カテゴリー: 食事・お店

  • 定食屋・丼の店|おかずを選べば、お盆1つで届く

    昼どきの定食の店。席で少し待つと、お盆が1つ届きます。ご飯、みそ汁、焼き魚、小鉢、漬物。食べる分が、もう全部そろっています。

    定食のお盆を真上から。ご飯、みそ汁、から揚げとサラダなどのおかず、小鉢の漬物が、1つのお盆にのっている。
    定食のお盆を真上から。ご飯、みそ汁、から揚げとサラダなどのおかず、小鉢の漬物が、1つのお盆にのっている。

    定食屋は、ご飯とみそ汁に、おかずと漬物を組み合わせて、一度に出す1人前のセット「定食」の店です。丼の店(牛丼の店など)で出てくるのは、ご飯の上におかずをのせた一杯「丼」。定食ならお盆1つ、丼なら一杯で、自分の1人分がそろいます。

    見ておくのは、次の4つです。

    ・入口に券売機があれば、先に券を買う

    ・定食は、おかずを1つ選べば、ご飯もみそ汁も漬物も、お盆1つで届く

    ・丼は、「並盛」「大盛」などの字で、ご飯の量を選ぶ

    ・みそ汁が付くか、ご飯をおかわりできるかは、店ごとに違う。そこを見比べるのも、たのしみの1つ

    1 入ったら ― 先に券を買う店も

    定食の店や牛丼の店には、入口に券売機を置いて、先に券を買う店もあります。券売機の使い方は、「券売機の店」の記事で紹介しています。

    券売機が見当たらなければ、席に着いてから頼む店かもしれません。席のメニューや、店の人の案内を見てみましょう。メニューが読めなければ、翻訳アプリを使うか、メニューを指さして店の人に聞いてみましょう。

    牛丼の店の注文タブレット。英語の画面で料理を選べる

    定食の店や牛丼の店は、日本でも一人で入る人がよくいる店です。定食も丼も、1人前がそろって届きます。一人で食べるなら、だれかと料理を分ける必要もありません。

    すき家の注文タブレット。最初の画面で、日本語・English・中文・한국어の中から言語を選べる。
    すき家の注文タブレット。最初の画面で、日本語・English・中文・한국어の中から言語を選べる。

    2 定食を頼む ― おかずを1つ選べば、ひと通りそろう

    「とんかつ定食」「生姜焼き定食」のように、定食はおかずの名前で選びます。

    食べたいおかずを1つ選ぶだけで、ご飯も汁も漬物も、一緒に届きます。

    和食をひと通り味わうなら、昼は定食を。

    3 丼の店で頼む ― ご飯の量は、字で選ぶ

    牛丼に、生卵、みそ汁、お茶を添えて、お盆で届いたところ(すき家)。
    牛丼に、生卵、みそ汁、お茶を添えて、お盆で届いたところ(すき家)。

    牛丼の店では、ご飯の量を選んで頼みます。メニューや券売機で見比べる字は、「並盛」「大盛」「特盛」など。量の段の数や呼び名は、店によって違います。

    松屋では、牛丼を「牛めし」と呼びます。メニューや券売機では、この字を探してください。

    定食のご飯の量を選べる店もあります。たとえば松屋では、定食とライスセットのご飯を、小盛・並盛・大盛・特盛から、同じ値段で選べます。

    少なめにしたい日は「小盛」や「ミニ」、たくさん食べたい日は「大盛」や「特盛」。おなかのすき具合に合わせて、食べきれる量を選べます。

    牛丼に付けた生卵は、殻のまま小鉢で届く
    生卵を自分で割って、別の小鉢に
    牛丼の上に生卵をのせたところ

    みそ汁は、付く店も、足す店も

    定食には、みそ汁が付きます。丼の店では、みそ汁が付いてくる店も、別に頼む店も、セットで足す店もあります。

    丼にみそ汁を合わせたいときは、メニューの「みそ汁」の字や、セットの欄を探してみてください。

    4 お盆が届いたら ― 左手前は、ご飯の場所

    洋食屋の定食のお盆。左手前にご飯、右手前に汁、奥にステーキの鉄板とサラダ、手前に小鉢が並ぶ。
    洋食屋の定食のお盆。左手前にご飯、右手前に汁、奥にステーキの鉄板とサラダ、手前に小鉢が並ぶ。

