長野のスキー場、どこにする?|初めてで車なしなら野沢温泉。次点は白馬(初めては栂池から)

2026年11月1日時点の、スキー場・観光協会・バス会社などの公式の案内をもとにしています。料金と期間は2026-27シーズンの案内で、変わることがあります。

長野でスキー、と決めかけて、名前が3つ出てきた。白馬、野沢温泉、志賀高原。どれも有名で、どれもよさそう。

この記事は、その3つから1つを選ぶための記事です。

私たちのズバリはコレ! ― 初めてで、車がなくて、温泉にも入りたいなら、野沢温泉

迷ったら、私たちは野沢温泉にします。

  • ふもとのゲレンデは、宿の多くから歩いてすぐ。 スクールとキッズパークのある日影のゲレンデへは、村から動く歩道で上がれます
  • 滑ったあとは、村の中の外湯(共同浴場)を歩いて回れる。 入るのにお金はかかりません
  • 海外から来た人向けのスキースクールがある。 英語の公式ページで案内していて、世界各地から来たインストラクターがいます

何日も滑って、いろいろなスキー場を試したい人には、白馬も強い候補です(下の「次点」)。

3つを、同じ物差しで並べると

野沢温泉白馬(白馬バレー)志賀高原
どんな所温泉の村のすぐ上に、スキー場10のスキー場を、1枚の共通券とシャトルバスでつなぐ18のスキー場が、1枚の共通リフト券でつながる
初めての人日影のゲレンデに、スクールとキッズパーク。上ノ平は「なだらかで広い」(公式)栂池高原は、コースの半分(50%)が初心者向け(公式)初心者向けの割合は、公式で確かめられず
子ども日影にキッズパーク・託児・レンタルスキー場ごとに違うキッズパーク・キッズスクール・託児所は、エリアの中の別々のスキー場に(今季の期間は公式で確かめる)
車なしで、東京から新幹線で飯山駅まで約1時間45分+バス約25分新幹線+特急バスで、最短2時間50分新幹線で長野駅まで約90分+バス約80分(2026-27の冬の時刻表)
着いてからの移動ふもとのゲレンデへは、宿の多くから歩いて共通券の日は、シャトルバスが無料(夜の便は別。今季の路線と時刻は発表待ち)エリアの中に無料のシャトル(2025-26の冬の案内)
温泉村の中に、歩いて回れる外湯温泉はある(例: おびなたの湯)公式で確かめられず。宿で確かめる
英語英語の公式サイト。国際部門のスクール英語の公式サイト英語のバスの案内
2026-27の営業11月28日〜5月5日スキー場ごとに発表(八方尾根・栂池高原は12月1日から(予定)。11月1日時点で未発表の所も多い)12月5日〜5月5日
1日券(大人)7,800円(12月19日〜3月28日の通常の券)共通券 11,100円(公式のWebで。2026-27の購入ページあり)9,500円(窓口の通常の券)

車で行くなら、物差しが変わります。冬の道のことは「冬の日本を車で旅する」で。この記事は、車を運転しない人のための記事です。

根拠はこう

宿から歩いて、ふもとのゲレンデへ

野沢温泉スキー場の公式の案内は、ふもとのゲレンデを「ほとんどの宿から歩いてすぐで、レンタルの店にも近い」と紹介しています。初めての人も楽しめる、と。

ただ、ゲレンデまでの距離は宿によって違います。荷物を持って着く日や、道が凍る日もあります。宿を予約する前に、いちばん近いゲレンデやバス停までの道を地図で見て、冬の送迎があるかを宿に聞いておきます。

山の上のほうにある日影のゲレンデへは、村から動く歩道で行き来できます。日影には、キッズパークと、レッスンのスクールがあります。レッスンは毎日。チケットセンター、トイレ、託児、食堂、レンタルの店も、ここにそろっています。

少し上の上ノ平とパラダイスのゲレンデは、公式の言葉で「なだらかで広い」。ふもとより気温が低いぶん、雪もいい、とあります。

キッズパークは、12月中旬から3月末まで、毎日9時から16時(雪しだい)。小さな子が、スキーやスノーボードを始めるための場所です。

滑ったあとは、外湯めぐり

野沢温泉は、温泉の村です。村の中に、歩いて回れる外湯(共同浴場)がいくつもあります。

  • 入るのにお金はかかりません。 お湯を守るための寄付は歓迎、とあります
  • 冬(12月〜3月)は、朝6時から夜11時まで。 ただし、2か所(Shiden-no-Yu・Taki-no-Yu)は夜9時まで
  • 地元の家々が守っているお風呂です。 湯に入る前に、座って体を洗います。水着は着ません

