日本の宿は4つ|どれにするか

日本の旅の宿を、これから予約するところですか。

宿の呼び名はいろいろありますが、大きく4つに分けて考えると選びやすくなります。

旅館/ビジネスホテル/カプセルホテル/民泊。

実は日本の法律では、旅館とホテルは同じ1つの区分です。

だから見るのは名前より、何が付いてくるか。夕食が付くのか、駅に近いのか、寝床だけなのか、台所があるのか。

旅のすべての夜を同じタイプにする必要はありません。夜ごとに、4つから選べばいいのです。

先に答えを置いておきます。

  • 予定を入れずに、宿そのものを楽しむ夜は、旅館
  • 駅から朝早く出る夜は、ビジネスホテル
  • 1人で、寝るだけの夜は、カプセルホテル
  • 家族やグループで、暮らすように泊まる夜は、民泊

1 旅館 ― 宿そのものが目的の1泊

畳の和室に座卓と座椅子、窓ぎわに小さな椅子の席がある旅館の部屋

旅館の1泊には、ふつう夕食と翌朝の朝食が付いています。

夕食は、地元の季節の食材を使って、何皿も続くコース。朝は和食の朝ごはん。食べる場所は、宿によって食事処だったり、自分の部屋だったりします。

食事なしで泊まれる旅館もありますが、宿で食べることこそが旅館の体験の大事な部分とされています。

旅館に泊まることが、日本の旅でいちばんの楽しみだった、という旅行者もいるほどです。

値段の見方が、ホテルと違う

旅館の料金は「1人1泊いくら」で表示されていることが多く、たいてい夕食と朝食の分も入っています。予約画面で、1人分か1部屋分かを確かめておきましょう。

ビジネスホテルの「1部屋いくら」と並べて高く見えたら、1人分の表示なら人数分をかけて、食事2回分が入っていることも思い出して比べてみてください。

旅館はピンからキリまで。1人あたり、素泊まりで1万円から、夕食と朝食の2食付きで2万円くらいから。2食付きで3万〜5万円出すと、満足できる宿が多い印象です

前もって予約する宿

夕食を用意して待っている宿なので、当日の予約はあまり受けていません。

食べられないものがある人は、予約のときに伝えておきます。伝え方は、食事の記事で。

とくに混む時期は、1人では予約できない旅館もあります。1人旅なら、旅館は誰かと一緒の夜に回して、ほかの夜を身軽な宿にするのも手です。

旅のうち1泊だけ旅館にして、その日は予定を入れない。宿そのものが、その日の行き先になります。

着いてから翌朝までの流れは、「旅館の1泊」へどうぞ。

2 ビジネスホテル ― 駅の近くで、1部屋いくら

ベッドと机がある、ビジネスホテルの部屋

1人用の部屋が中心のホテルです。

部屋はコンパクトですが、たいてい清潔で、トイレと洗面台と小さな浴槽が部屋に付いています。

それに、大きなチェーンのホテルは、駅の近くや高速道路の出口の近くなど、便利な場所にあることが多いです。朝早く次の町へ移る日に向いています。

料金は「1部屋いくら」で出ていることが多いです。

朝食が無料のチェーン、大浴場やサウナのあるホテル、洗濯機が無料で使えるチェーンもあります。

どれが付いているかは、予約の前にホテルの案内で見ておくと、選ぶ決め手になります。

選び方は「ビジネスホテル」の記事へ。

3 カプセルホテル ― 寝る場所だけの、身軽な1泊

1人用の寝床が並んでいる宿です。

寝床の大きさは、およそ幅1.2メートル、長さ2メートル、高さ1メートル。マットレスが1枚入る大きさです。

お風呂は共用で、テレビとコインロッカーが付いているのがふつうです。女性も泊まれる宿が多く、男女で階や建物が分かれています。

カプセルには、ふつう鍵がかかりません。貴重品はロッカーへ入れます。

スーツケースはロッカーに入らないことが多いので、多くの宿に荷物置き場やコインロッカーがあります。

連泊でも、昼のあいだは荷物を持って外へ出るように決めている宿が多くあります。

つまり、昼は町を歩いて、夜は寝に帰るだけの日にぴったりの宿です。料金は「1人いくら」です。

荷物の預け方などは「カプセルホテル」の記事にまとめます。

4 民泊 ― 家や部屋を借りる

ふつうの家やマンションの部屋を借りて泊まるのが民泊です。1部屋だけのものから、家まるごとのものまであります。

料金は「借りる部屋・家ごとにいくら」。グループや家族に向いた宿です。

台所と洗濯機が付いていることが多いので、近くで食べ物を買ってきて、自分で作って食べられます。

ゴミは、宿の案内に従って、日本の分け方で分けて出します。1日だけ、日本の町で暮らしてみるつもりで。

3人・4人で泊まるなら

ホテルの部屋は、泊まれる人数が部屋ごとに決まっています。部屋の名前は目安で、たとえばツインやダブルは、大人2人向けのプランが多い部屋です。

和室の大きな部屋なら、それより多い人数で泊まれることがあります。

旅館の部屋は2〜4人向けが多く、同じ部屋に泊まる人数が多いほど、1人あたりの料金が下がることがよくあります。

小学生以下の子どもが大人と同じベッドで寝る(添い寝)なら、子どもの料金がかからないホテルもあります。ただ、その部屋に何人まで泊まれるか、何歳まで、1つのベッドに何人まで添い寝できるか、料金がかかるかは、宿・部屋・プランごとに違います。予約の画面で大人と子どもの人数と年齢を入れて、その部屋とプランの定員と添い寝の条件で確かめます。

家族やグループなら、家まるごとの民泊も選べます。

洗濯は?

長い旅なら、途中に洗濯できる宿を1泊はさんでおくと、持っていく服を減らせます。

ビジネスホテルは、2〜3階ごとにコインランドリーを置いているところが多くあります。民泊は洗濯機付きが多め。

カプセルホテルは、洗濯機の無い宿もあるので、予約のときに見ておきましょう。

まずは、この4つだけ

  • 予定を入れずに、宿そのものを楽しむ夜は、旅館
  • 駅から朝早く出る夜は、ビジネスホテル
  • 1人で、寝るだけの夜は、カプセルホテル
  • 家族やグループで、暮らすように泊まる夜は、民泊

この4つを知っていれば、夜ごとの宿が決められます。

※宿の設備、料金、食事、人数の決まり、荷物の預かりなどは、宿によって異なります。予約するときに、宿の案内を確認してください。