    お盆が届いたら、器の並びを見てみてください。左手前にご飯、右手前に汁、おかずはその奥です。

    5 おかわり ― 最後の1膳は、だし茶漬けで

    とんかつの店のメニューにある「お替わり自由」の案内。ご飯、豚汁、キャベツ、お新香(漬物)の4つをおかわりできる。
    とんかつの店のメニューにある「お替わり自由」の案内。ご飯、豚汁、キャベツ、お新香(漬物)の4つをおかわりできる。

    ご飯のおかわりができる店もあります。たとえばやよい軒では、定食のご飯は、おかわり自由です(丼は対象外)。

    おかわりは、店の中の「おかわり処」へ、自分で取りに行きます。お茶碗を「おかわりロボ」にセットしてボタンを押すと、ご飯が盛られます。好きな量を選んで、おかわりできます。

    だしをご飯にかけて、食事を締める食べ方もあります。1膳目は白いご飯で、最後の1膳はだし茶漬けで。同じ定食で、2つの味が楽しめます。

    6 払うとき ― 券を買った店なら、もう済んでいる

    すき家の伝票。品名、数量、金額、合計が1枚の紙に印字されている。
    すき家の伝票。品名、数量、金額、合計が1枚の紙に印字されている。

    入口の券売機で券を買った店なら、支払いは、券を買ったときに済んでいます。

    券売機の無い店の払い方は、店によって違います。分からなければ、店の人に聞いてみましょう。席へ案内される店の払い方は、「日本の外食は、入口で分かる」の記事でも紹介しています。

    カードが使えるかも、店によって違います。たとえばすき家では、クレジットカードを扱っていない店も一部にあります。カードで払うつもりの日は、頼む前に、店の人に聞いてみましょう。

    すき家のセルフ会計機。支払い方法を選ぶ画面に、クレジットカード、QRバーコード、電子マネー、現金が出ている。
    すき家のセルフ会計機。支払い方法を選ぶ画面に、クレジットカード、QRバーコード、電子マネー、現金が出ている。

    まずは、これだけ

    入口に券売機があれば、先に券を買う。

    定食は、おかずを1つ選べば、ご飯・みそ汁・漬物がそろって届く。

    丼は「並盛」「大盛」などの字で、食べきれる量を選ぶ。

    お盆の左手前がご飯、右手前が汁。

    みそ汁が付くか、おかわりできるかは、店ごとの違いを見比べる。

    参考にした公式情報(13件)

    ・日本政府観光局(JNTO):Dining in Japan(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Japanese Food Etiquette Guide(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Slurp your noodles at ICHIRAN Ramen(英語)

    ・農林水産省:子どもに伝えたい! 和食の「型」と献立づくり

    ・やよい軒:やよい軒 おかわり処

    ・大戸屋:毎日定食(池袋東口店メニュー)

    ・吉野家:牛丼

    ・吉野家:みそ汁

    ・松屋:牛めし

    ・松屋:生姜焼き定食

    ・すき家:牛丼

    ・すき家:SUKIYA(英語)

    ・すき家:よくあるご質問/お問い合わせ

    —

  • 居酒屋|頼む前に、ひと皿やってくることがある

    仕事帰りの人たちでにぎわう店。小皿の料理がいろいろ並び、ビールも、ソフトドリンクもそろっています。日本の居酒屋です。

    夜の居酒屋の入口。のれんと看板が出ていて、「営業中」の灯りがついている。
    夜の居酒屋の入口。のれんと看板が出ていて、「営業中」の灯りがついている。

    居酒屋では、席に着いて何も頼まないうちに、小さな料理がひと皿出てくることがあります。「お通し」です。

    知らずに行くと驚くかもしれません。知っていれば、これも居酒屋のたのしみの1つです。見ておくのは、次の3つです。

    ・座ると出てくることがある小皿「お通し」は、席料の代わりのひと皿

    ・料理はみんなで取り分けて、少しずつ頼み足す

    ・飲み物には「飲み放題」という頼み方もある

    1 お通し ― 席料の代わりに、ひと皿つくことも

    席に着いてすぐ、頼む前に卓に置かれたお通し。小鉢のポテトサラダと、おしぼり、箸。
    席に着いてすぐ、頼む前に卓に置かれたお通し。小鉢のポテトサラダと、おしぼり、箸。

