5人以上・10人の家族で泊まる|家まるごと・アパートメント・和室の大部屋・部屋を2つ以上。人数と年齢を入れて選ぶ

2026年10月時点の、国土交通省・観光庁・日本政府観光局(JNTO)・予約サイトの公開の案内と、旅行ガイド・旅行業界紙の記事をもとにしています。宿の条件は、宿・部屋・プランごとに違います。予約の前に、その宿の案内と予約の画面で確かめてください。

おじいちゃんとおばあちゃん、きょうだい2家族、子どもが4人。10人の旅で、最初につまずきやすいのが宿です。ホテルの部屋は、泊まれる人数が部屋ごとに決まっています。ビジネスホテルは2人までの部屋がふつうで、3人の部屋がある所もあります(JNTO)。10人は、ふつうの1部屋には入りません。

でも、10人で泊まれる形は、ちゃんとあります。大人数が泊まれる宿の形は、大きく分けると4つです。

私たちのズバリはコレ! ― 2泊する町は家まるごと。1泊で動く町は、同じホテルに部屋を2つか3つ。旅館の夜は、和室の大部屋

  • 2泊以上する町では、家をまるごと借りる。台所と洗濯機のある家なら、10人で朝ごはんを囲み、洗濯もできます
  • 1泊で次へ動く町では、同じホテルに部屋を2つか3つ。駅の近くで、荷物を置いて寝るだけの夜に向きます
  • 旅館に泊まる夜は、和室の大部屋。畳に布団を並べて、10人で同じ部屋に寝ます。大部屋が無ければ、和室を2部屋
  • アパートメントは、5〜6人の家族の答え。台所のついた部屋が1つで足りることがあります。10人なら、同じ建物に2部屋

決め手は2つだけです。その町に何泊するかと、だれとだれが同じ部屋に寝るか。値段より先にこの2つを決めると、探す宿の形が1つに絞れます。

4つの形を、先に並べる

形どんな宿10人なら向く夜予約の前に見ること
家まるごと一軒家やマンションを、まるごと借りる(民泊など)1軒2泊以上。台所・洗濯機・みんなで集まる居間何人まで泊まれるか/寝る場所の数/何泊から借りられるか/届出番号か許可・住所
アパートメント台所のついた部屋に泊まる宿(アパートメントホテルや、マンションの1室)同じ建物に2部屋5〜6人の家族。何泊かする町1部屋に何人まで泊まれるか
和室の大部屋旅館やホテルの、畳の部屋に布団を並べる大部屋1つか、和室2部屋旅館の1泊。小さい子が多い何人まで泊まれるか/ベッドやベビーベッドがあるか
部屋を2つか3つふつうのホテルで、部屋を分けて取る2〜3部屋1泊で動く町。駅の近く部屋ごとの人数/隣の部屋にしてもらえるか

決める前に、10人を「大人何人・子ども何人(何歳)」に書き出す

どの形でも、予約の画面には、大人と子どもの人数と、子どもの年齢を入れます。その部屋とプランの定員に収まるか、子どもの添い寝ができるか、料金がかかるかは、宿・部屋・プランごとに違います。だから、先に10人を数え直しておきます。

この10人なら、大人6人(祖父母2人・夫婦2組)、子ども4人(10歳・8歳・5歳・3歳)です。

部屋を分ける形なら、1部屋で10人を探すより、「5人と5人」のように分けてから探すほうが、選べる部屋が広がります。分けるときは、どの部屋にも大人が入るように。子どもの年齢も、部屋ごとにそのまま入れます。

予備のベッドや赤ちゃん用のベッドが借りられるかも、宿しだいです。子どもや予備のベッドの追加の料金は、書かれていない限り予約の値段に入っていない、と予約サイトのAgodaは案内しています。要るなら、予約の前に宿に聞いておきます。

1 家まるごと ― 2泊以上する町で、10人がひとつ屋根の下に

家族やグループなら、家を1軒まるごと借りる泊まり方があります。部屋1つだけの民泊から、家まるごとの民泊まであり、とくに人数の多いグループや家族に向いている、と旅行ガイドのjapan-guide.comは書いています。台所と洗濯機が付いていることも多い、とも。東京の真ん中のマンションから、京都の町家、田舎の農家まで、形はいろいろです。

