冬のコミケは、寒さとの勝負でもあります。
C109は2026年12月29日〜31日。会場の東京ビッグサイトでは、外で長く並ぶことがあり、建物の中も暖房が十分とは限りません。公式も「冬はとても寒いことが多い」と書いています。
そのうえ、1日10万人をこえる人が集まる場所です。電話もWi-Fiもつながりにくく、駅の券売機やコンビニは長い列になります。会場に着いてから何とかしよう、は効きません。着く前に、全部そろえておく。それがこの記事の一言です。
寒さ ― 開催の3日間、朝の東京は2℃前後
気象庁の平年値(1991〜2020年)では、12月29日〜31日の東京は、朝の最低気温が2℃前後(29日2.1℃・30日2.0℃・31日1.9℃)。昼の最高でも11℃ほどです。12月全体の平均の最低気温は3.8℃なので、開催の日はそれより冷えます。朝の列は、この冷えこみの中で並ぶことになります。午後に入る人も、昼で11℃ほどが目安です。
公式の案内(前回)は、暖かいコートを着てくるように、と呼びかけています。
- 外で長く並ぶことがある
- 建物の中でも、空調は限られている
- 具合が悪くなったら、すぐにまわりの人かスタッフに言う
脱ぎ着しやすい重ね着がおすすめです。日によって振れ幅もあり、前回の冬(C107)は、最高気温が16℃まで上がった日がありました。外の列ではしっかり着こみ、人で混んだホールの中では1枚脱ぐ。手袋やカイロのような小物も、列で役に立つはずです。
傘は禁止ではありませんが、混んでいるところでは畳むように、とあります(前回)。
現金 ― 小銭を、前もって作っておく
公式(前回)が、はっきり頼んでいることがあります。駅の券売機やチャージ機で、1万円札を使ってお金を崩さないでほしい。駅のおつりが足りなくなるからです。会場で使うお金は、前もって小銭にしておくように、とあります。

同人誌は、現金だけ?
ここは、はっきり言えません。サークル(同人誌を売る人)の支払いが現金だけなのか、カードやスマホ決済も使えるのか。前回までの公式の案内の中に、それを書いた所は見つけられませんでした。サークルごとに違う、と考えておくのが安全です。
だから、私たちは現金を、千円札と小銭で多めに持っていきます。カードが使えるかどうか分からない以上、現金があるのがいちばん確実です。
会場の地図には、ATMとコンビニの印もあります(前回)。ただし前回は、一部のコンビニに「休止中」「工事中」の表示がありました。2026年10月の取材では、会場の中のローソンにATMがありました。それでも、当日の会場でお金をおろす、をあてにしないほうが安心です。
交通系ICカード ― 会場に着く前に、たっぷりチャージ
SuicaやPASMOのような交通系ICカードは、前もって十分にチャージしておきます(公式)。
- ビッグサイトの近くには、チャージできる所があまりない
- 駅の券売機やコンビニは、とても混む
帰りの電車の分まで、ホテルの近くの駅で入れておくのがいちばん楽です。