    居酒屋では、席に着いて注文する前に、小皿の料理が出されることがあります。これが「お通し」です。

    お通しには、会計のときに料金がかかることがあります。席料(テーブルチャージ)のようなものです。席料があるときは、メニューや店の掲示に書かれていることが多いです。

    頼んでいない料理が出てきて、その分をあとで払うことがある。初めてだと少し不思議ですが、日本の居酒屋の文化の1つです。

    頼んだ覚えのない料理が来て気になったら、受け取るときに店の人に聞いてみましょう。

    席料の代わりにひと皿つく、と考えると、見え方が変わります。最初に頼んだ料理が届くまでのあいだ、お通しをつまみながら待てます。

    お通しの料金は、小さな料理と席料をいっしょにした位置づけの店も多い、と私は感じています。どちらにしても、テーブルチャージの意味合いですね。先日入った店では、伝票に「おとおし」が250円で書かれていて、その伝票をレジに持っていって払いました

    何が出るかは、座ってからのお楽しみ

    中身は、店が決めます。枝豆や漬物、ポテトサラダのような簡単なものもあれば、手のこんだひと皿が出てくることもあります。

    自分では選べないひと皿だからこそ、何が来るかを待つのがたのしみです。何軒か回るなら、店ごとのお通しを見比べるのも、たのしみ方の1つです。

    お通しがうまい店は、何を食べてもうまい! 仲間うちでも、みんな納得の説です。だから最初のひと皿が、いつも楽しみなんです

    食べられないものは、座ったらすぐに

    お通しは、席に着くとすぐに出てくることが多い料理です。アレルギーなど、食べられないものがあるときは、座ったらすぐ、店の人に伝えましょう。

    2 料理 ― みんなで取り分けて、少しずつ頼み足す

    刺身の盛り合わせ。数種類の魚が、わさびとにんじんの飾りといっしょに、1皿にのっている。
    刺身の盛り合わせ。数種類の魚が、わさびとにんじんの飾りといっしょに、1皿にのっている。

    居酒屋の料理は、みんなで分けて食べるものが中心です。料理が届くと、一人ずつに「取り皿」という小さな皿が配られます。真ん中の皿から、自分の分を取り皿に取って食べます。

    グループなら、何品か頼んで、夜が進むにつれて頼み足していくのがふつうです。テーブルに並んだ量を見ながら足していけば、頼みすぎずにすみます。

    よく見かけるのは、刺身の盛り合わせ、焼き鳥、唐揚げ、焼き魚、豆腐、焼きそば、枝豆など。魚や肉が得意な店、その土地の料理を出す店もあります。寒い季節には、テーブルで煮る鍋を出す店も多くなります。

    お酒を飲まない人の飲み物もあります。ウーロン茶や、日本の子どもに人気のメロンソーダなどです。

    店の人を呼ぶときは、テーブルの呼び出しボタンを押すか、「すみません」と声をかけます。

    みんなの飲み物がそろったら、「かんぱい」。みんなで乾杯してから飲み始めることが多いです。

    だし巻き卵。4切れに切ってあり、ガリ(甘酢しょうが)が添えられている。
    だし巻き卵。4切れに切ってあり、ガリ(甘酢しょうが)が添えられている。
    野菜のかき揚げ風の揚げ物。マヨネーズ風のソースが添えられている。
    野菜のかき揚げ風の揚げ物。マヨネーズ風のソースが添えられている。

    3 飲み放題 ― 時間の中なら、何杯でも

    居酒屋では、「飲み放題」という頼み方をよく見かけます。決まった時間のあいだ、専用のメニューから好きなだけ飲める頼み方です。時間は1〜2時間のことが多いです。

    専用のメニューの中なら、何杯頼んでも同じ値段。気になる飲み物を、あれこれ試してみるのにも向いています。

    頼む前に目を通したいのは、時間と、専用のメニューです。最後の注文(ラストオーダー)が、終わりより少し前の店もあります。専用のメニューにない飲み物を頼むと、別の料金がかかります。

