カテゴリー: 保険・補償

  • レンタカーの補償 日本語ミニ辞典

    このサイトでは、旅の準備の手がかりとして、公的機関やレンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点。保険や法律の解説ではありません)。言葉の使い方や補償の中身は会社によって違い、変わることもあります。かならず、借りる会社と、記事の終わりにある公式の案内で最新の内容を確かめてください。

    レンタカーの予約画面や受付の書類でよく見る、保険・補償の日本語(CDW・NOCなど)を、その場で短時間に確かめるための辞典です。

    意味だけでなく、そこで何を見ればよいかまで書いています。

    英語は、その会社自身が付けている訳です。会社によって言い方が違うことがあります。

    掲載語

    お金の言葉

    補償の中身の言葉

    プランの名前

    NOCの額を分ける言葉

    書類の言葉

    お金の言葉

    免責額/自己負担額

    事故のときに、自分で払う額です。書類では自己負担と並べて書かれています(トヨタレンタカーの案内では「自己負担する費用(免責額)」)。

    「免責額5万円」なら、5万円までは自分で払う、という意味です。5万円まで守られる、という意味ではありません。

    英語では deductible(トヨタレンタカー)。

    免責補償

    事故のときの自己負担(免責額)を払わなくてよくなる制度です。「免責補償制度」「免責補償コース」とも書かれます。

    保険ではない、と明記している会社もあります(ニッポンレンタカー、タイムズカーレンタル)。

    英語では Collision Damage Waiver(CDW)(トヨタレンタカー、オリックスレンタカー)。

    ノンオペレーションチャージ(NOC)

    車の修理や掃除のあいだ、店がその車を貸せないぶんを、借りた人が一部受け持つお金です。自己負担とも修理代とも別にかかります。

    免責補償に入っていても、かかります。なくすには、NOCまで補償するプランを選びます。

    英語では Non Operation Charge(NOC)。

    営業補償/休業補償

    NOCの説明に出てくる言葉です。車が休むあいだの店の損失を補う、という意味です。NOCは、この営業補償として払うお金です。

    英語では compensation for business interruption(トヨタレンタカー)、compensation for suspended use of the vehicle(日産レンタカー)。

    無制限

    補償される額に上限がない、という意味です。相手の人のけがや、相手の車や物の補償に書かれていることが多い言葉です。

    英語では Unlimited。

    時価

    その時点の車の値打ちです。借りた車の補償が「時価まで」と書かれていれば、その値打ちまで補償される、という意味です。

    英語では Market value(オリックスレンタカー)。

    補償の中身の言葉

    対人補償

    事故で相手の人にけがをさせたときの補償です。

    英語では Bodily injury(トヨタレンタカー)。

    対物補償

    相手の車や物をこわしたときの補償です。自己負担(免責額)が付いていることがあります。

    英語では Property damage(トヨタレンタカー、オリックスレンタカー)。

    車両補償

    借りた車そのものの補償です。自己負担(免責額)が付いていることがあります。

    英語では Car damage(トヨタレンタカー)、Vehicle(オリックスレンタカー)。

    人身傷害補償

    車に乗っている人のけがの補償です。

    英語では Physical disability(トヨタレンタカー)、Personal injury(オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル)。

    自賠責保険

    日本では、すべての車が入っていなければならない保険です(国土交通省)。相手の人のけがだけが対象で、物の損害は対象外です。

    レンタカーの対人補償には、この保険が含まれています(トヨタレンタカー、タイムズカーレンタルの案内)。

    英語では automobile liability insurance(トヨタレンタカー)、Compulsory Automobile Liability Insurance(タイムズカーレンタル)。

    プランの名前

    選べる補償

    トヨタレンタカーの日本語のページで、免責補償と安心Wプランに付いている言葉です。入るかどうかを自分で選ぶ、という意味です。

    任意加入

    入るかどうかを自分で決める、という意味です。オリックスレンタカーの日本語のページで、免責補償に付いています。

    標準補償コース/免責補償コース/安心補償コース

    タイムズカーレンタルの3段です。標準補償コースは料金に入っている補償だけ、免責補償コースは自己負担もなくす、安心補償コースはNOCまでなくします。

    英語では Basic Package/Safety Package/Super Safety Package。

    安心Wプラン

    トヨタレンタカーの、免責補償にNOCの免除を足したプランです。正式には「トヨタレンタカー安心Wプラン」。

    英語では TOYOTA Rent a Car Double Protection Package。

    レンタカー安心パック(RAP)

