ファミレス|飲み物は自分で注いで、何杯でも

明るい店内に、テーブル席が並んでいます。子ども連れの家族がいて、一人でコーヒーを飲む人もいます。テーブルには注文用のタブレット。店の奥には、飲み物がずらりと並んだコーナー。日本のファミレス(ファミリーレストラン)です。

道ぞいにある、ファミレスの入口(ココス)。
道ぞいにある、ファミレスの入口(ココス)。
テーブル席とソファ席が並ぶ、ファミレスふうの店内。
テーブル席とソファ席が並ぶ、ファミレスふうの店内。
ドリンクバーのコーナー。ジュースや炭酸の機械、氷、コーヒーの機械、グラスとカップが1か所にそろう。たとえばココスでは、上に「COCO'S CAFE」の札が掛かっている。
ドリンクバーのコーナー。ジュースや炭酸の機械、氷、コーヒーの機械、グラスとカップが1か所にそろう。たとえばココスでは、上に「COCO’S CAFE」の札が掛かっている。

日本では「ファミレス」と呼ばれ、ガスト、サイゼリヤ、デニーズなど、日本各地で見かけるチェーンです。手ごろな値段で、料理が早く出てくることが多い店です。

見ておくのは、次の3つです。

・飲み物は「ドリンクバー」。料金を払えば、自分で何杯でも注げる

・料理は、テーブルのタブレットや、自分のスマートフォンで頼む店が多い

・子ども連れへの工夫や、ゆっくり過ごせる仕掛けは、店ごとに違う。そこを見比べるのも、たのしみの1つ

1 ドリンクバー ― 料金を払えば、何杯でも

グラスは下の段のかごに並んでいる。好きな飲み物の機械の下にグラスを置いて、ボタンを押して注ぐ(ココス)。
グラスは下の段のかごに並んでいる。好きな飲み物の機械の下にグラスを置いて、ボタンを押して注ぐ(ココス)。

ファミレスの飲み物といえば、「ドリンクバー」です。料金を払うと、コーナーに並んだ飲み物から好きなものを選んで、自分で何杯でも注げます。ドリンクバーを置いていない店もあります(たとえば、デニーズの一部の店)。

たとえばサイゼリヤでは、炭酸飲料や果汁飲料、ホットとアイスのコーヒー、ティーバッグの紅茶がそろっています(並ぶ飲み物は、店によって一部違います)。グラスやカップもコーナーにあります。

コーナーのミルクやガムシロップは、ドリンクバーを頼んだ人のためのもの、という店もあります(たとえばサイゼリヤ)。

ドリンクバーは、料理と一緒に頼むと、ドリンクバーだけを頼むより安くなる店があります(たとえば、サイゼリヤとデニーズ)。メニューのドリンクバーの欄で、見比べてみてください。

飲み物がほしくなるたびに、店の人を呼ばなくていい。食事のあとにコーヒー、そのあとにもう1杯。自分のペースで選べるのが、ドリンクバーのたのしみです。

水も、同じコーナーで

「水」の札がついた蛇口。水も、ドリンクバーと同じコーナーで自分でくむ(ココス)。
「水」の札がついた蛇口。水も、ドリンクバーと同じコーナーで自分でくむ(ココス)。

ファミレスには、水も、ドリンクバーと同じコーナーへ自分で取りに行く店があります。たとえばサイゼリヤでは、水はセルフサービスで、紙のおしぼりもドリンクカウンターに置いてあります。デニーズでも、「お冷」(水のこと)とおしぼりは、ドリンクバーのコーナーにあります。

席で待たなくても、のどがかわいたら、すぐに自分で取りに行けます。

メニューのドリンクバーの欄。たとえばココスでは、料理やデザートと一緒に頼むと、ドリンクバーだけより安くなる。
メニューのドリンクバーの欄。たとえばココスでは、料理やデザートと一緒に頼むと、ドリンクバーだけより安くなる。

2 料理の注文 ― タブレットか、自分のスマートフォンで

たとえばココスの注文タブレット。画面を英語に切り替えられる。店の人を呼ぶ「Call Staff」のボタンも、同じ画面にある。
たとえばココスの注文タブレット。画面を英語に切り替えられる。店の人を呼ぶ「Call Staff」のボタンも、同じ画面にある。

料理は、席で頼みます。ファミレスでは、テーブルのタブレットや、QRコードで頼む店が多くあります。たとえばガストなどのすかいらーくグループでは、主なブランドの全店に注文用の端末があり、好きなときに頼めます。