    お酒を頼めるのは、20歳から。日本では18歳で成人になりますが、お酒は20歳になってからです。お酒を出す店では、年齢を確かめられることがあります。

    20歳未満の人も、お酒を飲まない人も、ソフトドリンクで一緒に乾杯できます。

    混む夜は、飲み放題を頼まなくても、席を使える時間が決まっている店があります。2時間まで、という店もあります。

    時間が来たら、次の店へ。お通しの見比べも、そこで続きます。

    4 会計 ― レシートの「お通し」も、もう驚かない

    繁華街の一部では、道で声をかけて店へ連れて行こうとする人(客引き)がいます。客引きにはついて行かず、自分で選んだ店に入りましょう。東京の警視庁は、居酒屋などへの客引きが高い料金の店へ案内することがあるとして、ついて行かないよう呼びかけています。

    自分で選んだ店なら、メニューで値段や席料を見ながら、落ち着いて頼めます。

    食べ終わったら、レジへ。グループで来たときは、会計をまとめてするようお願いしている店もあります。

    明細に知らない料金があったら、お通し代や席料、サービス料かもしれません。店によっては、夜遅い時間に追加の料金がかかることもあります。

    分からない料金は、払う前に聞きましょう。翻訳アプリの画面を見せれば、言葉に困っても店の人に聞けます。

    お通しを知っていれば、レシートに「お通し」の行を見つけても、あわてずにすみます。

    手書きのお会計票。この店では、「おとおし」の行に250円と書かれている。生ビール900円など、合計2,450円。席を立つとき、これをレジに持っていって払う。
    手書きのお会計票。この店では、「おとおし」の行に250円と書かれている。生ビール900円など、合計2,450円。席を立つとき、これをレジに持っていって払う。

    まずは、これだけ

    お通しが出てきたら、席料の代わりの最初のひと皿。何が出るかは、お楽しみ。

    食べられないものがあれば、座ったらすぐ伝える。

    料理はみんなで取り分けて、少しずつ頼み足す。

    飲み放題は、時間と専用のメニューを先に見る。

    客引きにはついて行かず、店は自分で選ぶ。

    分からない料金は、払う前に、翻訳アプリの画面を見せて店の人に聞く。

    参考にした公式情報(11件)

    ・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:思いもよらない“お通し代”を請求された

    ・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:居酒屋で「飲み放題」を注文したはずなのに、追加料金を請求された

    ・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:レストランで思いもよらぬ高額な請求を受けた

    ・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:ぼったくりの被害にあわないために、知っておくべきポイントはなんですか。

    ・日本政府観光局(JNTO):Izakaya Dining Guide(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Japanese Customs and Etiquette(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Entertainment and Nightlife(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Drinking the Japanese Way(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Etiquette(英語・カナダ向け)

    ・国税庁:20歳未満の者の飲酒防止の推進

    ・警視庁:悪質、迷惑な客引き

    —

  • 回転寿司|タブレットで頼むと、皿が席まで走ってくる

    席に着くと、目の前にはお寿司のレーン。手元には、注文用のタブレット。

    席から見たレーン。握りの皿が流れてきて、皿の柄と値段の表も見える。
    席から見たレーン。握りの皿が流れてきて、皿の柄と値段の表も見える。

    日本の回転寿司の大手チェーンでは、席のタブレット(タッチパネル)で注文します。

    店の人と話さなくても、食べたいものが食べられます。流れは3つだけです。

    ・メニューで値段を見て、タブレットで選ぶ

    ・注文した皿が、レーンに乗って自分の席まで届く

    ・食べ終えたら、会計へ。画面やボタンから始める店もあります

    1 入口 ― 受付は、機械かアプリで

    入口に受付の機械を置いている店があります。

    くら寿司では、入口の機械で受付をすると、席の番号が書かれた紙が出てきます。店の人の案内を待たずに、自分でその席へ向かいます。

    混む時間帯には、チェーンの公式アプリで順番を取っておける店もあります。電話では席の予約を受けていないチェーンもあるので、並びたくないときはアプリを見てみましょう。

    2 タブレットで注文 ― 値段は、メニューに書いてある

    席に着いたら、タブレットを手に取ります。

    英語などに切り替えられるタブレットがあります。まず、画面に言語のボタンがないか探してみましょう。

    見つからないときは、スマートフォンの翻訳アプリで画面を読むこともできます。

    メニューには、値段が書いてあります。

    皿の色で値段が分かる店もあります。

    皿の柄と値段の表と、席の前のレーン

    同じチェーンでも、店によって値段が違うことがあります。

    頼む前に値段が分かるので、会計のときに驚かずにすみます。

    はま寿司では、注文のタッチパネルでアレルギーの情報も見られます。

    タブレットの無い店もあります。そうした店では、メニューを見て、注文を紙に書いて板前さんに渡すか、口で頼みます。

    紙に注文を書いて板前さんに渡す

    メニューが日本語だけで分からなければ、見た目でおいしそうな、おすすめのセットを頼むのもアリ。おいしい店のおすすめが並んだセットは、間違いなくおいしいです。日本人でも、迷ったらそうします(富山の「番やのすし」で)

