カテゴリー: 高速道路・ETC

  • サービスエリアを楽しむ|休憩所ではなく、寄り道先

    日本の高速道路には、走りながら立ち寄れる休憩の場所が、一定の間隔で並んでいます。

    料金所を出なくても、そのまま入れます。

    トイレと自販機だけの場所もあれば、ここを目当てに来る人がいるほどの場所もあります。

    SAとPAは、どう違う?

    休憩の場所には、2つの呼び名があります。

    SA(サービスエリア) 大きめ。だいたい50kmごと。

    PA(パーキングエリア) 小さめ。だいたい15kmごと。

    どちらも目安で、この距離のとおりに並んでいるとは限りません。

    トイレは、PAにもあります。売店やガソリンスタンドは、PAにはないこともあります。トイレと自販機だけのPAも、実際にあります。

    サービスエリアに並ぶ飲み物の自販機

    SAでも、レストランやガソリンスタンドがないところがあります。

    だから、食事はSAを目当てに、ガソリンは高速道路に乗る前に一度見ておく。そうしておけば、お腹が空いたところにPAしかなくても、次まで気楽に走れます。

    小銭を少し持っておく

    フードコートの注文は、食券の機械か、カウンターです。

    食券の機械は、現金だけのものもあります。

    財布に日本円の小銭と小さい額のお札があれば、どの店でも迷わず頼めます。

    日本語が分からなくても、聞ける場所

    SAによっては、コンシェルジュ(案内係)がいます。

    翻訳ソフトの入ったタブレットで、外国から来た人の相談にも乗ってくれます。

    SAのこと、まわりの観光地のこと。困ったら、まずここです。

    ガソリンを入れるとき

    高速道路の上でガソリンが切れると、事故のもとになります。道路会社も、早めの給油を呼びかけています。

    油の種類を伝えるときは、この3つの言い方で足ります。

    【レギュラー】(regyuraa)

    【ハイオク】(haioku)

    【軽油】(keiyu)

    満タンにしてほしいときは【満タン】(mantan)です。

    借りた車にどれを入れるかは、車を受け取るときに聞いておきます。

    SAのトイレ

    トイレの入口の近くに、空いている個室の数を表示した画面があることも多いです。

    トイレットペーパーは、そのまま便器に流せます。

    SAで食べる、その土地の名物

    サービスエリアのフードコート。店のカウンターとテーブル席

    フードコートでは、その土地の名物も食べられます。静岡なら桜えびとしらすの丼、長野なら山賊焼、というように、県が変わると並ぶものも変わります。

    サービスエリアのからあげの店。味の人気ランキングが貼ってある

    海老名SA(下り線=東京から離れる向き)には、48時間で売った菓子パンの数でギネス世界記録に認定された、メロンパンの店があります。

    ほかのSAに何があるかは、寄ってみてのお楽しみです。

    サービスエリアのパンの売り場

    高速道路の上で、温泉に入る

    SAの中には、温泉やお風呂に入れるところもあります。

    諏訪湖SAがそのひとつで、上り線にも下り線にもあります。

    長く運転したあとに、湯につかってから、また走り出す。高速道路の途中に、そんな時間を入れることもできます。

    PAなのに、水族館と観覧車

    SAやPAには、高速道路を出ずに、隣の公園などへそのまま行ける場所があります。「ハイウェイオアシス」と呼ばれています。

    川島PAは、大きな公園とつながっていて、世界最大級の淡水魚の水族館「アクア・トトぎふ」があります。大観覧車が目印です。

    手ぶらで楽しめるバーベキューもあって、高速道路を降りないまま、ここで長い休憩がとれます。

    PAだから小さい、とは限りません。

    旅程に、SAを1つ書き足す

    地図で次のSAの名前を見つけたら、そこを休憩ではなく、行き先のひとつにしてみてください。

    ※SA・PAの施設、営業時間、支払い方法、サービスの内容は、場所によって異なります。立ち寄る前に、道路会社の案内で確認してください。

    参考にした公式情報(6件)

    —

  • 料金所の通り方と払い方|レーンの上の字を見て入る

    このサイトでは、旅の準備に役立つよう、道路会社や公的機関、レンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点)。料金や割引、料金所のしくみは変わることがあります。出発前にかならず、記事の終わりにある公式の案内と、予約する会社で最新の内容を確かめてください。