10人で泊まるなら、いちばん「暮らす」に近い形です。近くのスーパーで朝ごはんの材料を買って、大きな食卓で10人分を並べる。夜は子どもを先に寝かせて、大人は居間でもう少し話す。ホテルの部屋が2つに分かれていると、できないことです。

予約の前に、見ておきたいのは4つです。

  • 何人まで泊まれるか。家ごとに決まっています。子どもも人数に入れて、10人が収まるかを見ます
  • 寝る場所の数。ベッドがいくつか、布団か。祖父母が床の布団から起きるのがつらいなら、ベッドの数も見ます
  • 何泊から借りられるか。たとえば国の特区の制度で営む民泊は、2泊3日以上の滞在が条件です。地域の条例によっては、それより長い滞在が条件になることもあります(国土交通省)。1泊で動く町より、2泊以上する町に向く理由の1つです
  • 届出番号や許可を得ている物件か、住所が分かるか。観光庁は、予約サイトでこれらが分かるかを確かめるよう呼びかけています

家まるごとの宿には、民泊として届け出たもののほか、旅館やホテルと同じ許可を得て営むものなどもあります(観光庁)。予約の前に読んでおくその家の決まり、着いたときのパスポートの確認、ゴミと夜の静けさは「民泊」にまとめました。

民泊の多くは、宿の人がいない家です(JNTO)。フロントは無く、困ったときの連絡先は家の中の紙や予約のときの案内にあります。10人のうち、だれが連絡の係かを決めておくと、着いた夜が落ち着きます。

2 アパートメント ― 5〜6人なら1部屋。10人なら、同じ建物に2部屋

台所のついた部屋に泊まる宿です。ホテルとして営む「アパートメントホテル」と、マンションの1室を借りる民泊があります。

大人数の家族やグループ、長く泊まる人に向けて、台所や洗濯の設備を置いたアパートメントホテルが増えている、と旅行業界紙のTTG Asiaは伝えています(2026年7月)。4〜6人で泊まれる部屋を並べた宿もあります。何人まで泊まれるかは、宿と部屋ごとに違います。

5〜6人の家族なら、1部屋で足りることがあります。10人なら、同じ建物に2部屋。家まるごとと違って、受付のある宿なら、困ったときに聞ける人がいます。家まるごとが見つからない町で、次に探す形です。

2部屋を隣どうしにしたいときは、宿に頼んでみます。ただ、こうした頼みは空き具合しだいで、約束ではないことが多いものです(下の「部屋を2つか3つ」と同じです)。

3 和室の大部屋 ― 旅館の1泊を、10人で1つの部屋に

旅館の多くは、畳に布団を並べて、家族みんなで1つの部屋に寝る泊まり方です(JNTO)。和室などの大きな部屋なら、ふつうの部屋より多い人数で泊まれることがあります。

10人で布団を並べて寝る夜は、子どもにとって、旅の中でいちばん覚えている1泊になるかもしれません。宿によっては、夕ごはんのあいだに、係の人が布団を敷いておいてくれます。旅館の1泊の流れは「旅館の1泊」で。

予約の前に見ておくのは、2つです。

  • その部屋に何人まで泊まれるか。10人が1部屋に入る大部屋がある旅館ばかりではありません。無ければ、和室を2部屋にします
  • ベッドや赤ちゃん用のベッドがあるか。旅館では、ベッドや旅行用のベビーベッドが無いこともある、とJNTOは案内しています。一方で、ベッドのある部屋を持つ旅館も多くあります(JNTO)。床の布団がつらい家族がいるなら、前もって宿に聞きます

旅館の値段は、1人いくらで出ていることがよくあります。部屋の値段だけで考えていると、10人分で思ったより大きくなります。値段の見方は「日本の宿は4つ」の旅館の節で。

4 部屋を2つか3つ ― 1泊で動く町は、同じホテルで

1泊だけで次の町へ動く日は、駅の近くのホテルに部屋を2つか3つ。荷物を置いて、寝て、朝また駅へ。10人で1つの家を探すより、ずっと簡単です。

家族向けの広い部屋(ファミリールーム)があるホテルや、隣どうしの部屋、中の扉でつながった部屋(コネクティングルーム)を家族に用意できるホテルもあります(JNTO)。