    回転寿司のメニュー。三種盛りの握りが写真つきで並び、それぞれに値段(税込)がついている。
    回転寿司のメニュー。三種盛りの握りが写真つきで並び、それぞれに値段(税込)がついている。
    皿の色や柄が違う握り。皿によって、色も柄もいろいろ。
    皿の色や柄が違う握り。皿によって、色も柄もいろいろ。

    3 皿が、自分の席まで走ってくる

    注文すると、しばらくして、その皿がレーンに乗って自分の席までやってきます。

    頼んだお寿司が、目の前まで走ってくる。回転寿司ならではの、ちょっとしたたのしみです。

    届き方は店によって違います。席の横の専用のレーンで来ることもあれば、回るレーンの上の器に乗って来ることもあります。

    スシローの一部の店には、大きな画面(デジロー)があります。画面の中をお寿司が流れていて、それをタップして頼みます。頼んだお寿司は、テーブルごとの専用のレーンで届きます。

    回っている皿と、レーンのまわり

    レーンを回っている皿を、そのまま取って食べられる店もあります。

    レーンの皿に手をのばす

    回っている皿は、取る前によく見て選ぶのがコツです。一度取った皿は、レーンに戻しません。レーンに寄りかかったり、スマートフォンなどの物を置いたりもしないようにします。

    写真を撮るなら、ほかのお客さんや店の人が写らない角度で。

    迷ったら、タブレットから頼めば、自分の席まで届きます。

    4 わさび・しょうゆ・お茶 ― 自分の好みで

    わさび

    わさびを入れずにお寿司を出す店があります。辛いものが苦手な人も、そのまま食べられます。

    わさびがほしいときは、自分でのせます。スシローでは、レーンを回ってくるわさびを自由に使えます。

    しょうゆ

    小皿のしょうゆにつけるなら、ネタ(上にのった魚など)の側を少しだけ。ご飯の側をつけると、しょうゆがしみてしょっぱくなり、ご飯も崩れやすくなります。

    ネタの側をしょうゆにつける

    お寿司に直接たらすなら、かけすぎに気をつけて、少しずつ。

    すしにしょうゆをたらす

    ネタの側につけるのは少し難しいけど、ご飯の側よりおいしいです。富山の「番やのすし」は、しょうゆのボトルが1滴ずつ出せて安心でした

    お茶

    席に、粉のお茶とお湯の出る口が備え付けてある店もあります。

    そうした店では、席のお茶は、自分で入れて飲めます。

    湯のみに粉茶を入れる
    席のお湯の出る口でお茶を入れる
    お湯を注いで、お茶ができたところ

    5 食べ終えたら ― 皿でゲーム、そして会計

    食べ終えた皿を、テーブルの投入口に入れる店もあります。

    くら寿司では、皿を5枚入れるごとに1回、「ビッくらポン」というゲームが遊べます。当たると、景品の入ったカプセルが出てきます。中身は、開けてみてのお楽しみです。当たらないこともあります。

    スシローのデジローのある店では、注文した金額に応じてゲームのゲージがたまり、いっぱいになるとゲームが楽しめます。

    会計も、画面やボタンから始める店があります。スシローでは、会計はタブレットから。くら寿司では、食べた皿の枚数を機械が自動で数えていて、会計ボタンを押せば、店の人を通さずに支払えます。

    食べ終わって重ねた皿

    使えるお金は、チェーンや店によって違います。カードが使えない店もあるので、現金も少し持っておくと困りません。

    食べ終えた皿の山。
    食べ終えた皿の山。

    まずは、これだけ

    注文はタブレットで。まず言語のボタンを探す。

    値段はメニューで見てから頼む。

    頼んだ皿は、レーンで席まで届く。

    取った皿は、レーンに戻さない。

    しょうゆは、ネタの側に少し。

    現金も少し持っておく。

    迷ったら、翻訳アプリの画面を見せて、店の人に聞く。

    参考にした公式情報(12件)

    ・あきんどスシロー:英語トップ(多言語タッチパネル・支払い)

    ・あきんどスシロー:How to Enjoy SUSHIRO(英語・PDF)

    ・あきんどスシロー:よくある質問

    ・あきんどスシロー:デジロー

    ・くら寿司:はじめてのご利用ガイド

    ・くら寿司:楽しみ方ガイド

    ・くら寿司:ビッくらポン!

