食事・お店の Q&A|入口を見て、迷ったら聞く

2026年10月時点の、公的機関や飲食店の会社の案内をもとにしています(医療の助言ではありません)。

まず、これだけ

次の4つは、答えが同じです。

・払うのは、先か、あとか

・カードが使えるか

・たばこが吸える店か

・靴を脱いで上がる店か

入る前に、入口を見る。

券売機があれば、先に券を買う店。カードのマークや「現金のみ」の字、たばこの標識も、入口に出ていることがあります。入る前に分かれば、店の前で、入るかどうかを落ち着いて決めやすくなります。

次の4つも、答えが同じです。

・頼んでいない小皿が出てきた

・会計に、知らない料金が載っている

・券売機で、押し間違えた

・メニューが読めない

食べる前・払う前に、店の人に聞く。

翻訳アプリの画面を見せるか、指させば、言葉に困っても店の人に聞けます。

店を選ぶとき・入る前

予約は要る? 予約なしなら、並ぶ?

ふだんの食事の店の多くは、予約なしで入れます。

ファストフードやファミレス、ラーメン店のような気軽な店は、たいてい予約を受けず、来た順に席へ案内します。入口に順番待ちの紙があれば、名前と人数を書いて待つと、呼ばれます。回転寿司には、アプリで順番を取っておける店もあります。

予約を考えるのは、人気の店やコース料理の店です。予約は、旅の中で楽しみにしている1軒のために。

→「レストランの予約|電話ができなくても、取り方は3つある」/「回転寿司|タブレットで頼むと、皿が席まで走ってくる」

一人で入っても大丈夫?

はい。一人で入る人がよくいる店は、いろいろあります。

たとえば、ラーメン店や牛丼店、定食の店です。券売機の店なら、券を買って、渡して、待つだけ。定食も丼も1人前がそろって届くので、だれかと料理を分ける必要もありません。一人での気軽な食事をすすめているファミレスもあります。

一人旅の日の食事にも、気がねなく使えます。

→「日本の外食は、入口で分かる|見るのは3つだけ」/「定食屋・丼の店|おかずを選べば、お盆1つで届く」

子ども連れで入れる?

ファミレスは、子ども連れが入りやすい店です。子ども用のいすや、子ども向けのセットがある店もあります。子ども向けのサービスは、店によって違います。

入口に「喫煙可能店」の標識がある店には、20歳未満の人は、たばこを吸わなくても入れません。標識は入口などに出ているので、喫煙可能店かどうかは、入る前に分かります。

行く前に店のサイトを見比べておけば、子どもと一緒に、行く店を選ぶたのしみが増えます。

→「ファミレス|飲み物は自分で注いで、何杯でも」/「日本の外食は、入口で分かる」

店の中で、たばこは吸える? 煙が心配なときは?

日本の飲食店は、原則として屋内禁煙です。

たばこが吸える店は、入口などに決まった標識を出します。「喫煙可能店」は、店の中全体でたばこが吸える店という意味です。

煙が苦手な人も、吸いたい人も、入る前に分かります。

→「日本の外食は、入口で分かる」

現金は要る? カードは使える?

店によって違います。

使えるカードや電子マネーは、入口やレジにマークで出ていることがあります。「現金のみ」(現金だけ)と字で書いてある店もあります。地方では、現金しか使えない店もまだ多くあります。券売機にも、現金だけの機械と、カードが使える機械があります。

カードで払いたいときは、入口やレジの表示を見て、見当たらなければ、入るときにカードを見せて店の人に確かめます。現金も少し持って歩きます。

→「日本の外食は、入口で分かる」/「券売機の店|先に券を買って、あとは待つだけ」

靴を脱ぐ店がある? 床に座るのがつらいときは?

靴を脱いで上がる店もあります。

靴を入れる棚が用意されていることが多く、スリッパを出されることもあります。まわりの人にならえば迷いません。

和食の店などで、床に座る席がつらいときは、椅子の席を用意してもらえるか、店の人に相談できます。当日は急に用意できないこともあるので、予約のときに確かめておきます。

→「日本の外食は、入口で分かる」

頼むとき

券売機の店は、どう頼む? お札が入らない・押し間違えたら?

