出発前に読む
京都と奈良を、1回の旅でまわる計画でしょうか。
車で行くなら、その前に1つだけ。
どちらの街も、中心に近づく前に車を降りる手を用意しています。
京都には、京都市の外で停めて、電車で入る手があります。
奈良には、少し離れて停めて、バスで入る手があります。
この記事は、その「別の手」の話です。
停める場所を探す記事ではありません。
時期が合えば、どちらも駐車料金が無料になります(京都は秋で、駐車場ごとの条件つき。奈良は決まった日だけ)。
京都
いつ混むか ― 秋
京都市が対策の期間を置いているのは、11月です。
紅葉の季節です。
この時期は、街の作りが少し変わります。
臨時の駐車場が開き、誘導の看板や横断幕が立ちます。
人の量を、5段階で予測する地図があります
京都には、ほかの観光地にない道具があります。
京都観光快適度マップといいます。
人気のある観光地について、人の量を5段階で予測して見せてくれます。
時間帯ごとに出ます。
5段階は、字ではなく、色と人の絵で出ます。
空いているほど青く人が少なく、混むほど赤く人が多くなります。
英語版もあります。
しかも、その日の天気を「晴れ」「雨」「大雨」から選べます。
天気で、混み方が変わるからです。
一部の場所には、ライブカメラもあります。
日中でも比較的空いている場所を、あわせて紹介しています。
これを見てから行き先の順番を決めると、旅の組み立てが変わります。
「混んでいるところを避ける」ではなく、「空いているところを選ぶ」に変わります。
市は、観光駐車場の満車・空車の情報も出しています。
清水坂、銀閣寺、嵐山の3か所です。
つまり、京都では、市のほうも「混む前提」で情報を用意しています。
どこで車を降りるか ― 京都に入る前です
京都のパーク&ライドには、はっきりした特徴があります。
無料になる駐車場が、京都市の外にも置かれています。
隣の大津市の浜大津公共駐車場と明日都浜大津公共駐車場、長岡京市の長岡京駅西駐車場です。
つまり、京都に近づく前に停めて、電車で入るという手が用意されています。
市内にも、対象の駐車場はあります。
秋の期間には、これらの駐車場の料金が無料になります。
市の外の3つの駐車場には、秋に限らず使える割引もあります(2026年時点)。
浜大津の2か所では、京阪のびわ湖浜大津駅で京都市営地下鉄の各駅への乗車券(ICカードも可)などを用意して、駐車券と一緒に見せます。すると、1日駐車のサービス券を500円で買えます(びわ湖大花火大会の日を除く)。
長岡京駅西駐車場では、京都観光のその日の入山券や拝観券などを、駐車場2階の窓口で見せます。すると、その日の上限が800円になります。
1日停めても、駐車料金はこの額で済みます。
ショッピングモールの駐車場が、パーク&ライドとして使えることもあります。
秋の週末だけ開く、臨時の駐車場もあります。
ここには時刻の決まりがあります。
2025年の臨時駐車場は、入庫が午後2時まででした。
14時を過ぎて着くと入れないので、その年の時刻を先に見てください。
予約できるか ― 予約より、条件を見ます
京都のパーク&ライドは、予約して押さえるものではありません。
見るのは、無料になる条件のほうです。
これが、駐車場ごとに違います。
見る先は、京都市の公式ページです。
2025年は、10月の半ばに、その年の内容が発表されました。
秋に行くなら、その頃にもう一度 見てください。
奈良
少し離れて停めて、バスで入ります
奈良県は、こう書いています。
「奈良公園周辺の道路・駐車場はかなり混雑します。」
そのうえで、少し離れた駐車場に停めて、バスで移動することを勧めています。
無料のパーク&ライド駐車場が、4か所あります。
国道24号の高架下、奈良市役所、平城宮跡前、奈良県コンベンションセンターです。
無料のパーク&ライドは、開く日が決まっています
ここで、大事なことを1つ。
この4か所は、いつも開いているわけではありません。
開くのは、決まった日だけです。
2026年は、春の大型連休の、4月25日から5月6日までの土日と祝日の、8日間でした。
そのうえ、4か所のうち奈良県コンベンションセンターは、1日 先着97台と決まっています(2026年時点)。
日付は年ごとに変わります。行く日に開いているかどうかを、奈良県のページで先に確かめてください。
開いている日に当たれば、駐車料金は無料で、バスで奈良公園まで行けます。
車を降りてからが本番です
この記事で、停める場所の一覧を作らなかったのは、わざとです。
京都でいちばん困るのは、停める場所がないことではありません。
観光地のまわりで動けなくなって、時間が溶けることです。
手前で降りて、電車とバスに乗り換える。
そうすると、坂も路地も、歩いて入れるようになります。
京都は、車を降りる場所を手前にするほど、見られるものが増える街です。
奈良でも、県が勧めているのは同じ向きです。
※この記事の京都の秋の無料の話は、2025年秋の内容です。パーク&ライドの対象駐車場、無料になる期間と条件、臨時駐車場の開設日と入庫の時刻などは、その年に決まります。おでかけの前に、京都市の公式ページで確かめてください。
※奈良のパーク&ライドの開設日と受付台数も、年ごとに変わります。おでかけの前に、奈良県の公式ページで確かめてください。