    オリックスレンタカーの、NOCを免除するプランです。

    英語では Rental car Assistance Pack(RAP)。

    フルサポートプラン/スタンダードプラン/ライトプラン

    日産レンタカーの3段です。ライトプランは基本の補償だけ、スタンダードプランは自己負担を免除、フルサポートプランはNOCまで免除します。

    英語では Full Support Plan/Standard Plan/Light Plan。

    NOCの額を分ける言葉

    自走し予定の店舗に返却

    事故のあと、その車を自分で運転して、返す予定だった店まで戻れた場合です。NOCは低いほうの額になります(トヨタレンタカー)。

    英語では Able to be driven/Driven back to the scheduled shop(トヨタレンタカー)。

    自走できず/自走不可能

    その車を自分で運転できない状態です。トヨタレンタカーでは「予定の店舗に返却されなかった場合」と並べて書かれ、NOCは高いほうの額になります。

    英語では Unable to be driven(トヨタレンタカー)、immovable(日産レンタカー)。

    汚損

    車を汚したり、傷めたりすることです。禁煙車での喫煙も含まれます(トヨタレンタカーの案内)。NOCがかかる理由の1つです。

    書類の言葉

    貸渡約款

    レンタカーを借りるときの決まりをまとめた文書です。補償が使えない場合なども、ここに書いてあります。

    英語では Rental Agreement(トヨタレンタカー)。

    事故証明/交通事故証明書

    警察の資料をもとに、自動車安全運転センターが事故の事実を証明する書類です。保険の請求に使われます。

    英語では Traffic accident certificate(自動車安全運転センター)、accident report(トヨタレンタカー)。

    示談

    事故の相手と、話し合いで解決の約束をすることです。会社の同意がない示談では、補償が使えない会社があります。その場では約束せず、まず借りた会社に連絡します。

    英語では settlement(トヨタレンタカー)、private settlement(タイムズカーレンタル)。

    迷ったとき

    書類の言葉が分からないときは、署名する前に、受付で指をさして聞いてください。

    ※補償の名前、内容、自己負担やNOCの額、書類の書き方などは、会社によって異なり、変わることがあります。実際に借りるときは、その会社の案内と貸渡約款を確認してください。

    参考にした公式情報(6件)

    ・トヨタレンタカー:補償制度

    ・オリックスレンタカー:保険・補償制度

    ・タイムズカーレンタル:補償コースについて

    ・日産レンタカー:補償プラン

    ・国土交通省:自賠責保険・共済ってどんなもの?

    ・自動車安全運転センター:交通事故証明書

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  • 全部入りでも0円にならないとき|入ったのに払う3つの場面

    このサイトでは、旅の準備の手がかりとして、公的機関やレンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点。保険や法律の解説ではありません)。補償が使えない場合の決まりは会社によって違い、変わることもあります。かならず、予約する会社と、記事の終わりにある公式の案内で最新の内容を確かめてください。

    レンタカーの補償をいちばん厚くしたから、何があっても0円。

    そう思っていると、思わぬところで払うことがあります。

    全部入りのプランがなくすのは、お金の負担です。借りるときの約束までは、なくしません。

    払う場面は、大きく3つです。

    1 届け出なかった

    2 契約の外で使った

    3 もともと補償の外のこと

    どれも、先に知っていれば避けやすいものです。

    1 届け出なかった

    小さくても警察に届けるよう、レンタカー会社は案内しています。事故のときは、警察に届け、借りた会社にも連絡します。

    届けないと、補償が使えなくなることがあります。日産レンタカーは、「すべての補償が適用外」としています。

    相手が分からないときも同じです。当て逃げや車上荒らしでも、警察に届けます(オリックスレンタカーは、補償を使うには届け出が必要としています)。

    事故のときの手順は、「レンタカーで止まったら」の記事で紹介しています。

    2 契約の外で使った

    お酒を飲んでの運転のように言うまでもないものも含めて、契約の外で使ったときは、補償が使えなくなることがあります。旅行者が気づきにくいのは、次の2つです。

    ひとつは、運転する人です。

    受付で運転者として届けていない人が運転すると、補償が使えなくなることがあります。反対に、届けておけば交代で運転できます。

    トヨタレンタカーでは、同行者も運転でき、追加の料金はかかりません。受付で、運転する全員の免許証とパスポートを見せます。届けた運転者は、借りた人と同じように補償されます(オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル)。

    長い道のりも、交代しながら走れます。

    もうひとつは、事故の相手とのお金の話です。

    事故の相手とお金の話になっても、その場では約束せず、まず借りた会社に連絡します。会社の同意がない示談では補償が使えない、と決めている会社があるからです(オリックスレンタカー、ニッポンレンタカー、バジェット・レンタカー、タイムズカーレンタル)。

