カフェ・喫茶店|先にレジか、先に席か

駅前の朝。ガラス張りのカフェでは、レジの前に人が並び、カウンターの端でカップを受け取っています。通りの向こうの喫茶店では、席に着いた人のところへ、店の人が水とおしぼりを運んでいきます。

日本のカフェや喫茶店には、先にレジで頼む店もあれば、席に座ってから頼む店もあります。どちらの店か分かれば、あとは流れにのるだけです。

見ておくのは、次の3つです。

・先にレジで頼んで、カウンターで受け取る店がある(たとえばスターバックス)

・席に座ると、店の人が水とおしぼりを持ってきて、注文を聞いてくれる店がある(たとえばコメダ珈琲店)

・愛知や岐阜の喫茶店では、朝、飲み物にトーストなどが付く「モーニング」に出会える

1 入ったら ― 案内を待つか、レジへ進むか

店に入ったら、少しだけ立ち止まって、店の中を見てみてください。見るのは2つ。レジの前に注文の列があるか。店の人が席へ案内しているか。

レジに注文の列ができていれば、先にレジで頼んで、カウンターで受け取る店です(たとえばスターバックス)。店の人が「いらっしゃいませ」と声をかけて席へ案内してくれれば、注文は席でします(たとえばコメダ珈琲店)。

入口で店の型を見分ける考え方は、「日本の外食は、入口で分かる」の記事にもまとめています。

どちらの型か分かれば、あとで迷うのは、何を飲むかだけです。

2 先にレジで頼む店 ― 選ぶのは2つだけ

たとえばスターバックスでは、レジで飲み物とサイズを選べば、注文はそれで完了です。サイズは「ショート」「トール」「グランデ」「ベンティ」の4種類。できあがったら、受け取りカウンターで受け取ります。

受け取ったあとは、ミルクや砂糖を自分で足せます。頼むときは2つ選ぶだけ。細かい好みは、受け取ってから自分の手で整えられます。

「店内か、持ち帰りか」を聞かれる

レジでは、店の中で飲むか、持ち帰るかを聞かれることがあります。店内か持ち帰りかで税が変わるためで、値段が変わる店もあります(たとえばスターバックス)。どちらで飲むかを先に決めておけば、レジで聞かれても、ひと言で答えられます。

3 席で頼む喫茶店 ― 座れば、店の人が来てくれる

コメダ珈琲店の入口

たとえばコメダ珈琲店では、店の人が席へ案内し、水とおしぼりを席まで持ってきてくれます。座っていれば、注文を聞きに来てくれて、頼んだものも席まで運ばれてきます。

座ったら、あとは待つだけ。レジの前に立ったまま、メニューを急いで読む必要もありません。コメダ珈琲店がめざしているのは、だれもがくつろげる「街のリビングルーム」です。

木の天井と窓ぎわの席がある喫茶店の店内

日本の喫茶店(kissaten)には、西洋風の新しいカフェとは違う、昔ながらの趣のある店が多くあります。木のカウンターの奥で、マスターが一杯ずつ、ゆっくりお湯を注いでコーヒーをいれる店もあります。大阪の喫茶店では、果物と牛乳を合わせた「ミックスジュース」にも出会えます。

席で待つ時間も、喫茶店のたのしみのうちです。

4 愛知・岐阜のモーニング ― 朝の1杯に、トーストが付く

愛知県や岐阜県の喫茶店には、「モーニング」という朝の楽しみがあります。朝の時間帯に飲み物を頼むと、トーストやゆで玉子、サラダなどが付いてくるサービスで、何が付くかは店それぞれです。日本中どこの喫茶店にもある、というわけではありません。

コーヒーにトーストとゆで玉子が付いたモーニング

飲み物の値段のままで付く店もあれば、少しだけ足す店もあります。「1日中モーニング」をうたう喫茶店もあるので、朝に間に合わなくても、出会えることがあります。始まりは、愛知県の一宮とも豊橋とも言われます。

モーニングを頼んだときの伝票

「喫茶代」の支出(2023〜2025年の平均)では、県庁所在市と政令指定都市の中で、名古屋市が1位、岐阜市が3位です。

チェーンの喫茶店にも、モーニングのある店があります。たとえばコメダ珈琲店では、開店から午前11時まで、飲み物を頼むと、トースト(山食パン)かローブパンが付きます(販売は店によって異なります)。添えるものは、ゆで玉子・たまごペースト・おぐらあん(甘く煮た小豆)から選べます。

コーヒーを頼んで待っていると、トーストとゆで玉子が席まで運ばれてくる。

愛知や岐阜に行ったら、ぜひ朝は喫茶店へ。何が付くかは店それぞれで、サラダが付いたり、目玉焼きが付いたり。それが楽しみなんです。ほかの地域なら、名古屋生まれのコメダで。おぐらあんを選んで、バターと一緒にトーストに塗る、あんバタートーストはぜひ試してほしい。甘いあんことバターが、絶妙。日本ならではの美味しさです

5 ひと休み ― Wi-Fiと電源は、店ごとに

旅の途中で、地図を開きたい。次の行き先を調べたい。東京なら、だれでも使えるWi-Fiは、カフェや駅などで見つかることが多いです。使えるWi-Fiやコンセントは店ごとに違い、たとえばタリーズでは「tullys_Wi-Fi」のステッカーが貼ってある店で使えます。

ステッカーを1枚見つければ、そこが次の予定を立てる場所になります。

まずは、これだけ

入ったら、レジに注文の列があるか、席へ案内されるかを見る。

レジで頼む店では、飲み物とサイズを選び、受け取りカウンターで受け取る。

「店内か、持ち帰りか」を聞かれたら、どちらで飲むかを答える。

席へ案内された店では、座ったまま頼める。

愛知や岐阜では、朝の喫茶店で「モーニング」を。