    ・くら寿司:店内での撮影およびSNS投稿について

    ・くら寿司:メニュー

    ・はま寿司:よくあるご質問

    ・はま寿司:メニュー

    ・かっぱ寿司:メニュー

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  • 券売機の店|先に券を買って、あとは待つだけ

    ラーメン店に入ったら、店の人より先に、機械が待っていた。

    駅の中にある立ち食いきしめんの店の入口。ドアの横に、券売機が2台並んでいる。
    駅の中にある立ち食いきしめんの店の入口。ドアの横に、券売機が2台並んでいる。

    日本では、ラーメン・そば・牛丼系のチェーンなどで、入口の近くに券売機(食券の自動販売機)を置いている店がよくあります。

    自分の国に食券のしくみがなく、はじめは戸惑う旅行者もいます。でも、流れは3つだけです。

    ・席に着く前に、券売機で券を買う

    ・券を店の人に渡すか、持ったまま待つ

    ・食べ終えたら、レジに寄らずに店を出る(支払いはもう済んでいます)

    ボタンが読めなくても、出口はあります。

    1 入ったら、座る前に券売機へ

    券売機の店では、まず券を買います。席に着くのは、そのあとです。

    店の人に「初めに食券をお買い求めください」(はじめに食券を買ってください)と言われることもあります。

    駅の立ち食いそば・うどんの店や、定食の店の一部でも、先に券を買うことがあります。

    2 お金とボタン ― 順番は、機械しだい

    券売機の正面。画面に「販売中」と出ていて、ICカードのマークや、紙幣・硬貨の投入口がある。
    券売機の正面。画面に「販売中」と出ていて、ICカードのマークや、紙幣・硬貨の投入口がある。

    押しボタンの機械では、先にお金を入れてから、料理のボタンを押します。

    画面にさわって選ぶタッチパネルの機械では、順番が逆のこともあります。料理を選んでから、最後に支払います。

    お札と小銭

    1万円札や5千円札が入らない機械もあります。

    だから、千円札を何枚かと、10円玉以上の小銭を持っておくと、券売機の前で困りにくくなります。

    使えるお札が手元にないときは、券売機を指さして、店の人に聞いてみましょう。

    現金か、カードか

    現金だけの券売機もあれば、カードやスマートフォンの決済が使える券売機もあります。店によって違います。

    カードで払いたいときは、券売機の画面や、機械に貼られた表示を見て確かめましょう。分からなければ、カードを見せて店の人に聞いてみましょう。

    おつりと「返却」

    何枚か続けて買える機械では、「おつり」(お釣り)のボタンを押さないと、おつりが出てこないものもあります。券を取ったら、おつりが出てきたかも見ておきましょう。

    お金を入れたあとでやめたいときは、「返却」(お金を返す)と書かれたボタンやレバーを探します。

    3 ボタンが読めない・押し間違えたとき

    画面にさわるタイプの機械には、英語・韓国語・中国語などに切り替えられるものがあります。まず、画面に言語のボタンがないか探してみましょう。

    料理の写真を大きく出している機械もあります。トッピングやサイドメニューは、小さめのボタンに並んでいることがあります。

    ボタンが日本語だけで読めないときは、スマートフォンの翻訳アプリを使うか、券売機を指さして店の人に聞いてみましょう。

    押し間違えたと気づいたときも、食べる前に、券を見せて店の人に聞いてみましょう。

    券売機の料理のボタン。料理の写真・名前・値段(円)が並び、トッピングや麺の大盛のボタンもある(2026年10月時点)。
    券売機の料理のボタン。料理の写真・名前・値段(円)が並び、トッピングや麺の大盛のボタンもある(2026年10月時点)。

    4 券を買ったら ― 渡すか、持って待つか

    券の扱いは、店によって違います。

    店の人に渡す。 券を店の人に渡して、席で待てば、料理が運ばれてきます。

    券を持ったまま、番号を待つ。 券を買った時点で注文が入り、券に番号がついている店もあります。席で待ち、料理ができるとカウンターの上の画面に自分の番号が出るので、券を持ってカウンターへ取りに行きます。