座る前に、券売機で券を買います。

1万円札や5千円札が入らない機械もあるので、千円札を何枚かと小銭を持っておくと、困りにくくなります。「おつり」のボタンを押さないと、おつりが出てこない機械もあります。

使えるお札がないときや、押し間違えたと気づいたときは、食べる前に、券売機や券を指さして、店の人に聞いてみましょう。

日本語をひと言も話さずに、注文と支払いが終わる店です。

→「券売機の店」

回転寿司は、どういうしくみ?

大手チェーンの回転寿司では、席のタブレットで頼むと、皿がレーンに乗って、自分の席まで届きます。

値段は、メニューで見てから頼めます。回っている皿を取って食べられる店もあります。

頼んだお寿司が、目の前まで走ってくる。回転寿司ならではの、ちょっとしたたのしみです。

→「回転寿司」

メニューが日本語だけ。どう頼む? 外国語のメニューと値段の表示が違うのはなぜ?

店先にサンプルがあれば、指さして注文できます。

券売機やタブレットには、英語などに切り替えられるものがあります。写真と番号で選べるメニューの店もあります。読めないときは、翻訳アプリを使うか、メニューを指さして店の人に聞いてみましょう。

外国語のメニューと日本語のメニューで、値段の表示が違って見えることがあります。外国語のメニューは、ドルなどほかの通貨で書いてあるだけかもしれません。外国の人に人気の料理をセットにして、外国語のメニューを作っている場合もあります。

日本語のメニューにあるものも頼めるので、店の人に確かめてみましょう。

→「日本の外食は、入口で分かる」/「ファミレス」

タブレットやQRコードで頼む店は? 店の人は、どう呼ぶ?

テーブルのタブレットや、QRコードを自分のスマートフォンで読んで頼む店が増えました。こうした画面は、多言語で写真つきのものが多くあります。まず、画面に言語のボタンがないか探してみましょう。

店の人を呼ぶときは、「すみません」と声をかけるか、テーブルの呼び出しボタンを押します。

画面で頼む店なら、話さずに注文できます。

→「日本の外食は、入口で分かる」/「ファミレス」

ファミレスの「ドリンクバー」って?

料金を払うと、並んだ飲み物から好きなものを選んで、自分で何杯でも注げるしくみです。水も、同じコーナーへ自分で取りに行く店があります。

飲み物がほしくなるたびに、店の人を呼ばなくていい。自分のペースで選べるのが、ドリンクバーのたのしみです。

→「ファミレス」

カフェは、先にレジ? 先に席?

入ったら、見るのは2つです。

レジの前に注文の列があれば、先にレジで頼んで、カウンターで受け取る店。店の人が席へ案内してくれれば、注文は席でします。

どちらの型か分かれば、あとで迷うのは、何を飲むかだけです。

→「カフェ・喫茶店|先にレジか、先に席か」

飲み放題は、全員が頼むの?

店の決まりによります。

飲み放題は、決まった時間のあいだ、専用のメニューから好きなだけ飲める頼み方です。気になる飲み物を、あれこれ試せます。

全員が頼むことを決まりにしている店もあります。焼肉店の焼肉きんぐでは、飲み放題はグループ全員が頼んだときだけ。同じ店では、ソフトドリンクの飲み放題と、お酒も入った飲み放題を、組み合わせて頼めます(一部の店では、内容が異なる場合があります)。

頼む前に、時間と決まりをメニューで見ておけば、会計で驚かずにすみます。

→「居酒屋|頼む前に、ひと皿やってくることがある」

1人1品、頼まないとだめ? 料理を分けて食べてもいい?

店の型で違います。

居酒屋や気軽な店では、グループで行くと、料理をみんなで取り分けるのがふつうです。一人ずつ自分の分を頼む店もあります。定食や丼は、1人前がそろって届く料理です。みんなで選んで分ける食べ方をすすめ、取り分ける小皿を用意しているファミレスもあります。

焼肉や鍋、コース料理は、メニューに「1人前」の値段が書いてあっても、2人前からしか頼めないことがあります。メニューの写真も、数人前の料理であることが多いようです。

いろいろな料理を少しずつ頼んで分ければ、一度の食事で、たくさんの味を試せます。

→「居酒屋」/「定食屋・丼の店」/「ファミレス」

食べられない物(アレルギー・菜食・豚肉・お酒)を、どう伝える?