ただ、予約サイトのAgodaで取ったなら、隣どうしやつながった部屋は、予約のあとに宿へ頼む形です。そのAgodaも、こうした頼みは宿の空き具合しだいで、約束はできないと案内しています。頼んだら、着く前か着いたときに、宿に通ったかを確かめます。

だから私たちは、部屋が離れても困らない分け方にしておきます。どの部屋にも大人を入れる。小さい子は親と同じ部屋に。そうしておけば、隣どうしにならなくても、その夜は回ります。

たとえば、この10人の4泊

夜町泊まる形なぜ
1・2泊目東京家まるごと(無ければ、アパートメントを同じ建物に2部屋)2泊する。台所と洗濯機で、長い旅の最初を整える
3泊目京都旅館の和室の大部屋(無ければ、和室を2部屋)旅の中の、特別な1泊
4泊目京都駅の近くのホテルに部屋を2つ(5人と5人)次の朝は空港へ。荷物を置いて寝るだけ。1泊を旅館にしたので、残りの1泊も1泊の宿で

この表は1つの例です。町の数と泊まる日数で、組み方は変わります。決め方は同じで、その町に何泊するかと、どの夜を旅館にするかで形を選びます。1泊ずつに分かれる町は、家まるごとより、ホテルや旅館が向きます。

どの形でも、駅から宿までの道は、地図で見ておきます。10人で歩くと、5分の道も長く感じます。スーツケースは先に宿へ送ってしまう手もあります(「8〜12人の家族で、電車で日本を回る」)。

予約の画面で、最後に見る3つ

10人分の予約は、1人分の予約より、取り消したときの金額も大きくなります。申し込みを終える前に、3つだけ見ます。

  1. 取り消しの期限 ― キャンセル料は宿が決めるもので、何日前からかかるかは宿・プランごとに違います。取り消せない条件の予約もあります(Agoda)
  2. 最後に払う金額 ― Agodaの規約では、一覧の値段には、ふつう税やサービス料が入っていません。宿に着いてから払う税や料金があることもある、とAgodaは案内しています
  3. 人数の条件 ― 大人と子どもの人数と年齢を入れて、その部屋とプランの定員に収まるか。部屋を分けたなら、部屋ごとに

街によってかかる宿泊税は「宿のお金」で。一覧の値段が安く見えるときに見る所は「予約サイトの値段が安く見えるときに見る所」に書きました。

人数がちがう家族へ

  • 5〜6人 → アパートメント1部屋、和室1部屋、ホテルのファミリールーム。どれも、1部屋で収まるかは予約の画面で人数と年齢を入れて見ます
  • 7〜9人 → 家まるごとか、部屋を2つ。和室なら、大部屋か2部屋
  • 11人・12人 → 家まるごとなら、その家の「何人まで」に収まるかを最初に見ます。部屋を分けるなら3つ

出発前に、これだけ

  • 10人を「大人何人・子ども何人(何歳)」に書き出す
  • 町ごとに何泊するかを決め、泊まる形を選ぶ(2泊以上なら家まるごと、1泊ならホテルに部屋を2つか3つ、旅館の夜は和室の大部屋)
  • 部屋を分けるなら、どの部屋にも大人が入る分け方にしておく
  • ベッド・赤ちゃん用のベッドが要るなら、予約の前に宿に聞く
  • 申し込む前に、取り消しの期限・最後に払う金額・人数の条件を見る

もっとくわしく

10人の宿は、探し始めると難しく見えます。でも、決めるのは、町ごとの泊まる日数と、だれとだれが同じ部屋に寝るか。それが決まれば、あとは、10人で同じ食卓を囲む夜と、布団を並べる夜を、どの町に置くかを楽しむだけです。

参考にした公式情報(10件)

宿の条件は、宿・部屋・プランごとに違い、変わることがあります(2026年10月時点)。ここに挙げた宿の形の説明は一般的な傾向で、どの町でも、どの日でも、その形の宿が空いているとは限りません。