    どちらの店か分からないときは、まわりの人のやり方をまねるか、店の表示に従いましょう。

    5 席に着いたら ― 好みを選べる店も

    券売機で買うのは、料理まで。細かい好みは、席で選べる店もあります。

    たとえばラーメンの一蘭では、席でオーダー用紙に、麺のかたさやスープの脂の量などを書き込んで、自分好みの一杯にできます。用紙は英語・韓国語・中国語にも対応しています。

    一蘭では、替玉(麺だけのおかわり)がほしくなったら、替玉のプレートを呼び出しボタンの上に置くだけで、店の人が取りに来てくれます。

    ひと言も話さずに、おかわりまでできる。券売機の店らしい、ちょっとしたたのしみです。

    6 食べ終えたら

    券で買った料理の支払いは、券を買ったときに済んでいます。レジに寄らずに、そのまま店を出られます。

    食器を自分で「返却口」(食器を返す場所)へ返す店もあります。まわりの人が器を運んでいたら、それにならいます。

    まずは、これだけ

    座る前に、券を買う。

    千円札と小銭を持っておく。

    読めなければ、翻訳アプリか、指さして店の人に聞く。

    券をどうするか分からなければ、表示か、まわりの人を見る。

    ※使えるお金や券の渡し方は、店によって違います。迷ったら、店の表示か店の人に確かめてください。

    参考にした公式情報(13件)

    ・日本政府観光局(JNTO):Ramen(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Dining Out in Japan(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Local Street Food Favorites(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Slurp your noodles at ICHIRAN Ramen(英語)

    ・東京都産業労働局:飲食・宿泊・小売のためのインバウンド対応ガイドブック(令和6年3月・PDF)

    ・松屋フーズ:券売機の使い方(日英中韓・PDF)

    ・松屋フーズ:食事の注文方法(日英中韓・PDF)

    ・一蘭:オーダー用紙(コラム)

    ・一蘭:替玉注文システム(コラム)

    ・一蘭:渋谷店(支払い方法)

    ・株式会社Fujitaka:券売機 FK-ADⅡS(千円札対応機)

    ・グローリー株式会社:券職人 製品仕様一覧

    ・グローリー株式会社:タッチパネル式券売機 VT-T20M

    —

  • 日本の外食は、入口で分かる|見るのは3つだけ

    日本で外食するとき、メニューが読めるかどうかより先に、役に立つことがあります。

    店の入口を、ひと目見ることです。

    入口には、その店の使い方の手がかりが出ています。見るのは、次の3つです。

    ・入口に、券売機があるか

    ・店先に、料理の見本(食品サンプル)が並んでいるか

    ・入ると「いらっしゃいませ」と声がかかり、席へ案内されるか

    これが分かると、どう注文して、いつ払う店なのかが、入る前に見えてきます。

    1 入口に券売機 ― 注文も支払いも、そこで済む

    ラーメン店や牛丼店では、入口の近くに券売機(食券の自動販売機)が置かれていることがよくあります。

    使い方は、お金を入れて、料理や飲み物のボタンを押すだけ。おつりと、出てきた券を受け取ります。その券を店の人に渡して、席で待てば、料理が運ばれてきます。

    つまり、日本語をひと言も話さずに、注文と支払いが終わる店です。

    ラーメン店のなかには、券売機ではなく、店の人に口頭で頼む店もあります。

    ラーメン店や牛丼店は、日本でも一人で入る人がよくいる店です。券売機の店なら、券を買って、渡して、待つだけ。一人旅の日の食事にも、気がねなく使えます。

    ボタンが日本語だけで読めないときは、スマートフォンの翻訳アプリを使うか、券売機を指さして店の人に聞いてみましょう。お札の入れ方やボタンの探し方は、「券売機の店」の記事で紹介しています。

    2 店先にサンプル ― 何の店で、いくらくらいか

    店先のショーケースに、料理そっくりの見本が並んでいる店があります。これが食品サンプルです。

    サンプルを見れば、どんな料理が、どれくらいの値段で出てくるかが、店に入る前に分かることが多いです。

    メニューが日本語だけでも、あわてなくて大丈夫です。サンプルを指さして注文できます。店の中で言葉が通じなければ、いったん外へ出て、サンプルを指さして伝えるという手もあります。