日本語で書いたカードを、1枚見せます。

日本では、レストランの料理には、アレルギーの原因になる物を表示する義務がありません。注文を受ける人と料理を作る人も、別の人であることが多くあります。日本語が話せなくても、カードが日本語で伝えてくれます。

「ベジタリアン」と言うだけでは、伝わりきらないかもしれません。食べられない物の名前を1つずつ、だしやみりんのように見た目では分からない材料まで書いておきます。

カードは、食べられるかどうかを店の人と確かめるための道具です。見せるだけで、安全が保証されるわけではありません。

アレルギーのある人には、国や府が作った、絵で伝えるシートもあります。消費者庁は、食べられるかどうかの判断は、最終的に店ではなく自分または家族がしましょう、と書いています。外食では、原因になる食べ物が意図せず混ざることを完全に防ぐことは困難です。外食の利用は慎重に判断し、医師の指導に従うことが大切、ともあります。

豚肉やお酒を口にしない人も、同じ形のカードを作っておく手があります。

→「食べられない物を伝えるカード(アレルギー・菜食・ハラール)|言うより、1枚見せる」

食べているとき

頼んでいない小皿が出てきた。お金がかかる?

かかることがあります。

居酒屋で、注文する前に出てくる小皿は「お通し」です。会計のときに料金がかかることがあります。席料(テーブルチャージ)のようなものです。気になったら、受け取るときに店の人に聞いてみましょう。

何が出てくるかは、座ってからのお楽しみです。

→「居酒屋」

水やお茶は、ただ?

頼まずに出てくる水は、ふつうは無料です。

頼んだお茶や水が有料の店もあります。有料なら、メニューに書いてあるはずです。

回転寿司には、席で自分でお茶を入れて飲める店があります。ファミレスには、水をドリンクバーのコーナーへ自分で取りに行く店もあります。のどがかわいたら、すぐに自分で取りに行けます。

→「日本の外食は、入口で分かる」/「回転寿司」/「ファミレス」

知らずに失礼にならない? 箸が苦手でも?

知っておきたいのは、箸の2つです。

とくに避けたいと言われているのは、ご飯に箸を立てること、箸から箸へ食べ物を渡すことです。

和食では、器を口のほうへ持ち上げて食べるよう勧められています。顔を器に近づけるのではなく、器を手に取って口へ。回転寿司では、一度取った皿はレーンに戻しません。

箸が苦手なら、多くの店で、頼めばフォークやスプーンを出してもらえます。

→「定食屋・丼の店」/「回転寿司」

ラーメンは、すすっていい? スープは? 食べたら、すぐ出る?

すすってかまいません。

麺をすするのはまったく失礼ではなく、箸で麺を食べやすくなると感じる人も多い、と日本政府観光局は書いています。音を立てるためではなく、麺を口に吸い込むつもりで。

スープは、全部飲んでも、器を口へ持ち上げてもかまいません。麺と具を食べて、スープを少し残しても、「食べ終わった」ことになります。

ラーメン店は、食べ終わってから長くいる店ではありません。外に列があれば、なおさらです。話しながら食べるのは、かまいません。

→「券売機の店」

残したら失礼? 持ち帰れる?

料理は、できるだけ食べきるのが作法とされています。瓶から注ぎ合う席の飲み物は、残してもかまいません。空のグラスは、注ぎ足す合図。もう要らなければ、グラスを満たしたまま置いておきます。

食べ残しを持ち帰れるかは、店の判断です。認める店が増える一方で、衛生上の理由で認めない店もあります。持ち帰りたいときは、店の人に聞いてみます。

量を選べる店なら、はじめから食べきれる量を選べます。丼の店の「小盛」や「ミニ」も、その1つです。

→「定食屋・丼の店」

払うとき

払うのは先? あと? レジ? テーブル?

店の型で決まります。

券売機の店は、券を買った時点で支払いが済んでいます。カフェには、先にレジで頼む店があります。席へ案内される店は、食べ終わってから。伝票を持ってレジで払う店も、テーブルで払う店もあります。回転寿司やファミレスには、タブレットや画面から会計を始める店もあります。

入口を見れば、どう注文して、いつ払う店なのかが、入る前に見えてきます。

→「日本の外食は、入口で分かる」

チップは要る?