スキー靴を脱いで、宿に荷物を置いて、タオル1枚で次の湯へ。車がないことは、ここではまったく困りません。歩いて回るのが、この村の楽しみ方です。

温泉の入り方は「大浴場と温泉」にまとめています。

海外から来た人向けのスクール

野沢温泉スキースクールの、海外のお客さま向けの部門は、Canyons という会社が運営しています。公式の案内には、世界各地から来たプロのインストラクターのチームがいる、とあります。

グループレッスンは12月21日から3月21日まで(ほかの時期は個人レッスンだけ)。グループの予約は、9月1日から受け付けています。

何語で習えるかの一覧は、公式の案内にはありません。中国語で習いたいなら、予約の前にスクールに確かめてください。

東京から、新幹線とバス1本

東京から北陸新幹線で飯山駅まで、直通で約1時間45分。飯山駅から、直通バスの「野沢温泉ライナー」で約25分です。

ただし、野沢温泉観光協会は「新幹線と直通バスが接続していない時間帯もあります」と案内しています。それに、2026年11月1日の時点で出ているバスの時刻表は11月30日までの分で、冬の便はまだ発表されていません。冬の時刻表が出たら、乗る新幹線とバスの時刻を一緒に見て、最終の便も確かめておきます。空港から直接行く方法も含めて、くわしくは「東京・成田・羽田から長野のスキー場へ」で。

長く滑れる

2026-27シーズンの営業は、11月28日から5月5日まで。大人の1日券は7,800円です(15歳未満は4,700円。12月19日から3月28日までの通常の券の値段)。

次点はこれ ― 何日も滑って、いろいろなスキー場を試したいなら、白馬

こんな人には、白馬が合います。

  • 1週間ほど滞在して、毎日ちがうスキー場で滑りたい
  • 上手な人と初めての人が、同じ旅にいる
  • スキー場の数で選びたい

白馬バレーは、10のスキー場をまとめた地域です。共通券(白馬バレー オールマウンテン デイパス)を持っていれば、滑る日は、スキー場をつなぐシャトルバスに無料で乗れます(2026-27の券の案内)。 ただし夜の便は対象外です。また、今季の路線と時刻はまだ発表されていません(11月1日時点で、出ているのは2025-26の冬の案内)。発表が出たら、泊まる宿の近くと、行きたいスキー場を結ぶ便があるかを確かめます。

初めてなら、栂池高原から。 白馬バレーの公式の一覧では、栂池高原はコースの50%が初心者向けです。八方尾根・白馬岩岳は30%、白馬五竜は35%。

東京からは、北陸新幹線と特急バスで、最短2時間50分です。

決める前に、3つだけ見ておきます。

  • 共通券は、白馬バレーの公式のWebショップで買う形です。 2026-27の券の購入ページは、2026年11月1日に出ていました。行きたい日を選んで買えるかは、そこで確かめます。買うにはアカウントの登録が要ります。買ったあとの取り消し・払い戻しはできません
  • 共通券がない日のシャトルは、2025-26の冬の案内では、ふつうの路線(V線)が大人800円。 券はWebだけで、現金では払えませんでした。夜の便は運賃も払い方も別で、共通券を持っていても無料になりません。今季の案内はまだ出ていないので、路線ごとに公式で確かめます
  • 2026-27の営業開始の日は、八方尾根と栂池高原が12月1日から(予定)。 白馬五竜・47 など、11月1日の時点でまだ発表していないスキー場もあります。早い時期に行くなら、スキー場ごとの公式で確かめます

温泉は、白馬にもあります。たとえば「おびなたの湯」は、八方尾根の中心から約3kmの所にあります(観光庁の多言語の解説)。ただ、宿から歩いて外湯を次々に回る、という楽しみ方を選ぶなら、それは野沢温泉の形です。

もう1つの手 ― 滑る日が多くて、1枚の券でたくさんのスキー場を回りたいなら、志賀高原

  • 全18スキー場の45基のリフト・ゴンドラが、1枚の共通リフト券で乗れます。 毎日ちがう斜面を滑れます
  • 子ども向けの場所は、エリアの中の別々のスキー場にあります。 公式の子ども向けのページには、丸池・焼額山・奥志賀高原のキッズパークやスクールと、高天ヶ原の託児所が並んでいます。託児所は完全予約制です。ページには前の冬の日付が残っている所もあるので、今季の期間・年齢・予約のしかたは公式で確かめてください
  • 営業は12月5日から5月5日まで、8時30分から16時30分(天候や場所で変わります)。 大人の1日券は窓口で9,500円。初すべり(12月5日〜18日)と春スキー(4月1日から)の時期は、続けて使う日数券が大人1日7,500円になるなど、時期で安い券があります
  • エリアの中を回る無料のシャトルが、2025-26の冬は8時30分から17時30分に走っていました。 2026-27の案内は、11月ごろに出る予定です

