日本の宿は、いつ・どの通貨で払うか|先払い・後払い・現地払いと、請求の通貨

予約サイトで日本の宿を取るとき、最後の画面で、いつ払うか・どの通貨で払うかを選べることがあります。

宿も部屋も同じなのに、その選び方で、カードの明細に載る額が変わることがあります。宿の値段が変わるのではありません。払い方の決まりで、上乗せや為替の差が入るからです。

この記事は、私たちが宿の紹介に使っている予約サイト Agoda の、日本の外から予約する人向けの利用規約(2026年10月21日からの版)と、よくある質問をもとにしています。ほかの予約サイトや宿の公式サイトでは、決まりが違います。

まずは、これだけ

  • 払い方は3つ。予約のときに払う・あとで Agoda に払う・宿で払う。どれが選べるかは、宿と部屋などによる
  • 表示の通貨・請求の通貨・自分のカードの通貨を、同じにそろえる。そろえれば、Agoda の換算の上乗せ(最大5%)はかからない
  • 宿で払う予約でも、宿がカードを仮押さえしたり、先に請求したりすることがある
  • あとで払う予約は、支払いの日の為替で額が決まる。上がることも、下がることもある
  • 宿で別に払う税や料金があるかは、確認メールで見る

3つの払い方 ― 誰に、いつ

払い方誰に払うかいつAgoda の換算の上乗せ(最大5%)
先払い(Pay Now)Agoda予約を送ったときに、全額請求の通貨が、表示の通貨と違うとき
後払い(Book Now, Pay Later)Agoda確認メールに書かれた支払いの日請求の通貨が、表示の通貨か宿の通貨と違うとき。ただし表示・請求・カードの3つの通貨がそろっていれば、かからない
現地払い(Pay at Hotel)宿泊まる日に、宿でかからない

Agoda では、ほとんどの予約が先払いです。後払いと現地払いは、それが出ている宿と部屋で選べます(場所などによっても変わります)。

どれで払っても、予約の相手は宿です。Agoda は宿との予約を取り次ぐ側だ、と利用規約に書いてあります。

先払い ― 予約を送ったときに、全額

先払いは、予約を送ったときに、全額がカードに請求されます。Agoda が受け取った額は、その分を宿に払ったことになります。同じ額を、宿でもう一度払うことはありません。

ただ、予約の額に入っていない税や料金を、チェックインのときに宿で払うことはあります(下の「宿で払うもの」で)。

後払い ― 支払いの日に、Agoda へ

後払いは、予約の時点では本払いをしません。確認メールに書かれた支払いの日に、Agoda がカードに請求します。予約のときには、確かめのための少額の請求か、仮押さえがかかることがあります。

額は、支払いの日の為替で決まります。予約の画面と確認メールには、宿の通貨での値段が出ています。動くのは、それを請求の通貨に直した額のほうです。予約の日に見た額より、上がることも、下がることもあります。

支払いの日にカードの請求が通らないと、予約が取り消されることがあります。請求が通らず、予約がまだ生きているなら、すぐにカスタマーサービスへ、と Agoda は書いています。

現地払い ― 泊まる日に、宿で

現地払いは、泊まる日に宿で払います。予約の画面に出ている通貨か、宿が受け付けるほかの通貨で。何で払えるかは宿が決めます。Agoda のよくある質問には、クレジットカード・デビットカード・現金・その土地の電子決済が挙がっています。

Agoda の換算の上乗せは、現地払いにはかかりません。予約の画面の額は、そのときの為替で直した目安です。宿で別の通貨で払ったり、別の通貨のカードで払ったりすれば、実際の額は、宿とカード会社の為替で決まります。

現地払いでも、カードは押さえられることがある

「現地払いなら、予約のときはカードに何も来ない」とは限りません。利用規約には、宿によっては次のことがある、と書いてあります。

  • カードを仮押さえする
  • 前金(デポジット)を取る
  • 全額を先に請求する
  • 予約の保証のために、カードの情報を求める

よくある質問も、現地払いは、予約を押さえるためにクレジットカードが要ることが多い、としています。

仮押さえは、請求ではありません。カードの使える枠のうち、ある額をしばらく止めておくものです。残高からは引かれません。

カードの情報を入れずに予約できる部屋もある、と Agoda は書いています。その選び方が出ている部屋だけです。

現地払いを選ぶなら、カードの枠に少し余裕を残しておく。それだけで、旅の途中の買い物で慌てずに済みます。

どの通貨で払うか ― 3つの通貨をそろえる

予約の最後には、通貨が3つ出てきます。

  • 表示の通貨: 画面の値段の通貨。はじめはIPアドレスやアカウントの設定で決まり、自分で変えられる
  • 請求の通貨: カードに請求される通貨。支払いの画面で選ぶ
  • カードの通貨: カードを出した銀行が決めている、そのカードのもとの通貨

先払いと後払いでは、請求の通貨を表示の通貨と違うものにすると、Agoda が値段の最大5%を上乗せします。請求の通貨を表示の通貨と同じにすれば、先払いではかかりません。後払いでは、表示・請求・カードの3つが同じなら、かかりません。

カードの通貨がドルの、アメリカで出たカードで払うとき、アメリカ・カナダ・イギリスのIPアドレスから予約するときは、この上乗せはかからない、と利用規約にあります。

たとえば値段が3万円分なら、最大で1,500円分。宿も部屋も同じで、通貨の選び方だけで動く額です。

カード会社の手数料は、これとは別です。請求の通貨がカードの通貨と違うと、カード会社が自分の為替で直し、手数料を足すことがあります。国の外への支払いには、カード会社の海外の手数料がかかることもあります。いくらかは、カード会社との契約で決まります。Agoda のよくある質問は、請求の通貨をカードの通貨にそろえると、この手数料を減らせることがある、と書いています。

だから、することは1つです。

  • 表示の通貨を、自分のカードの通貨にしておく。請求の通貨も、同じものを選ぶ

3つがそろえば、Agoda の上乗せはかからず、カード会社の両替も入りません。残るのは、カード会社しだいの海外の手数料だけです。同じ宿を、余計な上乗せなしで取れます。

取り消したとき ― 返ってくる額と日数

取り消せる予約を、取り消せる期間のうちに取り消せば、Agoda は払った額を返します。返す日の為替ではなく、払ったときの額で。上乗せの分も一緒に返ります。

ただ、予約に Agoda の予約手数料が付いていたなら、その手数料は、法で禁じられていない限り返らない、と利用規約にあります。手数料がどこに出るかは「予約サイトの値段が安く見えるときに見る所」で。

カードに戻るまでには、時間がかかります。カードは、国やカード会社によって、営業日で最大30〜45日ほど。PayPal は3〜5営業日ほど、とよくある質問にあります。無料で取り消した予約の仮押さえも、外れるまで最大30営業日ほどかかることがあります。

取り消せるか、いつまで無料かは、宿と部屋ごとに違います。キャンセル料のかかり始めが宿ごとに違うことは「宿のお金」のキャンセル料の節で。

宿で払うもの

予約の額に入っていない税や料金を、チェックインのときに宿で払うことがあります。何が入っていて、何が入っていないかは、確認メールに書いてあります。

日本では、街によって宿泊税が、温泉の町では入湯税がかかります。額は街ごとに違います。どこでいくらかは「宿のお金」で。

予約したあとで国や街の税が新しくかかったり上がったりしたら、その分を払う決まりです(法で禁じられていない限り)。

払い方と通貨が決まれば、あとは泊まる宿を選ぶだけです。