要りません。日本の飲食店には、チップを渡す習慣はありません。

気持ちを伝えたいときは、チップの代わりに「ありがとうございました」と笑顔でひと言。

→「日本の外食は、入口で分かる」

別々に払える?

店によって違います。

グループで来たときは、会計をまとめてするようお願いしている店もあります。ファミレスには、それぞれが自分のスマートフォンから頼んでも、会計が1枚の伝票にまとまる店もあります。

別々に払いたいときは、店の人に聞いてみます。

→「居酒屋」/「ファミレス」

会計に、知らない料金が載っている

払う前に、店の人に聞きます。

お通し代や席料、サービス料かもしれません。夜遅い時間に、深夜料金などの追加の料金がかかる店もあります。個室を使ったときは、とくに夕食どきに、別の料金がかかることもあります。

お通しを知っていれば、レシートに「お通し」の行を見つけても、あわてずにすみます。

→「居酒屋」/「ファミレス」

食べたあとで、カードが使えないと言われた

翻訳アプリの画面を見せて、店の人に相談できます。

地方では、現金しか使えない店もまだ多くあります。次からは、入口やレジの表示を見て、見当たらなければ、入るときにカードを見せて確かめておきます。

→「日本の外食は、入口で分かる」

困ったとき

予約を断られた。どうして?

予約については、本当にいっぱいだったのかもしれない、と国民生活センターの旅行者向けの相談窓口は答えています。

嫌な対応だと感じたときは、どこが嫌だったのかを店の責任者に伝えて、直してほしいと頼めます。

→「予約」

予約に遅れそう/行けなくなった

わかった時点で、店に連絡します。

電話がかけられないときは、店のSNSから連絡してみる手もあります。コースの予約では、店の決まりによっては、遅れると払ったお金が戻らないこともあります。

行けなくなったら、できるだけ早く取り消します。予約サイトで取ったなら、サイトの取り消しの決まりを見ます。料理の準備が整った当日に取り消すと、払ったお金を返してもらうのは、難しいことが多いでしょう。

たとえ直前でも、連絡があれば、店は空いた席にほかのお客さんを迎えられるかもしれません。

→「予約」

食べたあと、具合が悪くなった

救急車が必要なときは、119に電話します。

消防庁によると、緊急の病気やけがのときは、日本ではだれでも救急車を使えます。周りに日本語を話せる人がいれば、手伝いを頼みましょう。

アレルギーの症状が起きたときは、医療機関に相談します。その場で料理の材料を店に確かめておきましょう。病院で、原因を確かめるのに必要になることがあります。

日本政府観光局の「Japan Visitor Hotline」(050-3816-2787)は、24時間、英語・中国語・韓国語で、事故や病気などのときの相談に応じています。

自分の健康状態は、メモにまとめておくと便利です。食事のカードの裏にそのメモを書いておけば、1枚が、もしものときにも自分の代わりに話してくれます。

→「食べられない物を伝えるカード」

※店の使い方、支払いの方法、料金のしくみは、店によって違い、変わることがあります。実際に利用するときは、店の表示や店の人の案内を確かめてください。

参考にした公式情報(15件)

・日本政府観光局(JNTO):Japanese Food Etiquette Guide(英語)

・日本政府観光局(JNTO):Ramen(英語)

・日本政府観光局(JNTO):Japanese Customs and Etiquette(英語)

・日本政府観光局(JNTO):Japan Visitor Hotline(英語)

・焼肉きんぐ:ドリンク・飲み放題メニュー

・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:日本人向けのメニューと外国人向けのメニューの価格表示が違うようだ。なぜか

・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:レストランで食べきれなかった料理の残りを持ち帰りたいと店員に伝えたが、断られた

・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:1人分を頼んだつもりが2人分の料金を請求された

・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:お茶や個室の利用が有料だったが、あらかじめ知らされていなかった

・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:予約した和食料理店で案内された席が座敷席だった。椅子がないと困る。どうすればよいか

・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:レストランの食事が原因でアレルギー反応が出た。どうしたらよいか

・消費者庁:パンフレット(食物アレルギー消費者向け 令和8年7月)

・消費者庁:Food Labelling | CAA(英語)

・大阪府:アレルギーコミュニケーションシートについて

・消防庁:訪日外国人のための救急車利用ガイド

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