    高速道路の入口と出口には、料金所があります。

    いくつものレーンが並んでいて、それぞれの上に字が出ています。

    見るのは、その字だけです。

    料金所で見る字は3つ

    【ETC専用】 ETCカードを挿した車だけが通れます。

    【ETC/一般】 ETCカードがあってもなくても通れます。

    【一般】 ETCを使わない車が、券を取ったり、お金を払ったりするレーンです。

    【ETC】とだけ出ていたら、ETCカードを挿した車のレーンです。

    NEXCO中日本の説明図や、JNTO(日本政府観光局)の案内では、ETCは紫、一般は緑で描かれています。

    ただ、同じレーンでも、時間帯で【ETC専用】と【ETC/一般】が入れ替わることがあります。

    色で見当をつけて、字で決める。そう覚えておくと、手前で慌てません。

    ETCカードを挿しているなら

    【ETC専用】か【ETC/一般】に入ります。

    レーンに入る手前で、時速20km以下まで落とします。

    右前の表示器に【↑】が出たら、そのまま進めます。【STOP 停車】と出たら、バーの手前で止まります。

    【ETC/一般】では、前の車がお金を払うために止まることがあります。車間をあけて入ります。

    ゆっくり入れば、バーが開かなくても、その手前できれいに止まれます。

    ETCカードがないなら

    【一般】か【ETC/一般】に入ります。

    入口では、機械から「通行券」という券が出てきます。これを取ります。

    出口では、係員にこの券を渡すか、料金精算機に入れて払います。

    払えるのは日本円の現金か、クレジットカードです。クレジットカードが使えない料金所や、海外で作ったカードが通らないこともあるので、高速道路に乗る日は、日本円の現金を少し持っておきます。

    通行券は、出口まで折らず、濡らさず、決まった場所にしまっておきます。

    ETCでしか通れない出入口

    すべてのレーンが【ETC専用】になっている「ETC専用料金所」があります。

    高速道路の途中にある「スマートIC」も、ETCでしか使えない出入口です。

    スマートICでは、バーの手前でいったん止まります。止まってから通信が始まり、バーが開きます。開かなければ、レーンにあるボタンを押します。

    車の種類や時間帯で使えないスマートICや、閉まっていることもあります。そのときは、次のICを使えば済みます。

    ETCカードを借りておけば、こうした出入口も選べるようになります(借り方は「ETCカード」の記事で)。

    乗ったICの名前を控えておく

    出口の料金所で止まったときや、通行券をなくしたときは、どこのICから何時ごろ乗ったかを、出口の係員に聞かれます。

    乗る前に、地図アプリで乗るICの画面を撮っておきます。同乗者がいれば、ICの看板を撮ってもらうのも手です。

    読めなくても、それを見せれば伝わります。

    止まってしまったら

    バーが開かない、カードなしでETCのレーンに入った、通行券をなくした。そんなときの動き方は、「料金所で止まってしまったら」の記事にまとめました。

    ※料金所の設備、レーンの表示、スマートICの使える条件は、道路会社や料金所によって異なります。実際に利用するときは、現地の表示に従ってください。

    参考にした公式情報(5件)

    —

  • ETCカードと乗り放題パス|レンタカーを予約するとき、一緒に頼む

    このサイトでは、旅の準備に役立つよう、道路会社や公的機関、レンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点)。料金や割引、料金所のしくみは変わることがあります。出発前にかならず、記事の終わりにある公式の案内と、予約する会社で最新の内容を確かめてください。

    日本の高速道路の通行料を払うカードが、ETCカードです。

    旅行者にとっての答えは、ひとつです。

    レンタカーを予約するとき、ETCカードも一緒に頼んでおきます。

    ETCカードって、何をするもの?

    日本のレンタカーには、たいてい「ETC車載器」という機械が付いています。

    ここにETCカードを挿しておくと、料金所のETCのレーンを通るだけで、料金が記録されます。

    カードを挿したETC車載器

    止まってお金を出す必要はありません。通行料は、車を返すときに、お店でまとめて払います。

    ETCカードがなくても走れる?

    走れます。料金所の【一般】のレーンで、現金やクレジットカードで払えます。

    それでも頼む理由は、便利さだけではありません。ETCなら、土日・祝日の休日割引の対象になりえます。安さの話は、総合の記事で。

    ETCでしか通れない出入口も使えるようになります(「料金所の通り方と払い方」の記事で)。

    自分で作れる?

    日本のETCカードは、日本のクレジットカード会社などが出すカードです。旅行者は、自分で作るのではなく、レンタカー会社で借ります。

    日本のクレジットカード会社が出すETCカードの例

    自分のクレジットカードを車載器に挿しても、ETCとしては動きません。

    どうやって頼む?

    予約のときに、オプションとして頼みます。

    トヨタレンタカーとニッポンレンタカーは、訪日向けの英語の予約画面で、ETCカードを選べます。

    カードの枚数に限りがある会社もあるので、早めに頼むほど確実です。

    頼んだら、予約の内容にETCカードが入っているかを、もう一度見ておきます。

    いくらかかる?

