出発前に読む
このサイトでは、日本で運転する前の予習として、警察庁などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年10月時点。法律の解説ではありません)。決まりは変わることがあります。運転するときは、現地の標識と、記事の終わりにある公式の案内に従ってください。
レンタカーの店の駐車場を出て、最初の10分。間違えやすいのは、むずかしい標識ではありません。
先に、答えを言います。
左側を走る。右折は、対向の車を待つ。横断歩道の人が先。
この記事では、この3つと、走り出すと出会う4つ(速度の数字・止まる所・サイレン・運転席のレバー)だけを見ます。日本の交通の決まりを全部は扱いません。
左側を走る。気をつけるのは、曲がったとき
日本は左側通行です。ハンドルは右にあります。
警察庁は、右側通行の国で運転してきた人に向けて、交差点を曲がったときなどに、つい右側を走ってしまうことがある、と注意しています。
曲がったら、まず左側へ。
右に曲がるときは、先にできるだけ道の中央に寄ります。交差点では、中心のすぐ内側を、すぐ止まれる速さ(徐行)で回ります。 曲がった先では、道の左側へ入ります。
左に曲がるときは、先にできるだけ道の左端に寄ります。そのまま、できるだけ左端に沿って、すぐ止まれる速さ(徐行)で曲がります。
店の駐車場から道に出るときも、入るのは左側です。
右折は、待つ
左側通行の日本では、右折が、対向の車線を横切る曲がり方です。
右に曲がるときは、対向の車線をまっすぐ来る車と、左に曲がる車が先です。 自分の車が先に交差点に入っていても、その車の進行を妨げません。
警察庁の多言語の案内は、歩行者や対向車が通り過ぎるまで、ウインカーを出したまま待つ、としています。
対向の車が切れても、すぐには出ません。曲がった先の横断歩道に人がいないか、見てから。
横断歩道の人が先
警察庁の外国人向けのリーフレットは、「日本では、歩行者が最優先です」と書いています。
横断歩道に近づいたら、手前で止まれる速さに落とします。
横断歩道を渡っている人や、渡ろうとしている人がいたら、横断歩道の手前で止まって、先に渡ってもらいます。 信号の無い横断歩道でも同じです。
自転車も同じです。横断歩道や自転車横断帯を自転車が渡っているとき、渡ろうとしているときも、手前で止まって譲ります。
右に曲がるときも、左に曲がるときも、曲がった先の横断歩道まで見てから進みます。
速度は、まず標識の数字。2026年9月から、数字も中央線も無い道は30km/h
まず、標識や道路に書かれた数字に従います。 白い地に赤い輪の標識に、青い数字で書いてあります。
数字が無い道の速度(法定速度)は、2026年9月1日に変わりました(2026年10月22日に警察庁のページで確認)。
中央線も車線の区切りも無く、上りと下りが柵などで分けられてもいない一般道路は、時速30km。 住宅のあいだを通る細い道などです。警察庁は「生活道路」と呼んでいます。町の外の道でも、この条件に当てはまれば30です。それまでは、時速60kmでした。
次のような一般道路は、これまでどおり時速60kmです。
- 中央線や、車線の区切り(車両通行帯)がある道
- 植え込み・柵・ポールなどで、上りと下りが分けられている道
中央線は、道路に引かれた線のほか、標識で示されていることもあります。
そして、数字の標識があれば、そちらが先です。 中央線の無い道でも、40の標識があれば40。中央線がある道でも、50の標識なら50です。
見る順番は2つです。数字があれば、その数字。無ければ、上りと下りが線や柵で分かれているか。 迷ったら、遅いほうで走ります。
決められた速度の中でも、道や天気に合わせて、安全な速さで。警察庁も警視庁も、そう呼びかけています。
高速道路も、まず標識の数字です。乗る前のことは「日本の高速道路|料金の目安と、乗る前にこれだけ」で。
止まる所は、2つと信号
赤い逆三角の「止まれ」では、いったん完全に止まって、左右を見ます。
踏切は、警報機が鳴っていなくても、手前で止まって、列車が来ていないかを確かめます。
赤信号では、左折も止まります。 青い矢印が出ていれば、その方向へ進めます。
くわしくは「日本の道路標識|形と色を見て、”止まる”2つを先に覚える」で。
サイレンが聞こえたら、左へ寄る
サイレンを鳴らした救急車などの緊急車両が近づいてきたら、道の左側に寄って、道をあけます。
交差点の近くでは、交差点を避けて、左側に寄って止まります。
一方通行の道で、左に寄るとかえって邪魔になるときは、右側に寄ります。
走り出す前に、運転席で1回ずつ
ハンドルは右です。初めての車なので、店の駐車場で、出る前に1回ずつ動かしておきます。
ウインカー(曲がる合図)のレバー
ワイパーのレバー
ハザードランプ
給油口の開け方
交差点の手前で、合図のレバーを探さずに済みます。分からなければ、店の人に聞いてかまいません。店で聞いておくことは「カウンターと駐車場の最初の30分」にまとめています。
最初の10分は、この3つ
左側を走る。右折は待つ。横断歩道の人が先。
あとは、数字を見て、止まる所で止まる。まずは、それで走り出します。
次に読む
- 標識は形と色から:「日本の道路標識|形と色を見て、”止まる”2つを先に覚える」
- 店で聞いておくこと:「カウンターと駐車場の最初の30分」
- 高速道路に乗る前に:「日本の高速道路|料金の目安と、乗る前にこれだけ」
- ぶつけたとき・止まったとき:「レンタカーで止まったら|手は、この順番で3つ」
- 冬に走るなら:「冬の日本を車で旅する」