出発前に読む
このサイトでは、旅の準備に役立つよう、公的機関やレンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点。法律の解説ではありません)。決まりや条件は変わることがあります。出発前にかならず、記事の終わりにある公式の案内と、予約する会社で最新の内容を確かめてください。
アメリカや韓国の免許で日本を運転するなら、国際運転免許証を1冊用意します。
取るのは、出発前に、自分の国で。
JNTO(日本政府観光局)も、出発前に取るよう案内しています。有効なのは、自分の国の発行元が出したものだけです。
台湾の免許なら、用意するのは国際運転免許証ではなく、日本語の翻訳文です(ドイツやフランスなど、ヨーロッパのいくつかの国の免許も同じ)。取り方は「翻訳文で日本を運転する」にあります。
日本で使えるのは、どんな1冊?
冊子の形をした、紙の国際運転免許証です。
カード型やスマートフォン版は、日本では使えません。
様式は、1949年のジュネーブ条約のもの。冊子の中に、条約の名前として「CONVENTION ON ROAD TRAFFIC OF 19 SEPTEMBER 1949」と書かれています。
国によっては、1968年のウィーン条約の様式のものも出しています(たとえばタイ)。そちらでは日本で運転できないので、両方を出している国では、申し込むときに1949年の方を選びます。
受付では、冊子のどこを見られる?
トヨタレンタカーの事前確認のページや、ニッポンレンタカーの案内には、冊子で確かめる所が挙がっています。
・冊子の形か、条約の名前が1949年か
・発行日(発行から1年以内か)
・本人の写真
・運転できる車の種類の印
見落としやすいのは、最後の車の種類です。ニッポンレンタカーは、予約した車の種類に当たる印やシールが無い冊子を、よくある不備の1つに挙げています。
冊子が届いたら、この4つを自分で開いて見ておきます。気づくのが出発前なら、まだ手が打てます。
アメリカの人は、どこで取る?
アメリカで国際運転免許証を出せるのは、米国務省が認めた2つだけです。
AAA と AATA(American Automobile Touring Alliance)。
ネットには国際運転免許証を出すとうたうサイトもありますが、アメリカ政府はその多くを詐欺だと注意しています。申し込むのは、この2つのどちらかです。
AAAなら、会員でなくても申し込めます。方法は、支店・郵送・オンラインの3通り。
どの方法でも、要るものは同じです。
申請書
パスポート型の写真
有効なアメリカの運転免許証
料金20ドル(2026年9月時点。方法によって写真代や送料が別にかかります)
申し込めるのは18歳以上です。
AAAによると、支店で申し込めば、たいていはその日のうちに受け取れます。郵送とオンラインは、それより日数がかかります。
写真を撮れる支店も多くあります。出発が近いなら、支店へ行くのが近道です。
韓国の人は、どこで取る?
国際運転免許証(국제운전면허증)は、全国の運転免許試験場と警察署で申し込めます。仁川空港・金海空港の国際運転免許発給センターや、オンラインでも申し込めます。
試験場や警察署の窓口なら、その場で受け取れます(勤務時間内で3時間以内)。オンラインは、全部で14日かかります。
警察署に行くなら、発給できる署かを先に確かめて、クレジットカードかデビットカードを持っていきます。
持っていくものは3つです。
パスポート
韓国の運転免許証
6か月以内に撮った、パスポート用の規格の写真
手数料は9,000ウォンです(2026年9月に確かめた額)。
仁川空港の発給センターは、第1ターミナルにあり、9時から18時まで開いています。ただ、出発の当日を当てにしないで、前もって取っておきます。
英語の名前は、パスポートと同じつづりに
韓国の道路交通公団によると、国際運転免許証の英語の名前がパスポートと一致しないと、効力が認められません。
申し込むときは、パスポートを横に置いて、1文字ずつ見比べます。
裏が英語の免許証だけでは、運転できない
駐福岡・駐札幌の韓国総領事館の案内では、英語が併記された韓国の運転免許証(영문 운전면허증)では、日本で運転できません。
道路交通公団の案内どおり、国際運転免許証・韓国の免許証・パスポートの3つを一緒に持っていきます。
いつ取ればいい?
国際運転免許証が日本で使えるのは、発行から1年以内、かつ日本に着いてから1年以内です。
旅行の日程が、発行から1年の中に入るように取ります。
もうひとつ、自分の国の運転免許証も、旅行のあいだずっと有効である必要があります。
旅行中に免許が切れそうなら、先に更新を済ませておきます。
受付では、何を見せる?
レンタカーの受付では、次の3つを見せます。
自分の国の運転免許証(原本)
国際運転免許証
パスポート
ニッポンレンタカーでは、コピーやデジタルのものは受け付けてもらえません。
運転を交代する人がいるなら、その人の分も必要です。ニッポンレンタカーやトヨタレンタカーは、運転する人全員の免許とパスポートを求めています。
ただ、この扱いは会社によって違います。交代で運転するなら、予約する会社の案内で確かめておきます。
空港で、入国スタンプを確かめる
レンタカーの受付では、パスポートの入国スタンプで、日本に着いた日を確かめます。入国審査でもらう上陸許可の印で、会社の英語の案内では stamp のほか seal とも呼ばれています。
トヨタレンタカーでは、入国日が確かめられないと車を借りられません。空港の自動化ゲートを通るとこの印はもらえないので、JNTO(日本政府観光局)の案内どおり、係員のいる入国審査に並びます。
税関へ進む前に、パスポートを開いて印を見ます。無ければ、その場で入国審査の係員に、次の1文を見せます。
【係員に見せる日本語】上陸許可のスタンプをお願いします。
税関の手前で1回開いておけば、受付の日は、そのページを開いたままパスポートを差し出せます。
1冊そろえば、次は行き先
自分の国の運転免許証、国際運転免許証、パスポート。
この3つがそろったら、準備の山はもう越えています。
海沿いを走るか、山へ向かうか。ここからは、たのしい方の準備です。
※国際運転免許証の発行の手続き・料金・日数は、発行する国や団体によって異なり、変わることがあります。レンタカーの受付で求められる書類も会社によって異なります。出発前に、発行元と予約する会社の案内を確認してください。