    借りる料金は、たとえばニッポンレンタカーなら、7日以内で330円。日産レンタカーは1日220円で、1か月以内なら15日分が上限です。

    これとは別に、走った分の通行料がかかります。

    受け取ったら

    カードは、車に乗ったらすぐに挿します。車載器は、挿してから使えるようになるまで数秒かかるので、料金所の直前では間に合わないことがあります。

    車を離れるときにカードを抜いてよいかは、会社によって違います。抜いたら、走り出す前に同じカードを挿し直します。入口と出口で違うカードだと、出口のバーが開かないからです。

    ハンドルの下にあるETC車載器にカードを挿した所

    車載器は、ハンドルの下あたりにある車が多いですが、グローブボックスの中にある車もあります。出発前にスタッフに聞いておきましょう。レンタカー会社でカードも借りるなら、入れてもらえばOK。

    外国人旅行者向けの乗り放題パス

    行き先によっては、外国のパスポートを持つ人だけが使える、高速道路の乗り放題パスがあります。たとえば北海道の「Hokkaido Expressway Pass」、山陰・瀬戸内・四国の「San’in-Setouchi-Shikoku Expressway Pass」です。

    パスは、扱っているレンタカー会社で車とETCカードを借りて使います。お店ではパスポートを見せます。

    予約のときに聞くこと

    借りる会社に聞いておくことを、ここにまとめておきます。予約のときに一度で済みます。

    ETCカードを借りられるか。パスを使うなら、そのことも伝える(ほかの地域にパスがあるかも、ここで聞けます)

    借りたETCカードで、どの割引が効くか

    カードを途中で抜いてよいか

    返すとき、どのクレジットカードで払えるか

    予約画面で、ETCカードに印をひとつ

    それだけで、料金所で迷う場面がひとつ減ります。

    ※ETCカードの貸出の有無、料金、予約方法、通行料の精算方法は、レンタカー会社や店舗によって異なります。予約するときに、借りる会社の案内を確認してください。

    参考にした公式情報(6件)

    —

  • 日本の高速道路|料金の目安と、乗る前にこれだけ

    このサイトでは、旅の準備に役立つよう、道路会社や公的機関、レンタカー会社などの案内をもとにした情報を提供しています(2026年9月時点)。料金や割引、料金所のしくみは変わることがあります。出発前にかならず、記事の終わりにある公式の案内と、予約する会社で最新の内容を確かめてください。

    長い移動は高速道路で時間を買って、着いた先では下の道でゆっくり走る。

    そう分けると、景色のいい道や寄り道に使える時間が、たっぷり残ります。

    高速道路で知っておくのは、3つだけです。料金を払うETCカード、入るレーンを選ぶ料金所(通り方は「料金所の通り方と払い方」で)、そして寄り道先になるサービスエリア。

    まずは、高速料金がどれくらいかかるのか、見当をつけておきましょう。

    東京から京都まで、いくら?

    日本の高速道路は、ほとんどが有料です。例を2つ挙げます。どちらも普通車で、首都高などの都市高速を通らない道順です。

    東京IC → 京都東IC(約430km) 平日10,070円。渋滞がなければ4時間20分ほど。

    札幌北IC → 旭川鷹栖IC(北海道・約130km) 平日3,800円。1時間半ほど。

    北海道なら、自分でも見当をつけられます。ふつうの料金は、1kmあたり約25円に150円を足した額です(札幌の中心部など、例外もあります)。200kmなら、5,000円と少し。

    ほかの行き先は、道路会社の料金検索で、行く日を入れて調べます。料金は日付でも変わるからです。

    土日は、ETCで払うと安くなる

    同じ2つの例を、土曜日で調べ直すと、こうなります。

    平日土曜(現金など)土曜(ETC)
    東京IC → 京都東IC10,070円10,070円7,340円
    札幌北IC → 旭川鷹栖IC3,800円3,800円2,660円

    ETCには「休日割引」があります。土日と祝日は、地方の高速道路が3割引になります。東京や大阪の近くの区間、ゴールデンウィーク(4月末〜5月初めごろ)、お盆(8月中旬ごろ)、年末年始、3連休などは対象外です。

    割引は、入口の料金所をETCのレーンで通ったときのもの。だから、カードは乗る前に挿しておきます(「ETCカード」の記事で)。

    借りたカードでどの割引が効くかは、予約のときに聞いておきます(「ETCカード」の記事の「予約のときに聞くこと」で)。

    高速に乗るか、下の道で行くか

    東京から京都まで、高速道路なら4時間あまり。下の道だとどれだけ違うかは、地図アプリで道順を出すと比べられます。

    新千歳空港から函館までは約300km、知床までは約450km。北海道では、町から町への移動そのものが長くなります。

    高速道路の料金は、移動の時間を買うお金。そう考えると、どこで乗って、どこで降りるかが決めやすくなります。

    ※高速道路の料金、割引の条件は、道路や日時によって異なります。実際に利用するときは、道路会社の案内を確認してください。

    参考にした公式情報(6件)

    —