    返す時間を延ばしたくなったときも、連絡してから延ばします。連絡せずに延ばしている間の事故は、補償が使えなくなることがあります(バジェット・レンタカー)。

    3 もともと補償の外のこと

    全部入りのプランでも、補償の外に置かれているものがあります。どれも、自分で防げるものです。

    たばこと汚れ

    禁煙車でたばこを吸ったり、車を汚したり、においを付けたりすると、全部入りでもNOCなどを払うことがあります(トヨタレンタカーの安心Wプラン、日産レンタカーのフルサポートプラン、バジェット・レンタカーのSafety Pack)。

    ガソリンの入れ間違い

    ガソリンの種類を入れ間違えると、補償が使えない会社があります(オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル)。

    給油の前に、ノズルの字を確かめます。入れ方は「日本で給油する」の記事で紹介しています。

    鍵

    鍵を付けたまま、または鍵をかけずに離れて盗まれたときは、補償が使えません(トヨタレンタカー、タイムズカーレンタル)。

    自分では防げないものの扱いは、会社で違います。たとえば、ほかの車が関わらない自分だけの物損事故を補償の外にしている会社もあります(全国レンタカー協会の案内)。気になるなら、予約の前にその会社に聞いておきます。

    どこまで入るかを決めるには

    どの段まで入るかを決める4つの軸は、「レンタカーの補償は3段」の終わりにまとめています。

    カードで足りるかは、「カードや旅行保険があるから大丈夫?」で確かめます。

    出発の前に、同乗する人と

    届け出る。契約どおりに使う。補償の外のものを知っておく。

    この3つを、出発の前に、一緒に乗る人とも話しておきます。

    ※補償が使えない場合の条件、自己負担の上限、プランに含まれるサービスなどは、会社によって異なり、変わることがあります。予約するときは、その会社の補償の案内と貸渡約款を確認してください。

    参考にした公式情報(8件)

    ・全国レンタカー協会:レンタカーについてのご相談

    ・全国レンタカー協会:レンタカーのご利用にあたって

    ・トヨタレンタカー:補償制度

    ・オリックスレンタカー:保険・補償制度

    ・タイムズカーレンタル:補償コースについて

    ・日産レンタカー:補償プラン

    ・NIPPON Rent-A-Car:Insurance & Accident(英語)

    ・Budget Rent a Car:Compensation Plan(英語・PDF)

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  • カードや旅行保険があるから大丈夫?|出発前に聞く5つのこと

    このサイトでは、旅の準備の手がかりとして、公的機関やレンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点。保険や法律の解説ではありません)。補償の条件はカード会社・保険会社・レンタカー会社によって違い、変わることもあります。かならず、それぞれの会社と、記事の終わりにある公式の案内で最新の内容を確かめてください。

    自分のクレジットカードに、レンタカーの補償が付いている。

    だから、店の補償はいらない。念のため、店のほうにも入っておこうか。

    そう考えているなら、出発前にひとつ知っておくと得をすることがあります。

    補償の仕組みを、全部わかる必要はありません。このあとの「出発前に聞く5つのこと」を、カード会社(旅行保険に入っているなら保険会社にも)に聞いて、答えをメモしておけばいいのです。

    「念のため両方」で、カードの側が消えることがある

    海外で発行されたクレジットカードの規約には、店の免責補償(CDW)を断ることを条件にしているものがあります。

    店の免責補償を受けると、カードの特典が消える、という決まりです。

    つまり「カードもあるし、念のため店の免責補償も」は、こういう規約では両立しません。

    日本の大手の店では、免責補償は自分で選べます(トヨタレンタカーは「選べる補償」、オリックスレンタカーは「任意加入」、タイムズカーレンタルは加入を必須にしていない)。

    ただし、予約サイトのプランには、免責補償がはじめから料金に入っているものもあります。その場合は、断るという選択肢がありません。カードを使うつもりなら、予約する前にプランの中身を見ておきます。

    カードが見るのは、たいてい「借りた車」

    同じ規約が払うのは、借りた車の盗難や損傷です。相手の車や、人のけがは払いません。

    日本のレンタカーでは、相手の人や車に備える補償は、はじめからレンタル料金に入っています(トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル、ニッポンレンタカーの案内)。