サイゼリヤでは、テーブルのQRコードを自分のスマートフォンで読み取ると、注文の画面が開きます。一緒にいる人がそれぞれ自分のスマートフォンから頼んでも、会計は1枚の伝票にまとまります。

デニーズでは、メニューの5桁の番号をタブレットに入れて注文できます。デニーズのメニューは、どの料理にも写真が付いていて、いくつかの言語のメニューも用意されています。

写真で選んで、番号を打つ。それだけで、料理の名前を読めなくても、声に出さなくても頼めます。

口で頼みたいときは、店の人を呼びます。たとえばサイゼリヤでは、テーブルのベルを鳴らします。

番号を打って頼む画面。たとえばココスでは、メニューに載っている3けたの番号を打つ。
番号を打って頼む画面。たとえばココスでは、メニューに載っている3けたの番号を打つ。
ファミレスで頼める料理の一例。ハンバーグ、ご飯、サラダに、みそ汁がつく。
ファミレスで頼める料理の一例。ハンバーグ、ご飯、サラダに、みそ汁がつく。

3 子ども連れで ― 店ごとの工夫を見比べる

ファミレスは、子どもを念頭に作られた店です。おもちゃやぬりえ、キャラクターのメニューといった、ちょっとしたおまけがある店も多くあります。

たとえばガストには、子ども用のいすやおむつ交換台があり(一部の店を除く)、子ども向けのセットを頼むと、カプセルトイを回すコインがもらえます。

子ども用のドリンクバーがある店もあります(たとえばデニーズ)。

どんな工夫があるかは、会社ごとに違います。行く前に店のサイトを見比べておけば、子どもと一緒に、行く店を選ぶたのしみが増えます。

食べられないものがあるとき

タブレットのアレルギーの案内(英語の画面)。たとえばココスでは、アレルギーの情報をQRコードから見られる。どこまで対応できるかも、先に画面で確かめられる。
タブレットのアレルギーの案内(英語の画面)。たとえばココスでは、アレルギーの情報をQRコードから見られる。どこまで対応できるかも、先に画面で確かめられる。

日本では、レストランの料理には、アレルギーの原因になる物を表示する義務がありません。そのなかで、アレルギーの情報を自分から公開しているファミレスの会社もあります(たとえば、すかいらーくグループやデニーズ)。ただし、すかいらーくグループのアレルギー情報には、ドリンクバーの飲み物は入っていません。ドリンクの注ぎ口も、共有です。飲み物も含めて、利用する店で確かめてみてください。行く前に、その会社の情報を見ておくこともできます。

食べられないものの伝え方は、「食べられない物を伝えるカード」の記事のテーマです。

4 ゆっくり過ごす ― 一人でも、みんなでも

ドリンクバーのコーヒーを席に持ってきて、ひと息。
ドリンクバーのコーヒーを席に持ってきて、ひと息。

旅の途中で、スマートフォンの充電が切れそう。少し座って、次の予定も確かめたい。デニーズなら全店にコンセントがあり、ガストなら全店で店の「Free Wi-Fi」が使えます。ドリンクバーがある店なら、飲み物を足しながら、ひと休みできます。

私は、よくファミリーレストランで仕事をします。この日は、最初にオレンジジュース、2杯目はホットコーヒー。冷たいものから温かいものに替えるときなんかは、グラスをカップに交換してOKです

サイゼリヤは、一人での気軽な食事も、「みんなで選んで、みんなで分ける」食べ方も、どちらもすすめています。料理を取り分ける小皿も用意されています。

いろいろな料理を少しずつ頼んで分ければ、一度の食事で、たくさんの味を試せます。

5 会計と、夜遅く

会計の仕方は、店によって違います。レジのほかに、セルフレジや、席で払える店もあります(たとえば、すかいらーくグループ)。サイゼリヤでは、帰るときに、注文に使った画面の「会計する」を押して、「お支払いへ進む」に進みます。わからなければ、店の人に聞いてみましょう。

デニーズは、朝早くから夜遅くまで開いています。夜遅い時間には、深夜料金がかかる店もあります(たとえば、サイゼリヤやすかいらーくグループ)。

夜遅く入るときは、メニューに深夜料金の案内がないか見ておきましょう。

まずは、これだけ

飲み物は「ドリンクバー」。料金を払えば、自分で何杯でも。

水も、ドリンクバーのコーナーへ自分で取りに行く店がある。

料理はタブレットや自分のスマートフォンで。番号で頼める店なら、料理の名前が読めなくても頼める。

子ども連れへの工夫は、店ごとの違いを見比べる。