東京から北陸新幹線で長野駅まで約90分。長野駅の東口から、長電バスの急行バスで約80分(例:9時10分発→10時28分着)、志賀高原のまんなかの「山の駅」に着きます。2026-27の冬の時刻表(12月5日から4月5日)で、運賃は大人3,000円です。券を買っても席が保証されないことは、2025-26の冬の案内です。

志賀高原の山の上で日帰りで入れる温泉は、今回の調べでは公式で確かめられませんでした。温泉を楽しみにするなら、泊まる宿に温泉があるかを見て選びます。

温泉に入るサルも見たいなら ― 長野駅から冬の直行バスで行ける

地獄谷野猿公苑(温泉に入るサルが見られる所)へは、冬は長野駅の東口の24番の乗り場から、急行バス「スノーモンキーパーク線」で約50分です(12月5日から4月5日)。この冬、志賀高原行きのバスはスノーモンキーパークに止まりません。

バスは定員制で、満席なら次の便になります。券は、バスと入場券のセット券をWebで先に買うのが確実です。長野駅東口の案内所でも当日券を売っていますが、決まった数に達すると売らないことがあります。バスの中では払えません。バス停から歩いて約35分。道は舗装されていない所や段差、坂があり、車いすやカート(ベビーカーなど)では通れません。冬は、歩きやすく滑りにくい靴で行きます。

東京から日帰りで、雪に触れてみたいなら

長野の3か所は、駅からさらにバスに乗って行く所です。新幹線の駅から歩ける所で、まず試してみたいなら、軽井沢プリンスホテルスキー場という手もあります。新幹線の軽井沢駅から歩いて約10分。全14コースのうち8コースが初心者向けで、2026年10月31日から営業しています。開いているコースは日によって違うので、公式のゲレンデ情報で確かめてください。

まず、自分の旅に当てはめる

次のどれが当てはまるか、見てください。

  • 初めてのスキーで、温泉にも入りたい(→野沢温泉)
  • 小さな子と一緒で、子ども向けの場所と託児がそろった所がいい(→野沢温泉の日影)
  • 英語で習いたい(→野沢温泉は、海外から来た人向けの部門を英語の公式ページで案内している。白馬・志賀はスクールごとに確かめる)
  • 中国語で習いたい(→白馬は、公式の「認定校」の一覧から、自分の言葉で習える学校を探せる。中国語の学校もある。野沢温泉・志賀高原は、公式の案内では確かめられませんでした。予約の前にスクールへ)
  • 5日以上滑る。毎日ちがうスキー場がいい(→白馬。初めての日は栂池)
  • 上手な人と初めての人が同じ旅にいる(→白馬)
  • 滑る日が多くて、1枚の券でたくさんのスキー場を回りたい(→志賀高原)
  • 温泉に入るサルも見たい(→長野駅から冬の直行バスで行ける)
  • 11月に行く(→この3か所の中で、11月から開くのは野沢温泉(11月28日から)。始まったばかりの時期は、開いているコースや施設が限られることがあるので、公式のその日の情報で確かめる。ただし、野沢のスクールの海外から来た人向けの部門のグループレッスンは12月21日から、キッズパークは12月中旬から。グループで習うなら12月21日以降に。白馬は八方尾根と栂池高原が12月1日から(予定)、ほかは各スキー場の発表を待つ。志賀高原は12月5日から)
  • 自分で車を運転して行く(→この記事の物差しとは別。「冬の日本を車で旅する」から)

初めて滑るなら、どこを選んでも、リフト券のほかに、道具のレンタルとレッスンが要ります。料金と予約のしかたは、それぞれのスキー場やスクールの公式で確かめます。服は、水がしみない上着とズボン、手袋を用意します。

迷ったら、こう決める

初めて・車なし → 野沢温泉。 宿から歩いてふもとのゲレンデへ、夜は外湯へ。
次は、行き方。「東京・成田・羽田から長野のスキー場へ」へ。

何日も滑りたい・いろいろ試したい → 白馬。 共通券でシャトルに乗って、初めての日は栂池から。

滑る日が多くて、1枚の券でたくさんのスキー場を回りたい → 志賀高原。

参考にした公式情報(25件)