    食品サンプルは、大正の終わりから昭和のはじめに、日本で生まれたとされています。

    並んでいるものは、店ごとに違います。通りを歩きながら見比べるのも、日本の外食のたのしみの1つです。

    3 「いらっしゃいませ」と席へ ― 注文は席で、支払いは最後に

    入ると「いらっしゃいませ」(ようこそ、の意味)と声がかかり、人数を聞かれて、席へ案内される店もあります。人数を聞く言葉は、たとえば「何名様ですか」(何人ですか)です。

    こうした店では、入口で少し待てば、店の人が席まで案内してくれます。

    席に着くと、まず水やお茶が出てくることがよくあります。頼まずに出てくる水は、ふつうは無料です。

    注文は、席で。店の人を「すみません」と呼ぶか、テーブルに呼び出しボタンがあれば押します。

    最近は、テーブルのタブレットや、QRコードを自分のスマートフォンで読んで注文する店も増えました。こうした画面は、多言語で写真つきのものが多く、ここでも話さずに注文できます。

    支払いは、食べ終わってから。伝票を持って出口の近くのレジで払う店もあれば、テーブルで払う店もあります。

    居酒屋は、最初にひと皿

    この型の中でも、居酒屋には、ちょっとした特徴があります。

    注文する前に、小皿の料理が出てくることがあります。「お通し」と呼ばれ、会計のときに料金がかかることがあります。席料(テーブルチャージ)のようなものです。

    何が出てくるかは、座ってからのお楽しみです。

    居酒屋や気軽な店では、グループで行くと、料理をみんなで取り分けるのがふつうです。一人ずつ自分の分を頼む店もあります。

    居酒屋の楽しみ方は、「居酒屋」の記事で紹介しています。

    まずは、この3つだけ

    券売機があれば、先に買う。

    サンプルがあれば、指さして伝えられる。

    席へ案内されたら、注文は席で、支払いは最後に。

    この3つを知っていれば、店の前で、入るかどうかを落ち着いて決めやすくなります。

    入口には、ほかにも手がかりが

    3つの目印のほかにも、入口で分かることがあります。

    使えるカードや電子マネーは、店の入口やレジにマークで出ていることがあります。「現金のみ」(現金だけ)や「各種カード使えます」(いろいろなカードが使えます)と、字で書いてある店もあります。マークを出していない店もあるので、カードで払いたいときは、まず入口やレジの表示を見て、見当たらなければ入るときにカードを見せて店の人に確かめておくと、食べ終わってから困りません。

    地方では、現金しか使えない店も多くあります。現金も少し持って歩きます。いちばん安心なのは入る前に確かめておくことですが、もし食べたあとでカードが使えないと分かったら、翻訳アプリの画面を見せて、店の人に相談できます。

    たばこは、日本の飲食店では原則として屋内禁煙です。たばこが吸える店は、入口などに決められた標識を出すことになっています。「喫煙可能店」は、店の中全体でたばこが吸える店という意味です。20歳未満の人は、たばこを吸わなくても入れません。煙が苦手な人も、吸いたい人も、家族で旅している人も、入る前に分かります。

    靴を脱いで上がる店もあります。靴を入れる棚が用意されていることが多いので、まわりの人にならえば迷いません。

    どの店でも同じこと

    日本の飲食店では、チップを渡す習慣はありません。

    気持ちを伝えたいときは、チップの代わりに「ありがとうございました」と笑顔でひと言。

    店ごとの使い方は、次の記事から順番に紹介します。

    ※店の使い方、支払いの方法、料金のしくみは、店によって異なります。実際に利用するときは、店の表示や店の人の案内を確かめてください。

    参考にした公式情報(7件)

    ・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:思いもよらない“お通し代”を請求された

    ・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:レストランに入ったら、注文していないのにコップに入った水が出て来た。代金を請求されるのか

    ・国民生活センター 訪日観光客消費者ホットライン:レストランで食事をした後の会計時にカードが使えないと言われた。現金が足りない。どうすればよいか

    ・厚生労働省:受動喫煙対策の標識の一覧

    ・日本政府観光局(JNTO):Ramen(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Cashless Payments in Japan(英語)

    ・日本政府観光局(JNTO):Japanese Customs and Etiquette(英語)

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