    カードと店の補償は、受け持つ場所が違うことがあるわけです。

    カードは、日本で使えないこともある

    その規約は、法律で禁じられている所や、レンタカーの契約で決められた地域の条項に反する場合、店が断る場合には使えない、とも書いています。

    規約自身も、出発前に両方へ確かめるよう求めています。カード会社だけでなく、借りるレンタカー会社にも、使えるかを聞いておきます。

    出発前に聞く5つのこと

    カード会社に、次の5つを聞いておきます。1つ目は、借りるレンタカー会社にも同じことを聞きます。

    1 日本のレンタカーで使えるか

    2 店の免責補償を断る必要があるか

    3 日本のNOC(車のお休み代)を払うか

    4 相手の車や人のけがは、対象の外か

    5 請求にどんな書類が要り、いつまでに出すか

    3つ目は、規約の文だけでは答えが出ません。日本のNOCは会社ごとに決まった額ですが、例の規約が払うのは「レンタカー会社が課し、裏づけたもの」です。決まった額のNOCがこれに当たるかを、カード会社に確かめます。

    この5つの答えがそろえば、受付で補償の欄を前にしても、自分で選べます。

    旅行保険・自分の国の保険・予約サイトの補償

    旅行保険に入っているなら、保険会社にも同じ5つを聞きます。英国政府の旅行者向けの案内も、レンタカーは「保険は料金に入っている。何が補償されるかは借りる会社に確かめて」としています。

    自分の国の自動車保険を使うつもりなら、借りるレンタカー会社に先に聞いておきます。トヨタレンタカーでは、会社の了解なしに、レンタカーに別の保険をかけることはできません。

    予約サイトによっては、店とは別の会社の補償があります(ToCooのT.A.S.は店の商品ではなく、ToCooで予約すると必須)。見分け方は、「同じ車に値段がいくつもある理由」の記事で確かめます。

    予約サイトごとの表示額と補償の違いは、「レンタカーはどこで予約する? 総額はいくら?」で、4つの予約先を同じ条件で調べた結果を紹介しています。

    答えを持って、受付へ

    5つの答えをメモにして、スマートフォンに入れておきます。

    受付で補償の欄を前にしたら、そのメモを見て、店の補償を足すかどうかを決めます。

    店の補償の仕組みは「レンタカーの補償は3段」、全部入りでも払う場面は「全部入りでも0円にならないとき」で確かめられます。

    ※クレジットカードや旅行保険の補償の条件、対象になる国や費用、請求の手続きなどは、カード会社・保険会社ごとに異なり、変わることがあります。出発前に、それぞれの会社と、借りるレンタカー会社に確認してください。

    参考にした公式情報(5件)

    ・トヨタレンタカー:補償制度

    ・トヨタレンタカー:貸渡約款

    ・オリックスレンタカー:保険・補償制度

    ・タイムズカーレンタル:補償コースについて

    ・NIPPON Rent-A-Car:Insurance & Accident(英語)

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  • レンタカーの補償は3段|予約画面で迷わないために

    このサイトでは、旅の準備の手がかりとして、公的機関やレンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点。保険や法律の解説ではありません)。補償の名前・中身・金額は会社によって違い、変わることもあります。かならず、予約する会社と、記事の終わりにある公式の案内で最新の内容を確かめてください。

    日本でレンタカーを予約すると、途中で補償(いわゆるレンタカーの保険)を選ぶ画面が出てきます。

    免責補償(CDW)、NOC、安心パック。聞きなれない言葉が並んで、手が止まりやすいところです。

    まず、3段に分けて見ると整理しやすくなります。

    1段目 最初から料金に入っている補償

    2段目 事故のときの自己負担をなくす「免責補償」

    3段目 車のお休み代「NOC」をなくすプラン

    会社によっては分かれ方が少し違いますが、「どの段までなくなるか」を見れば、画面の選択肢が読めるようになります。

    1段目 最初から料金に入っている補償

    何も足さなくても、基本の保険・補償はレンタル料金に入っています(トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル、ニッポンレンタカーの案内)。

    相手の人のけが、相手の車や物、借りた車、乗っている人のけが。この4つに備える補償です。

    ただし、事故のときに自分で払う「自己負担」が残ります。

    相手の車や物で5万円、借りた車で5万円です(トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル。2026年9月時点)。バスなど大きな車では、借りた車のほうの額が上がります。

