レストランの予約|電話ができなくても、取り方は3つある

夕方、小さな店の台所。今夜の予約に合わせて、その日の材料がそろえられていきます。小さな店のなかには、予約に合わせて材料を仕入れ、仕込む店があります。

日本では、ふだんの食事の店の多くは、予約なしで入れます。予約を考えるのは、旅の中で「この夜はここ」と決めた1軒です。日本語で電話ができなくても、予約を取る道はあります。

見ておくのは、次の3つです。

・ファストフードやファミレス、ラーメン店は、予約なしで、来た順に座れることが多い。予約を考えるのは、人気の店やコース料理の店

・取り方は3つ。予約サイトで取る/泊まっている宿のフロントに相談する/店に電話する

・取ったら、時間に合わせて行く。行けなくなったら、わかった時点で店に知らせる

1 予約が要る店、要らない店 ― ふだんの店は、来た順に座れる

ファストフードのチェーン、ファミリーレストラン、ラーメン店のような気軽な店は、たいてい予約を受けず、来た順に席へ案内します。

予約を受けない店の入口には、順番待ちの紙が置いてあることがあります。名前と人数を書いて、列に並ぶか、椅子があれば座って待ちます。席の用意ができたら、呼ばれます。

入口で店の型を見分ける考え方は、「日本の外食は、入口で分かる」の記事にもまとめています。アプリで順番を取っておける店の話は、「回転寿司」の記事にあります。

一方で、人気の観光地の中心部では、予約が要る店も多くあります。

店を探す入口に、日本政府観光局の「Restaurant Search」のページがあります。店を探せるサイトが、使える言語と一緒に並んでいて、そこから店の予約の決まりも確かめられます。

昼や軽い夕食は、歩いて見つけた店へ。予約は、旅の中で楽しみにしている1軒のために。

2 取り方は3つ ― 予約サイト、宿のフロント、電話

予約サイトで ― 外国語で予約できる店も多い

インターネットで予約を受け付けている店は多く、その場合、外国語に対応しているところも多くなっています。

日本語のサイトしかない小さな店や昔ながらの店でも、翻訳機能を使って、予約の方法を確かめられることもあります。

宿のフロントに相談する ― 電話の代わりに

ホテルなどに泊まっているなら、フロントで予約を手伝ってもらえることもあります。出かける前に、フロントで尋ねてみます。

ホテルのコンシェルジュや旅行会社が手伝える場合もあります。予約の手順に慣れた人たちなので、聞きたいことを代わりに店へ尋ねてもらえることもあります。

電話しかない店もある

予約を電話でしか受けない店もあります。日本語で話すのが不安なとき、電話がかけられないときは、上の2つの道、とくに宿のフロントへの相談を思い出してください。

日本語が話せなくても、予約への道は1本ではありません。

3 「予約する」を押す前に ― 決まりを読んでおく

コースで頼むか、席だけ取るか

予約には、席だけを取るものと、料理のコースまで決めて取るものがあります。

たとえばぐるなびでは、席だけの予約は前払いがなく、料理は店に着いてから頼みます。コースの予約は、ネットでコースを選んで、先に支払います。

予約サイトによっては、予約するだけで手数料がかかるものもあります。確定の前に、画面で金額を見ておきます。

いつまでなら、取り消せるか

旅の予定は、途中で変わることもあります。「予約する」を押す前に、いつまでなら無料で取り消せるか、キャンセル料はどうなっているかを見ておきます。予約サイトなら、キャンセルの決まりはサイトに書いてあることが多いので、そこを読んでおきます。電話で予約するときも、決まりの説明があれば、それが当てはまります。

ゆっくり食べたい夜、食べられない物がある人

席を使える時間が決まっている店もあります。2時間ほどのことが多く、ゆっくり食べたい夜は、予約のときに確かめておけます。飲み放題と時間の話は、「居酒屋」の記事にあります。

食べられない物がある人は、予約のときに伝えておけます。伝え方は、「食べられない物を伝えるカード」の記事にまとめています。

決まりを読んでから押せば、当日は、料理を待つだけです。

4 予約の時間 ― 料理は、その時間に合わせて用意される

コース料理を出す店などでは、予約の時間に合わせて料理ができたてで出るように用意され、その回のお客さん全員が同時に食事を始める店もあります。

そのため、コース料理の予約では、少しの遅れでも入店を断る店もあります。

日本の街は思ったより広く、移動には思った以上に時間がかかります。予約と予約のあいだは、ゆとりを持たせておきます。

それでも遅れそうなときは、わかった時点で店に連絡します。電話がかけられないときは、店のSNSから連絡してみる手もあります。コースの予約では、店の決まりによっては、遅れると払ったお金が戻らないこともあります。

時間どおりに着けば、最初の一皿から、その時間のために用意された料理を味わえます。

5 行けなくなったら ― わかった時点で、店に知らせる

国民生活センターは、日本では、予約は店が席をずっとキープしておく約束だ、と旅行者に説明しています。コース料理などは、前日から仕込みを始めることもあります。

行けなくなったら、できるだけ早く取り消します。予約に合わせて材料を用意する店、とくに小さな店や専門の店では、早く知らせれば、むだになる食べ物を減らせます。

取り消しのしかたは、たとえばぐるなびでは、取り消しの期限までに、予約の確認ページから取り消します。期限を過ぎるとサイトからは取り消せず、店へ行くことになります。行けないときは、店に直接連絡します。

たとえ直前でも、連絡があれば、店は空いた席にほかのお客さんを迎えられるかもしれません。

料理の準備が整った当日に取り消すと、払ったお金を返してもらうのは、難しいことが多いでしょう。決まりを先に読んでおけば、当日になってあわてずにすみます。

まずは、これだけ

ふだんの店は、予約なしで来た順に。予約は、楽しみにしている1軒のために。

取り方は3つ。予約サイト、宿のフロントに相談、店に電話。

「予約する」を押す前に、いつまでなら取り消せるかと、前払いかどうかを見る。

予約の時間に間に合うよう、移動にゆとりを持たせる。遅れそうなら、わかった時点で店に連絡する。

行けなくなったら、できるだけ早く取り消す。