack)。

ガソリンの入れ間違い

ガソリンの種類を入れ間違えると、補償が使えない会社があります(オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル)。

給油の前に、ノズルの字を確かめます。入れ方は「日本で給油する」の記事で紹介しています。

鍵

鍵を付けたまま、または鍵をかけずに離れて盗まれたときは、補償が使えません(トヨタレンタカー、タイムズカーレンタル)。

自分では防げないものの扱いは、会社で違います。たとえば、ほかの車が関わらない自分だけの物損事故を補償の外にしている会社もあります(全国レンタカー協会の案内)。気になるなら、予約の前にその会社に聞いておきます。

どこまで入るかを決めるには

どの段まで入るかを決める4つの軸は、「レンタカーの補償は3段」の終わりにまとめています。

カードで足りるかは、「カードや旅行保険があるから大丈夫?」で確かめます。

出発の前に、同乗する人と

届け出る。契約どおりに使う。補償の外のものを知っておく。

この3つを、出発の前に、一緒に乗る人とも話しておきます。

※補償が使えない場合の条件、自己負担の上限、プランに含まれるサービスなどは、会社によって異なり、変わることがあります。予約するときは、その会社の補償の案内と貸渡約款を確認してください。