ラーメン店に入ったら、店の人より先に、機械が待っていた。

日本では、ラーメン・そば・牛丼系のチェーンなどで、入口の近くに券売機(食券の自動販売機)を置いている店がよくあります。
自分の国に食券のしくみがなく、はじめは戸惑う旅行者もいます。でも、流れは3つだけです。
・席に着く前に、券売機で券を買う
・券を店の人に渡すか、持ったまま待つ
・食べ終えたら、レジに寄らずに店を出る(支払いはもう済んでいます)
ボタンが読めなくても、出口はあります。
1 入ったら、座る前に券売機へ
券売機の店では、まず券を買います。席に着くのは、そのあとです。
店の人に「初めに食券をお買い求めください」(はじめに食券を買ってください)と言われることもあります。
駅の立ち食いそば・うどんの店や、定食の店の一部でも、先に券を買うことがあります。
2 お金とボタン ― 順番は、機械しだい

押しボタンの機械では、先にお金を入れてから、料理のボタンを押します。
画面にさわって選ぶタッチパネルの機械では、順番が逆のこともあります。料理を選んでから、最後に支払います。
お札と小銭
1万円札や5千円札が入らない機械もあります。
だから、千円札を何枚かと、10円玉以上の小銭を持っておくと、券売機の前で困りにくくなります。
使えるお札が手元にないときは、券売機を指さして、店の人に聞いてみましょう。
現金か、カードか
現金だけの券売機もあれば、カードやスマートフォンの決済が使える券売機もあります。店によって違います。
カードで払いたいときは、券売機の画面や、機械に貼られた表示を見て確かめましょう。分からなければ、カードを見せて店の人に聞いてみましょう。
おつりと「返却」
何枚か続けて買える機械では、「おつり」(お釣り)のボタンを押さないと、おつりが出てこないものもあります。券を取ったら、おつりが出てきたかも見ておきましょう。
お金を入れたあとでやめたいときは、「返却」(お金を返す)と書かれたボタンやレバーを探します。
3 ボタンが読めない・押し間違えたとき
画面にさわるタイプの機械には、英語・韓国語・中国語などに切り替えられるものがあります。まず、画面に言語のボタンがないか探してみましょう。
料理の写真を大きく出している機械もあります。トッピングやサイドメニューは、小さめのボタンに並んでいることがあります。
ボタンが日本語だけで読めないときは、スマートフォンの翻訳アプリを使うか、券売機を指さして店の人に聞いてみましょう。
押し間違えたと気づいたときも、食べる前に、券を見せて店の人に聞いてみましょう。

4 券を買ったら ― 渡すか、持って待つか
券の扱いは、店によって違います。
店の人に渡す。 券を店の人に渡して、席で待てば、料理が運ばれてきます。
券を持ったまま、番号を待つ。 券を買った時点で注文が入り、券に番号がついている店もあります。席で待ち、料理ができるとカウンターの上の画面に自分の番号が出るので、券を持ってカウンターへ取りに行きます。
どちらの店か分からないときは、まわりの人のやり方をまねるか、店の表示に従いましょう。
5 席に着いたら ― 好みを選べる店も
券売機で買うのは、料理まで。細かい好みは、席で選べる店もあります。
たとえばラーメンの一蘭では、席でオーダー用紙に、麺のかたさやスープの脂の量などを書き込んで、自分好みの一杯にできます。用紙は英語・韓国語・中国語にも対応しています。
一蘭では、替玉(麺だけのおかわり)がほしくなったら、替玉のプレートを呼び出しボタンの上に置くだけで、店の人が取りに来てくれます。
ひと言も話さずに、おかわりまでできる。券売機の店らしい、ちょっとしたたのしみです。
6 食べ終えたら
券で買った料理の支払いは、券を買ったときに済んでいます。レジに寄らずに、そのまま店を出られます。
食器を自分で「返却口」(食器を返す場所)へ返す店もあります。まわりの人が器を運んでいたら、それにならいます。
まずは、これだけ
座る前に、券を買う。
千円札と小銭を持っておく。
読めなければ、翻訳アプリか、指さして店の人に聞く。
券をどうするか分からなければ、表示か、まわりの人を見る。
※使えるお金や券の渡し方は、店によって違います。迷ったら、店の表示か店の人に確かめてください。