    2段目 自己負担をなくす「免責補償」

    この2つの5万円を、どちらも払わなくてよくなるのが免責補償です。英語では CDW(Collision Damage Waiver)と呼ばれます。

    「保険ではない」と、わざわざ書いている会社もあります(ニッポンレンタカー、タイムズカーレンタル)。

    保険をもう1つ足すのではなく、自己負担を払わなくていいという約束を買う。そう考えると分かりやすくなります。

    3段目 車のお休み代「NOC」は、CDWとは別のお金

    免責補償に入っても、まだ払うお金があります。NOC(ノンオペレーションチャージ)です。

    車を修理や掃除に出しているあいだ、店はその車を次のお客さんに貸せません。

    そのお休みのぶんを、借りた人が一部受け持つ。それがNOCです。

    事故のほか、盗難や、車を汚したり傷めたりしたときにもかかります(トヨタレンタカーの案内)。修理代とも自己負担とも別に払うお金です(全国レンタカー協会の説明)。

    罰金ではなく、車のお休み代です。

    額は、会社ごとに決まっています。傷の程度や修理の長さでは変わらない、と明記している会社もあります(タイムズカーレンタル、バジェット・レンタカー)。

    額を分けるのは、事故のあと、その車を自分で運転できるかどうかです。

    予定の店まで自分で運転して戻れたら2万円、戻れなかったら5万円です(トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、ニッポンレンタカー。2026年9月時点)。車の大きさで額が上がる会社もあります(タイムズカーレンタル、日産レンタカー、バジェット・レンタカー)。

    このNOCまでなくすのが、3段目のプランです。

    名前は、会社ごとに違う

    3段目のプランには、会社ごとに違う名前が付いています。

    トヨタレンタカーは「安心Wプラン」、オリックスレンタカーは「レンタカー安心パック(RAP)」、タイムズカーレンタルは「安心補償コース」、日産レンタカーは「フルサポートプラン」です。

    分かれ方が違う会社もあります。ニッポンレンタカーは、免責補償とは別に「ECO」を足して、NOCをなくす形です。

    パンクやホイールキャップ、ロードサービスまで一緒に付く会社もあります。

    名前で迷ったら、「どの段までなくなるか」だけを見ます。受付の書類に出てくる言葉は、「レンタカーの補償 日本語ミニ辞典」で引けます。

    決めるのは、出発前の1回

    借りている途中では、免責補償を足したり外したりできない会社があります(オリックスレンタカー、ニッポンレンタカー)。タイムズカーレンタルでは、予約のときか、車を受け取るときに選びます。

    つまり、予約の画面で決めておけば、受付で補償の欄に迷いません。

    受付では、係の人と一緒に車の傷を確かめて、出発です。

    どこまで入るか、4つの軸

    どの段まで入るのが正解、というものはありません。

    代わりに、決めるときの軸を4つ置いておきます。

    1 自分で払える額か

    事故のときの自己負担の上限を示している会社があります(2026年9月時点)。

    トヨタレンタカーでは、1段目だけなら最大15万円、免責補償を足すと最大5万円、安心Wプランなら0円です。最初の2つには、タイヤなどの実費が別に加わります。安心Wプランでも、事故によっては免除されないことがあります。

    日産レンタカーでは、ライトプランで最大25万円、スタンダードプランで最大10万円、フルサポートプランで0円です。

    この額を旅の予算で払えるかどうかで、段を選びます。

    2 走る場所

    パンクやホイールキャップの補償は、NOCまでなくすプランに付く会社があります(トヨタレンタカー、タイムズカーレンタル)。

    海岸や河原、林道を走って傷んだ場合を、補償の外に置く会社もあります(オリックスレンタカー)。

    走る道を思い浮かべて、何が付いていると気が楽かを見ます。

    3 乗り捨てるか

    返す店を、予約のときに確かめておきます。

    4 カードの補償の条件

    自分のカードで足りるかは、「カードや旅行保険があるから大丈夫?」の記事の「出発前に聞く5つのこと」で確かめます。

    全部入りでも払う場面は、「全部入りでも0円にならないとき」の記事にまとめています。

    まずは、この3段だけ

    料金に入っている補償/自己負担をなくす免責補償/お休み代をなくすプラン。

    これが分かれば、予約画面の前で止まりません。

    ※補償の名前、内容、自己負担の額、NOCの額、加入できる時期などは、会社や車の大きさによって異なり、変わることがあります。予約するときは、その会社の予約画面と受付の案内を確認してください。

    参考にした公式情報(7件)

    ・トヨタレンタカー:補償制度

    ・オリックスレンタカー:保険・補償制度

    ・タイムズカーレンタル:補償コースについて

    ・日産レンタカー:補償プラン

    ・NIPPON Rent-A-Car:Insurance & Accident(英語)

    ・Budget Rent a Car:Compensation Plan(英語・PDF)

    ・全国レンタカー協会:レンタカーについてのご相談

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