会場への行き方と、ICカードが使えないときの切符の買い方は、行き方の記事(01)で。
スマホ ― つながらない前提で
人が多すぎて、会場では電話やWi-Fiがつながらないことが多い、と公式(前回)は書いています。
だから、はぐれたときの集合場所を、入る前に決めておく。友だちと行くなら、これがいちばん大事な持ち物かもしれません。
それでも、東京にいるあいだのスマホは要ります。駅までの道、乗り換え、ホテルの場所。日本に着いたその日から使えるように、eSIMを用意しておくと安心です。会場の中の混みあいは、どのeSIMでも変わりません。行き帰りと、コミケのない日のための準備です。
選び方は、eSIMの記事で。
荷物 ― 身軽に入って、買った本は送る
預ける
東京ビッグサイトのコインロッカーは、1日 小400円・中500円・大700円(会議棟・東・西・南の展示棟。会議棟には小さめの300円のものも)。ただしC109は東4〜6ホールが工事中で、当日に全部使えるか、空いているかは分かりません。
会場の有料の荷物預かり(クローク)は、コスプレの決まりの記事(03)に。コスプレの人向けの案内に載っていたもので、コスプレでない人も使えるかは、案内からは読み取れませんでした。
2026年10月の平日に取材したときは、国際展示場駅の外のロッカー(支払いはキャッシュレスだけ。りんかい線公式)も、会場の中のロッカーも、昼ごろには「満」でした。人の多いコミケの日に空いているとは、考えないほうがよさそうです。ロッカーは使えない前提で、大きな荷物はホテルに置いてくるか、宅配で送っておきましょう。だから、宿の場所が効いてきます(どこに泊まるかの記事(04))。
もし使えたら: 会場のロッカーは、ICカードが鍵になりません。出てくるレシートのQRコードが鍵です(会場の注意書き)。レシートはスマホで写真に撮っておくと安心です。


送る
買った本が重くなったら、会場の宅配便で送れます。前回(C108)は、受付が午後から17:00まで。どの会社も、会場で現金では払えませんでした。
- ゆうパック: 原則、着払い(受け取る人が払う)か、キャッシュレス(クレジットカード・電子マネーなど)
- 佐川急便: クレジットカードか電子マネー(現金は不可)
- ヤマト運輸: 原則、着払い
C109の宅配便の場所・時間・払い方は、まだ出ていません。ホテルへ送る、空港へ送る、の考え方は荷物を送る記事で。
食べ物 ― 電車に乗る前に買っておく
会場の近くの店は、昼どきに混みます。私たちのおすすめの順番です。
- いちばん安心なのは、泊まっている所の近くや乗り換えの駅のコンビニで、電車に乗る前に買っておくこと。 おにぎり、パン、水やお茶。温めなくても食べられる物が楽です。
- 会場の近くで食べるなら、12時台を避けて、道沿いの店へ。 国際展示場駅から会場へ行く道の途中の、2つのビルに店があります(2026年10月の取材で確認)。
- 有明パークビル: マクドナルド、ココス
- 有明フロンティアビル: サイゼリヤ、カフェ ベローチェ、ファミリーマート(24時間)
- 最後の手段は、会場のそばのコンビニ。 混んでいることが多いと考えておきましょう。ゆりかもめの東京ビッグサイト駅のそばのTFTビルには、1階にセブン-イレブン、2階にミニストップと100円ショップのキャンドゥがあります(ビルの案内で確認)。会場の中にもローソンがあります。
駅の近くの大きな商業施設「有明ガーデン」は、会場へ行く道の途中にはありません(駅から見て反対の方向)。
年末は、店の営業時間が変わることがあります。行く前に、各店で確かめてください。
ゴミは持ち帰ります。小さな袋を1枚、カバンに入れておくと便利です。



持ちこめないもの(前回)
旅行者がうっかりやりそうなものを3つ。
- 会場の中でお酒を飲む
- 大きなバッテリーを持ちこむ
- キャリーケースに乗る
ほかにも、花火や燃料、ヘリウムの風船、ペット(補助犬はよい)などの決まりがあります。手荷物の検査をすることもあります。全部は公式の案内(C108 カタログ英語抜粋)で。
そして、スリに気をつけて。財布とスマホは、体の前に。
まとめ ― 着く前にそろえるもの
- 入場券(リストバンドかチケット。買い方はチケット・リストバンドの記事(02))
- 暖かいコートと、脱ぎ着しやすい重ね着
- 千円札と小銭(1万円札は駅で崩さない)
- たっぷりチャージした交通系ICカード
- 使えるスマホ(eSIM)と、はぐれたときの集合場所
- 小さくまとめた荷物(大きい荷物はホテルに)
- 電車に乗る前に買った食べ物と飲み物、ゴミを入れる袋1枚
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