出発前に読む
富士山に、車で行く。
その計画を立てるとき、最初に決めることが1つあります。
どの登山口から上がるか。
ここで、駐車場の話がまるごと変わります。
登山口は4つ。しかも、県が2つにまたがります
富士山には、五合目まで車で上がれる道が4本あります。
山梨県側に1本、静岡県側に3本です。
山梨県側は、富士スバルラインです。
静岡県側は、富士宮口、須走口、御殿場口の3つです。
この4つで、決まりが違います。
同じ山なのに、です。
「富士山の駐車場」でひとまとめに調べると、ここで混乱します。
逆に言えば、登山口を1つ決めれば、見る決まりも1つで済みます。
夏のあいだは、マイカーで上がれません
登山シーズンの夏、五合目までの道はマイカー規制になります。
自分の車では通れない、という意味です。
ふもとの駐車場に車を置いて、シャトルバスかタクシーに乗り換えます。
ただし、御殿場口だけは規制がありません。
開山の期間中、いつでも五合目まで車で上がれます。
規制が始まる日は、登山口ごとに違います。
しかも、毎年 変わります。
行く年の期間は、県の公式ページで確かめてください。
いつ混むか ― よく晴れた週末の午前中
静岡県の案内に、こう書かれています。
「週末や旧盆時期など、特によく晴れた日には、早朝から正午にかけて混み合います。」
お盆の期間は、静岡県の2026年の資料では8月13日から16日です。
その年の県の案内でも確かめてください。
晴れた日に行きたくなるのは、みんな同じです。
富士宮口では、水ヶ塚駐車場が満車になっても、係員が予備の駐車場へ案内してくれます。
行き場がなくなるわけではありません。
どこで車を降りるか ― 登山口ごとに別の場所です
山梨県側(スバルライン)は、富士山パーキングです。
東富士五湖道路の富士吉田インターチェンジの、すぐ東隣にあります。
富士宮口は、水ヶ塚駐車場です。
規制が始まる旧料金所ゲートから、御殿場方面へ2キロメートルほどのところです。
須走口は、すばしり多用途広場です。
国道138号の「道の駅すばしり」の向かいにあります。
御殿場口は、五合目の駐車場にそのまま停められます。
1つ注意です。
富士山パーキングは、冬のあいだ閉鎖されます。
秋や冬に富士山のふもとを回る方は、ここを見ておいてください。
予約できるか ― 静岡県側は、できません
静岡県側(富士宮口・須走口)では、シャトルバスもタクシーも、事前予約を受け付けていません。
並んだ順です。
静岡県は、シャトルタクシーについても注意しています。
曜日や時間帯によっては、到着まで1〜2時間かかることがあると。
登山や下山の予定を組むときは、この時間を見ておいてください。
静岡県側では、もう1つ、見落としやすい決まりがあります。
五合目に停めない車も、規制の対象です。
「通り抜けるだけ」も、通れません。
決まりは多いですが、乗換駐車場に着けば、あとは現地の案内に従うだけです。
乗り換えてしまえば、あとは眺めるだけです
最後に、いいことを1つ。
五合目までは、ふもとから長い登りの道です。
自分で運転しないほうが、窓の外を見ていられます。
シャトルバスに乗ってしまえば、着くまでの時間も富士山のうちです。
※マイカー規制の期間、乗換駐車場の料金・営業期間・収容台数、シャトルバスの運行などは、年ごとに変わります。おでかけの前に、山梨県と静岡県の公式ページで、その年の内容を確かめてください。